
3年前の1917年7月、オーストリアやメキシコなどが主導して、国連で採択された「核兵器禁止条約」が
来年1月に、発効することになった。
国連で採択された条約は、50カ国以上の国が、それぞれの国の国会で条約の同意決議がなされ、条約に対する
国家の最終的な同意確定を表すために条約に調印(批准)しないと、発効しない。
中米のホンジュラスは、国会で条約に対する同意決議し、来年1月に、正式に批准することになり、50カ国
が批准することになるので、条約が発効する。
グテレス国連事務総長は、
「国連が軍縮の最優先事項として掲げる核兵器の完全廃絶にむけた意義ある約束だ」と声明、批准国や発効に
向け活動した人たちに謝意を表明。
2017年のノーベル平和賞は、国際 NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」。
(ICAN)が、核兵器を条約で禁止するために「画期的な努力」をし、「核兵器禁止条約」が国連で採択される
成果を上げたことで、授賞が決まった。
唯一の被爆国日本は、「核兵器禁止条約」を、アメリカの核の傘にあることから、国会でまともに審議して
いない。
日本は、国連の軍縮を審議する第一委員会で、「核兵器廃絶決議」主導して、毎年採択されてはいるが、年年、
賛同する国が減っている。
大多数の核兵器を開発保有している米中ロ英仏など大国が、賛成せず、「核兵器禁止条約」に賛同している国々
は、日本の「空念仏みたいな『核兵器廃絶決議』」を信用していない。
「核兵器廃絶」を究極の目的としているのは、「核兵器廃絶決議」も「核兵器禁止条約」も同じだが、
どちらが、核廃絶に結び付くために、現実的な効果があるか、なのだ。
「核兵器禁止条約」は、先ず、「世界に散在している13000発もの核兵器を使わないことにしましょう」
ということから出発、条約は、核兵器の開発や生産、使用、保有に加え、「核兵器を使うぞ、と脅かすこと」
も禁止する内容なのだ。
「核兵器廃絶決議」は、実現への具体的な実行方策も、制約もなく、自己満足みたいな決議なのだ。
米・北朝鮮の威嚇戦では、トラさんが「核兵器使用」を言い出したり、金さんは、「日本を8発の水爆で沈没
させる」と、吠えていた。「核禁兵器止条約」は、これら「脅し」も禁じている。
核兵器が飛び交う戦争になったら、交戦国ばかりではなく、人類や、地球上のあらゆる生物が滅亡する。
それなのに、今、世界に核兵器が13000発ある。
「核禁兵器止条約」は、使えない「核兵器」を持っていても意味ない、使えないものを作ってもしょうがない、
ということを、世界の国に迫っている条約なのだ。
日本は、「核廃絶」への具体的な方策として、「核禁兵器止条約」を真剣に考えるべきなのです。
ウォーキング中に出会った花と雲。





10月26日、「今日は何の日カレンダー」より 原子力の日(科学技術庁1964)、ふろの日(毎月)
▲江戸幕府、五人組制度を強化(1637)▲中山みき、天理教をひらく(1838)▲旧ソビエト成立(1905)▲伊藤博文
ハルビンで射殺。狙撃者の抗日運動家・安重根(1909)▲ベトナム共和国成立(1955) ▲オーストリアが永世中立国
を宣言(1955)▲茨城県東海村で日本初原子力発電成功(1963)▲金沢の兼六園と京都の浄瑠璃寺庭園が特別名勝
指定(1964) ▲旧立川基地を昭和記念公園として一部開園(1983)▲JR東日本が上場(1993)▲横浜ベイスターズ
が、38年振り2度目の日本一(1998)▲米国愛国者法発効(2001)▲ロッテマリーンズ阪神破り31年振り
3度目の日本一(2005)▲日ハム中日を破り44年振り2度目の日本一(2006)▲アフガニスタンで、M.7.4の
大地震279人死亡(2015)▲アップルがiPhoneXR発売(2018)