あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

バッドマンコミック辺りが住みやすし  あきオジ

2011-06-20 20:41:09 | 日記
青梅バス停の猫です。

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さしきぬを足でぬぐ夜や朧月  蕪村

(意味深で曰くがありそうなそうでないような。そんな思わせぶりが楽しい句ですね。深読みしたり、善意のファンになってしまったら、何もみえなくなりますね。)

紫陽草や帷子時の薄浅黄  蕪村

(気が聞いていて美しいですね。蕪村は蕪村なのだということで比較させてくれない雰囲気がありますが、いかにも俳句の世界という気がしますね。でも、案外そんなことで伝統が守られ、命をつなげているのかもしれませんね。9

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菖蒲園血を押し出すごとき花が咲き  あきオジ

2011-06-20 20:34:35 | 日記
吹上菖蒲園です。

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サイダーの泡立ちて消ゆ夏の月  山頭火

水音遠くなり近くなつて離れない  山頭火

(山頭火には水を扱った句が多いですね。我が身に重ねるのにいい素材なのかもしれませんね。それにして技巧的なことが目に付くと厭味かもしれませんね。)

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花菖蒲ちからまかせの緑かな  あきオジ

2011-06-20 20:27:34 | 日記
吹上菖蒲園です。
今が見頃ですね。

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大空の真つただ中やけふの月  子規

のどかさや千住曲れば野が見ゆる  子規

(感心するような句でもないような気がしますが、素人だから分からないのだ。などと言われそうなので黙っています。句集には「何これ」と思う句も相当数ありますが、それを言わないことにしています。「いつかわかるのだから・・・」でも、そんなことしていたら、みんなじいさんになってしまいますね。そんな思いでいる人もけっこういるかもしれませんね。)


どりゃ降りで猫も並びし停留所  あきオジ

2011-06-20 06:04:47 | 日記
青梅のバス停です。
いつも出かけると
写真を撮りますが
壊されたり
汚されていないので
ほっとしています。

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不二ひとつうづみのこして若葉哉  蕪村

絶頂の城たのもしき若葉哉  蕪村

(画人だからというほめ言葉もないのでしょうが、絵画的構図が気になる句ですね。しっかりした絵がらが好きです。)

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「やれやれ」と窓をしめきる朝になり あきオジ

2011-06-20 05:56:47 | 日記
吹上菖蒲園(東青梅駅から歩いて15分)

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旅に病んで夢は枯野をかけ廻る  芭蕉

しら梅に明る夜ばかりとなりにけり  芭蕉

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素人は素人の楽しみ方があるのでしょう。
気楽に我がままに
技法など気にしない。
季語だけはちょっとだけ意識して・・・
それもいいかもしれないし
けっこうそれで満足しています。

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里人の消息知らせるたち葵  あきオジ

2011-06-20 05:48:33 | 日記
青梅のたちあおい
吹上菖蒲園の休憩所に咲いていました。
赤が映えますね。

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木がらしや東京の日のありどころ  龍之介

竹林や夜寒のみちの右ひだり  龍之介

木がらしや目刺にのこる海のいろ  龍之介

(いい句ですね。鋭角的な視点が龍之介の魅力なのでしょうね。)

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青梅線初夏をつなぎ通り抜け  あきオジ   

2011-06-20 05:39:19 | 日記
東青梅駅前の踏切です。

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ものうさは日の照りながら野分哉  子規

病床の我に露ちる思ひあり  子規

(今のところ、子規の句は響くものがありません。そのうち、なるほどと思える句に出会うかもしれません。子規の句は趣向の面白さもありますし、きっと情上手なのでしょう。だから、伝わって来ないのかもしれません。)

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花菖蒲大雨予報を気にもせず  あきオジ

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