江戸時代の旅の日記などから資料を拾って検証。
お伊勢参りや富士講などで、江戸の庶民たちはけっこう旅をしていたらしい。
東北の農村から江戸市中から、一日およそ30~40kmも歩き続け、宿場ごとにわらじを買い替え、交通手段がないので、ひたすら歩く歩く。
近代以前の日本人の歩き方は、今とは手足の振りが逆のいわゆるナンバ歩きという前かがみで歩いていたので、外国人からは奇異な目で見られ、記録に残されている。
いろんな名所図会から旅の装束や宿場の様子もしれる。
旅日記からの細かいデータは読み飛ばしても、旅のルートや距離、かかった費用、街道の状態など、当時の旅の様子がわかって面白い。