
今月22日に予定されていた、天皇陛下即位の祝賀パレード、「祝賀御列の儀」を、来月10日に延期された。
台風19号で、広範囲に大きな被害が発生し、被災地の皆さまの酷状を思えば、やむを得ない判断だ。
18日の日経朝刊「即位の礼を考える」で、神奈川大の中島三千男先生の談話が報道されていた。
大いに、考えさせられました。
中島先生は、
今回の「即位の礼」は、平成の儀式を踏襲することになっているが、国民主権の憲法下では、ふさわしくない
のではないか。
天皇制は、戦後大きく変わったのだから、新憲法に沿って儀式を変えて行くべきではないか。
各時代でも、儀式の在り方は変わっていた。
江戸時代までは、中国風の服装で、仏教の秘儀である即位灌頂(そくいかんじょう)など行われていたが、
明治維新以降、それらを無くし、純神道的なものにし、新しく、儀式の伝統が作られた。
<<即位灌頂(そくいかんじょう)とは、古代インドで国王になる時の儀式が元で、仏教の真言密教の儀式に
に取り入れられ、更に皇位継承にも取り入れられた儀式>>
天皇は、戦後、戦前の「神」から「人間」になった。戦前とは違った儀式であるべきではないか。
例えば、国民主権下の即位であるから、即位の「お言葉(宣誓)」を国権の最高機関である国会で行う、こと
など、象徴天皇を決めている憲法に合った形にしたらどうか。
と、おっしゃっています。
以前、秋篠宮様が、天皇家の私的儀式と、象徴天皇としての国家的儀式とを明確にするべき、とのご深慮を
話されたことを思い出しました。
被災地の皆さまの酷状をご心配されている天皇家の皆さまが、憲法の象徴天皇の在り方をご深慮されている。
私達国民も、即位の礼を機会に、国民の象徴としての天皇と、個人としての天皇に思いを巡らし、公務と
プライバシー問題について、心しなければならない、と思いました。
ウォーキング中に出会った花。夕焼けの空も。



10月21日、「今日は何の日カレンダー」より
あかりの日(日本電球工業会など1981)、国際反戦デー
▲マゼラン海峡発見(1520)▲伊能忠敬全国地図の作成開始(1800)▲米総領事ハリス13代将軍家定に謁見(1857)
▲発明王エジソンが日本産の竹を焼いて作った炭素を用いた白熱電球を完成(1879)▲東京専門学校(早稲田大学
の前身)開校式(1882)▲野球の第1回早慶戦開催(1903)▲国家公務員法公布(1947)▲朝永振一郎ノーベル物理
学賞決定(1965)▲新宿駅でベトナム戦争反対を訴える学生等が暴徒化、700人以上が逮捕された「新宿騒乱」
事件(1968)▲銀座でウーマンリブ旗揚げ(1970)▲志賀直哉没(1971)▲巨人・長嶋監督が辞任(1980)
▲鈴木亜久里、日本人初F1で3位 表彰台に(1990)▲北朝鮮、米朝枠組み合意で、核開発放棄することに
合意(1994)▲ソウルの聖水大橋手抜き工事で崩壊、32人死亡(1994)福原愛ブログで引退表明(2018)