
三が日も過ぎて出遅れたが、京都へ初詣に行った。
北野天満宮は子どもが幼かった頃に、私も夫も着物を着て初詣にでかけたことがある。
私たちも若くて気合が入ってたんやね。
子どもたちも大きくなり、社会に出てしまえば、成績なんてナンボのもん。
学問の神さんのお守りも要らんようになり、家内安全だけをお祈りした。


2mくらいの大絵馬


梅の名所の北野天満宮↑の北門を出て少し行くと、桜の紋の平野神社↑



桜の頃にまた、来よう。今は、十月桜がひっそりと咲いている。

平野神社を出たところで、昼食をとり、衣笠の道をテクテクと2kmほど、立命館大学の横を通って、臨済宗大雲山竜安寺へ。

方丈に座って心を澄ませてじーっと石庭を眺めれば、何か宇宙的なもの、哲学的な啓示を受けるかといえば、そんなこともなく、ただ、どうやったら、カッコよく写真の構図が決まるか、世俗的なことしか頭に沸いてこなくて…


あとで、しおりを読んだら、このつくばいは禅問答みたいになっているのだそうだ。
水をためておくところが「口」という字で、転地左右の漢字を扁や旁にして、それぞれ「口」を付ける。
『吾れ 唯だ 足るを知る』←訂正しました。

石庭正面の塀の向こうの枝垂桜が咲く頃は、色彩的に艶やかな庭になるんだろう。
今は黄色味を帯びた塀が唯一の色合い。

竜安寺のホームページを見たら、21年1月5日から屋根修理のため約1ヶ月間拝観停止のようだ。かろうじてセーフだった。
出町柳までのバスに乗りたくて北野白梅町まで徒歩で戻り、合計6kmほど歩いた。
それにしても、今年のお正月は天気がパッとしなくて、今日も少し晴れ間が出たものの、どんよりだった。
これで、ようやく、明日から通常の日々が始まってゆっくりできるかと言えば、そんなこともなく、1週間何かとスケジュールが詰まっている。
ああ、1日ボーっとしてたいよ。