平和への希い142 沢山の命を救う人、沢山の命を奪う人

平和の希い142　戦後７０年　
　　　　沢山の命を救う人、沢山の命を奪う人

　熱帯病克服に貢献して、ノーベル賞受賞された大村智さんに心からおめでとうと申し上げます。
地道に、気の遠くなるような努力を積みあげて、土の中の微生物・細菌が自分を守るために出す物質
（抗生物質）から、アフリカなどで風土病に苦しむ多くの人々の命を救う薬の開発に結び付いた功績が
認められたとのことです。

アフガニスタンで米軍が、非政府組織（ＮＧО）「国境なき医師団」の病院を、反政府武装勢力タリバン
掃討作戦展開中に誤爆、多数の医師と患者さんを殺傷してしまった。
人命を救うお医者さんを殺傷したことは、亡くなったお医者さんに助けられただろう患者の命をも奪って
しまったのです。二重に人命を奪ったのです。

武力による解決策は、内乱・国家間紛争・対テロに対して殆ど効果ないことを、第一次、二次大戦、その後
の中東やアフリカ、アジアなど各地での紛争・内乱・テロで十分証明されているのに。
武力威嚇で抑止力を高めると言う「積極的平和主義」を主張している安倍総理。
国連で、「国連軍に参加できるようにした」と得意満面に演説。

安倍総理は、人命を奪い、紛争とテロの泥沼に巻き込む国連軍に自衛隊を送り込む道をつけたのです。
そして、国民を戦争とテロ禍に巻き込む道筋をつけてしまったのです。
安倍総理は、大村先生の爪の垢でも飲んで、人命を救うための「積極的平和の何たるか」を知って欲しい。

来年の参議院選挙で、お好きな野党へ投票して、自民・公明を激減させる必要があります。