平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

 平和への希い2038 「英霊」でゴマかされる死

2020-11-18 11:03:13 | 日記

兄の1周忌で、菩提寺の和尚さんに、ありがたい(?)お経をあげて頂いている間、ヒマに任せて、漠然と
死や葬儀のあれこれに空想が飛んだ。
好きな女優さんの一人、岡江久美子さんが、新型コロナで亡くなり、遺族は、葬儀は出来ず、火葬場へも
行けず、「遺骨」が、玄関脇にポツンと置かれた、というニュースに衝撃を受けた。
人は、誰もが死ぬ。
死ぬ原因は、事故、病気、自殺、餓死、老衰、そして、テロも含む戦争による死。
それぞれの死には、身元不明での死以外、遺族などで、相応の葬儀が行われる。
テロや空襲・原爆など、無差別で死ななければならない場合や、兵隊さんの戦死の場合でも、遺族や、
国や市などが葬儀を行う。
戦争下では、兵隊として戦死した「わが子」の葬儀を、親がする。
平和時では、事故・病気などで亡くなる場合以外、一般的には、老いて亡くなって行く時は、子供が「親」
の葬儀をする。当たり前の、平和の中での葬儀だ

親が、戦死した子供の葬儀をする、という、悲しみと苦しみは、「国の為に戦死した英霊」と言われても
深い傷となっているだろうな、と思わずにはいられない

沖縄・ひめゆり部隊や、樺太・真岡電話交換手の皆さんの死、疎開中潜水艦の攻撃を受け遭難した対馬丸に
乗っていた多くの児童の死、大空襲や原爆などによる膨大な市民の死などなど、日本人の心に深い悲しみ
を残している戦争による死。
戦争は、人が起こすのだ。その気になれば、起こさなくて済む。戦争による死傷は、人災なのだ

戦争という人災による死は、「国の為に戦死した英霊」でゴマかされてはいけないのだ、
との思っている時、読経が終わった。
故郷の紅葉。

11月18日、「今日は何の日カレンダー」より
暮らしと土木の週間(11/18~11/24)、土木の日、著作権の日、頭髪の日(毎月)
▲八幡製鉄所開業(1901)▲大日本ホッケー協会創立(1923)▲京都駅焼失(1950)▲東京駅前新丸ビル完成(1952)
▲フォード大統領来日。米大統領としては初めての来日(1974)▲沖縄海洋博記念太平洋単独横断ヨット・レース
小林則子が最短時間・最長航海記録を樹立(1975)▲公式初女子フルマラソン東京国際女子マラソン開催(1979)
▲日本航空が民営化(1987)▲JR東日本、スイカ発売開始(2001)▲元厚生事務次官宅連続襲撃事件(2008)
▲東京証券取引所と大阪証券取引所の統合が決まる(2011)