あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

紫陽花の玉に納まる五重の塔  あきオジ

2012-06-24 06:06:05 | 日記
高幡不動の五重の塔です。

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写真一枚と一句という組み合わせでいこうと思っています。
でも、ことのほか難しいですね。

そういえば「フォト5.7.5」というNHKの番組消えてしまいましたね。
視聴率が伸びなかったのでしょうかね。
頑張っているわりには展開が淋しかったような記憶があります。

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荒海や佐渡に横たふ天の河   芭蕉

(計算づくのスケールの大きさ。それが芭蕉であるのですが、格調の高さが疲れます。「俳句はため息」のようなものだと思っている私には「なるほど」「さすが」で言葉が終わってしまいます。一茶のそこまで言うかね。という感想とは違っていますね。

雨ふりて山きらめきの光りあり  あきオジ

2012-06-23 05:13:13 | 日記
潮満ち切つてなくはひぐらし  放哉

朝顔の白が咲きつづくわりなし  放哉

海のあけくれのなんにもない部屋  放哉

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喬太郎聞きつつ見舞い書くごとく  あきオジ

雨ふりを間抜けな気分で眺めおり  あきオジ

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花禄の「天狗裁き」を聞きながら俳句を考えていたのですが
落語は俳句を作ろうと思うときには気分が乗りませんね。

落語は飛躍が大胆だし、省略も巧みですね。
一気に話が展開するし
聞き手がだいたい了解している台詞は飛ばしてしまう。
日本人でなければ理解不要な芸能ですね。

花禄の話芸は、実に巧みですし、表現も優れています。
これで知的な表現さや
巧みなさばきかたが気にならず
座っているだけでほっとした雰囲気があればよろしいのですが

そうなるには時間がかかりそうな芸人ですね。

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喬太郎は脂が乗っている。
話題と表現の工夫は、一番新鮮

市馬は名人のまっしぐら
雰囲気が上品でいいですね。

権太楼は落語家らしい落語家になる。
パワフルでことばの愛らしさは天性のものなのでしょうかね。

そんな気がしています。
楽しみはこれからです。

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何もかもなくなる覚悟の露をおき  あきオジ

2012-06-23 05:06:46 | 日記
隠棲生活に対する憧れがありますね。
この世のことをあれこれ評論したり
肯定したり
出世したり

それもいいけど
いっそのこと
「関係ない」というのもありますね。

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五月雨や色紙へぎたる壁の跡  芭蕉

雲の峰幾つ崩れて月の山  芭蕉

暑き日を海に入れたり最上川  芭蕉

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濁流にかわる多摩川どこにゆく  あきオジ

鉄橋をわたる多摩川おそろしき  あきオジ

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紫陽花を納めて塔の聳えたち  あきオジ

2012-06-23 04:51:07 | 日記
今日は大学の公開講座を聞きに行きます。
暇つぶしです。
これもそろそろやめましょうかね。
知識は天国の入り口で何の役にも立ちませんからね。

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大門や涼がてらの草むしり  一茶

名月や芒に座する居酒呑  一茶

塔の影莚かすりてなく蛙  一茶

(少々疲れているようです。それにちょっと寝不足です。いい句が浮かびません。)

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「市馬」聞き雨を忘れるひとりもの  あきオジ

退屈もカビ臭くなり梅雨つづく  あきオジ

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ありがたい頑固おやじの居場所消え  あきオジ

2012-06-22 05:57:36 | 日記
坊さんのいる風景は絵になるような気がしますが
そんな坊さんは今でもいるのでしょうか。

私の知っている坊さんは
絢爛豪華な法衣をつけ
高級車を乗りまわし
飲み歩き
それを当然と思いこみ
しっかり覚え込んだ格調高い「教義」を再現できる。
そんな人ばかりです。

こんなことを思うのです。
そんな坊さんを「まあ、まあ」と奉り
すべて承知で持ちあげている。
そんな年寄りが一枚上なのかもしれません。

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秋風や谷向ふ行影法師  一茶

とうふ屋と酒屋の間を冬籠  一茶

雪ちらちら一天に雲なかりけり  一茶

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言い訳は天気予報に準備され  あきオジ

雲流れスカイツリーを気にける  あきオジ

小学生傘と一緒に引きづられ  あきオジ

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西の空だまっていきたいわけもなく  あきオジ

2012-06-22 05:46:28 | 日記
高幡不動の五重の塔です。
紫陽花と組み合わせて写真を撮りました。
いかにもカメラマンが構想する絵柄
そんな気もしますが、
それはそれ
それでいいじゃないか。

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中なかにひとりあればぞ月を友 蕪村

山の端や海を離るる月も今 蕪村

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多摩川は定めも知らず流れゆき  あきオジ

体重を気にしてサイダー一気飲み  あきオジ

あることもないことも知る天の川  あきオジ

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紫陽花を絵にする日々を数えたり  あきオジ

2012-06-22 05:37:33 | 日記
高幡不動の紫陽花です。
見頃ですね。
雨に紫陽花
日本人ですね。
「しみじみ」があるのでしょうか。
出かけたくなります。

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髪生えて容顔青し五月雨  芭蕉

五月雨の空吹き落せ大井川  芭蕉

(芭蕉の句では異色の豪快な句で、お気に入りです。あれこれ句集をめぐって、自分のお気に入りを探すのも年寄りの贅沢ですね。)

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あちらでは「野わき」語る船の中  あきオジ

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羽折り脱ぐ粋なしぐさも江戸前で  あきオジ

2012-06-21 05:26:30 | 日記
今日は仕事があるので、朝からばたばたしています。
そろそろ辞めたいのですが
背広を着る機会がなくなると
服装までも引退した気分になりそうです。


油断すると社会と離れた存在になりそうです。
でも、それも贅沢なことなのですね。

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逃げ回る人生もあるのですね。
いつ逮捕されるか分からない恐怖の日々
そんな人もいるのですね。
形は違っていても、人は怯える存在なのかもしれませんね。

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肩へかけると活つ手拭  武玉川

(格調高い俳句も楽しいですが、気楽に世相を言葉にした川柳は洒落てますね。)

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一つ脱いで後に負ひぬ衣がへ  芭蕉

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子が大事あれこれ騒ぐ親見える  あきオジ

何もないカレンダーを確かめる  あきオジ

山頭火藁屋の里山歩きけり  あきオジ

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大川に相撲甚句を浮かべる夜  あきオジ

2012-06-21 05:07:05 | 日記
今日は台風一過の爽快な
そうはいかないようです。

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霰ふりやむ大地のでこぼこ  放哉

にくい顔思ひ出し石ころをける  放哉

(こんな句に出会うとほっとしますね。)

ただ風ばかり吹く日の雑念  放哉

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水たまり気にせず歩く黒き犬  あきオジ

紫陽花を背にして歌う数え唄  あきオジ

どうしても句にしてみたい紫陽花山  あきオジ

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権太楼聞いて寝入る梅雨つづき  あきオジ

2012-06-21 04:51:29 | 日記
高幡不動の紫陽花の写真を撮りに出かけました。
老人が出ていますね。
年々名所の雰囲気が出てきました。

最近、ホームに在院している人たちが介護の人に引率されて花を楽しむ風景に出合いますね。
そこまで余裕が生まれたのですね。

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空をみてためらいもなく蒲団ほす  あきオジ

青空はこんなことか梅雨晴れ間  あきオジ

どこまでも紫陽花山をのぼる人  あきオジ

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夏草や兵どもが夢の跡  芭蕉

五月雨を集めてはやし最上川  芭蕉

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