あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

うどん食う数がふえる桔梗かな   あきオジ

2011-06-25 06:01:16 | 日記
片倉城址です。

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釣人の情のこはさよ夕しぐれ  蕪村

老が恋わすれんとすればしぐれかな  蕪村

(言葉遊びの極致ですね。「言葉遊び」を堂々と言いだすと厭味だろうし、「生真面目」が美徳の時代には「遊び」などと言ったら失礼だと思いますが、それが大切なのですね。きっとそうだと思います。窮屈なことなどまっぴらです。芸道を求める人もいれば、境涯を描きたい人もいるでしょう。でも、私は気楽な楽しみで十分です。)

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いつのまに桔梗の季節がまよいこみ  あきオジ

(この年になって花を追いかけて一年を過ごすことはけっこう「楽しめる」ことを知りました。自転車旅行も楽しそうだし、山野草も面白そう、何でもその気になれば楽しめることはいろいろあるのですね。)
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朝顔や母の子鼻が懐かしき  あきオジ

2011-06-25 05:18:15 | 日記
片倉城址の小さな池です。
反対側の池では野鳥を狙っているカメラマンが朝から待ち構えています。

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怒にかつとして夢であつたか  井泉水

我顔寄せてこれぞいまはの母の顔  井泉水

(母の臨終を素材にした句を作る心境はどのようなものでしょうか。でも俳人の資質を飛躍させる機会でもあるような気がします。)

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山頭火や放哉から師匠にあたる井泉水にたどり着きました。偶然なのですが「馴れですね」放哉や山頭火の俳句に馴れたのでルーツとなる俳句に馴れてきたのですね。
これから、「ぼちぼち」なれていきましょう。

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猛暑なりもろキュウそえしうどんかな  あきオジ

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