平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い140 出始めた実害、安保関連法の成立で

2015-10-05 09:06:24 | 日記
平和の希い140 戦後70年 
    出始めた実害、安保関連法の成立で

 過激派組織IS(「イスラム国」)は、最近の機関紙で、日本がアメリカ主導の連合国の一員だと
してテロ攻撃の対象国にしたとのこと。

10月3日、バングラディシュで、農業プロジェクトのため現地に滞在していた星邦男さん〈66〉が、ISに
よって殺害されました。アメリカ憎し、有志連合憎しが集団的自衛権でアメリカの連合国として戦う日本も
憎しということです。
安倍総理は、国連で、「国連軍に参加できるようにした」と得意満面に演説した途端の出来事。
懸念していたことが現実となってきました。

今後、世界各地で、日本人がテロに巻き込まれることになりそうです。
東京オリンピックはテロ禍の危機的な状況になりそうです。
警備に、人もカネも武器も投入しなければならなくなります。
日本国民は、武力威嚇で抑止力を高めると言う「積極的平和主義」で、戦火とテロと言う高い代償を
払わされることになったのです。


そして、集団的自衛権のために、来年度防衛費予算が過去最高の5兆911億円に膨れ上がります。
自衛隊の任務が拡大することや中国の海洋進出・北朝鮮のミサイル攻撃などに備えたり、国連平和維持
活動(PKО)で武器を使って治安を維持するなどの新任務ために、性能を高めた防弾チョッキや輸送防護車
などが必要になるのです。
また、米軍との平時からの協力を高めるため、中期防で3機調達するとした米軍の無人偵察機「グローバル
ホーク」を増強する必要があるとのこと。
中谷防衛相は、「(中国の)島しょ部への攻撃に対する安全確保を中心に、(陸海空の)統合機動防衛力
の構築に向けた事業を計上している」と説明。具体的には潜水艦を監視する哨戒ヘリ「SH60K」17機、
オスプレイ12機などまとめて調達することが盛り込まれています。

膨大な赤字を抱える国家財政は益々危機状態になります。当然、福祉などへ回す予算を制限せざるを得なく
なります。喜んでいるのは、アメリカとアメリカの武器商人です。

厳しい財政状態の中で、人を殺すための近代兵器を増強して「積極的平和」を論じている安倍総理、本当に
国民のための政治と言えるのでしょうか?

来年の参議院選挙で、お好きな野党へ投票して、自民・公明を激減させる必要があります。