平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和の希い153  11期目の国連非常任理事国入り、世界平和に貢献して!

2015-10-18 09:49:00 | 日記
平和の希い153 戦後70年 
    11期目の国連非常任理事国入り、世界平和に貢献して!

 第二次世界大戦の戦勝国連合が作った国際連合。現在の加入国は193カ国。

5年ぶりに、加盟国最多の11期目の「安全保障理事会非常任理事国」として選出される見通しだそうです。
アジア太平洋枠(2議席で毎年1議席を改選)の候補で、候補国だったバングラディシュが辞退したため
統一候補となり対抗馬がいないので、国連総会で事実上の信任投票となり選出されるとのこと。
他に、ウクライナ、エジプト、ウルグアイ、セネガルの4カ国も選出される予定らしい。

世界平和の実現は、『安全保障理事会』にかかっているのですが、常任理事国(アメリカ・イギリス・
フランス・中国・ロシアの5カ国)が持っている拒否権は強大で、常任理事国の国益や思惑がぶつかり
合う現実の中では、ウクライナ、シリア、パレスチナなどの紛争でわかるように、世界から戦乱が無くなる
のは難しい状態。加えて、宗教・主義体制・経済的な差など、が複雑に絡み合って戦火の種は尽きない。


国連安保理は、193の加盟国を拘束する決定を下す権限をもっています。採択した決議は経済制裁や
軍事力行使の根拠となり、紛争の調査や解決条件の勧告もできることになっています。
1か月ごとに代わる議長国になれば、関心あるテーマを議題にできるので、来年7月に議長国になる予定
の時に、集団的自衛権や拠出金を背景に世界からブーイングされるような事態を招かないようにして頂き
たいものです。
安倍総理は、先般国連総会に出席し、集団的自衛権含む安保関連法を成立させて、「鬼の首」とったような
顔して演説。「これで国連軍に参加できる」と胸を張っていただけに大変心配です。

国連軍によって、イラク戦争などいろいろやってきたけれど、世界平和どころか、混迷の度を増しています。
武力行使では、必ず恨みが残り、恨みの連鎖で更なる武力紛争が拡大発展泥沼化するだけです。
困難で忍耐が必要ですが、平和的に話し合うことでしか真の世界平和に繋がらないのです。

国連を舞台に武力によらない紛争解決をトコトン追求するために、国連を変革していく強い気持ち
と行動力を発揮する覚悟で非常任理事国活動をして欲しいのです。