平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い2017 若い人の平和意識 

2020-10-25 10:57:08 | 日記

昨日(10月24日)の、日経社会面の、「SNS揺らぐ平和意識」を読んで、
「こういうことで、戦争の歴史が繰り返されるのだ」と、悲しい。
SNS=Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、ソーシャル(社会的な)
ネットワーキング(繋がり)を提供するサービスで、一般的には、「交流サイト」と言われている。
SNSでは特に「情報の発信・共有・拡散」といった機能に重きを置いている
このSNSで、「ユダヤ人の大量虐殺を命じた、ヒトラーが実は優しい心を持っていた」と、ヒトラーと
少女が笑顔で写った写真を添えて、ツイッターに投稿した若い人がいた。
この投稿に、「ヒトラーさんの好感度が上がった」「ユダヤ人迫害には、(ヒトラーではなく)別の黒幕が
いたのかな?」などと同調する反応も多く、1万3千もの「いいね」が付いたらしい。
旧日本陸軍の幹部についても、ウソかホントか判らないエピソードや人物像で、「真面目で良い人」と、
投稿したり、軍人の日記などを、軍が都合よいように改ざんした「ニセ戦記」を、真実と思い込み、投稿して
しまう。時代背景など冷静に判断することもなく、解った気になって、ウソが拡散されてしまう。
影響力は、ウソかホントかに関係がない。「いいね」の数や「(賛成の)リツイート」で拡散していく。
「戦争には良い面もあった」などの書き込みも少なくないらしい。とんでもないこと

千葉の公立高校で「公民科目」を教えている先生のお話では、
「国に戦争へ行くように命令されたらどうするか」との質問に、「仕方がないから行く」と答える生徒が
増えてきた、とのこと

戦中生まれで、食べるものも少なく空腹に耐え、原爆や空襲でボロボロになった光景が目に焼き付いている
私なんか、占領軍の「日本が二度と戦争出来ないにしよう」という戦後教育を受け、「戦争は絶対すべき
ではない」と骨身に沁みているのだけれど。
悲惨な戦争体験者が高齢化し、亡くなって行く。戦争の悲惨さを知らない世代が大半を占め、ゲーム感覚で
戦争をみる若い人が増えて行けば、また、戦争の悪夢が再現される危険がある。
「人類の歴史は、戦争の歴史だ」、と言うことの「おろかな歴史」から逃れられないのか

若い人には、ウソかホントかを見極め、冷静な判断力を身に付けて頂き、「戦争は絶対すべきではない」
ことを、SNSで発信し、共有し、拡散して欲しい

ウォーキング中に出会った花と雲。ムラサキの花イヌサフラン?

10月25日、「今日は何の日カレンダー」より
民間航空記念日
▲島原の乱(1637)▲「君が代」完成 (1880)▲第1回文部省美術展覧会(文展)、上野で開催(1907)
▲神風特攻隊、レイテ沖海戦出撃(1944)▲戦後最初の国内民間航空会社としてこの年設立された日本航空が、
 東京~大阪~福岡間の運航を開始。一番機「もく星号」はノースウエスト航空への委託運航(1951)
▲世界バレーボール選手権で「東洋の魔女」日本女子チーム優勝(1962)▲八海事件の被告全員無罪の判決(1968)
▲リサイクル法施行(1991) ▲森繁久弥、芸能人で初めて文化勲章受章決まる(1991)▲イラクで法務省などに
自爆攻撃、155人死亡(2009)▲石原慎太郎が新党結成の為、東京都知事辞任(2012)▲大雨で、千葉県で
11人、福島県で2人死亡(2019)