ダイナマイトを発明したノーベルも、「人殺しのために使われたダイナマイト」に、「こんな筈じゃなかった」
と落ち込んでしまったようです。
原爆を産んだ、アメリカのオッペンハイマーも、広島・長崎の惨禍に、「こんな筈じゃなかった」と責任を感じ
て、苦悩していたようです。
今朝の、日経「春秋」で、映画「オッペンハイマー」のことを取り上げていました。
第2次世界大戦中に、米・マンハッタン計画のリーダーとして、原爆を完成、終戦直前の、1945年7月に、
実験に成功、その1か月後に、広島、長崎に、実戦で投下されたのです。
春秋氏は、
「一度テクノロジーを手にした科学者は、可能性を追及せずにはいられない。当時、原爆を作ろうとしていた
物理学者は、世界中にいた。日本初のノーベル賞受賞の湯川秀樹も研究に携わっていた」と。
「映画の中で、クライマックスは、原爆実験成功の場面ですが、それ以上に、(原爆投下を指揮した)米・
トルーマン大統領とオッペンハイマー博士の対面シーンだった。
広島・長崎の惨劇に責任を感じ、苦悩する博士を、大統領は、鼻で笑って言う。『君がやったんじゃない、
私がやったんだ』。原爆投下を手柄と誇る政治家とナイーブな科学者の見事なコントラスト。映画の核心を
表していた」と。
「政治が科学を、科学もまた政治を利用し、人類を滅ぼすほどの破壊を求めて、憑かれたように突き進んだ」
結果が、現在の世界に散在する、核兵器13000発に繋がっているのです。
プーチンは、自己欲の妄想に憑りつかれ、起こしたウクライナ侵略戦争で、核兵器使用を仄めかし、威嚇する。
政治家が、起こす、最大最悪の「人災」である戦争は、プーチンのような、狂気の政治屋が出てくると、核兵器
がある現在、人類滅亡の危機になるのです。
「こんなハズじゃなかった」では済まないのです。
世界中の国は、「核兵器禁止条約」に参加して、核兵器を人類の世界から無くすことです。
唯一、被爆した日本は、率先して、「核兵器禁止条約」を米中ロなど、大国にも認めさせる責任があります。
ウォーキング中に出会った花や雲。
8月19日「今日は何の日カレンダー」より 俳句の日、バイクの日、クラシック音楽の日、
トークの日
▲コンデンス・ミルク登場(1856)▲榎本武揚、幕府の艦船8隻を率いて品川を脱走(1868)
▲ドイツ飛行船ツェッペリン伯号が霞ヶ浦に着陸(1929)▲夏の甲子園大会準決勝、両チーム無得点の
まま試合は延長25回に。25回裏、中京商が初の得点をあげ、サヨナラ。4時間55分(1933)▲佐藤首相、
首相として戦後初めて沖縄を訪問(1965)▲新宿駅西口で停車中のバスに火のついた新聞紙とガソリンが
投げ込まれ6人死亡(1980) ▲ソ連崩壊、ソ連8月クーデター(1991)▲イラクの国連バクダード本部
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