平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い3022  原爆、こんな筈じゃなかった  

2023-08-19 10:49:28 | 日記

ダイナマイトを発明したノーベルも、「人殺しのために使われたダイナマイト」に、「こんな筈じゃなかった」

と落ち込んでしまったようです。

原爆を産んだ、アメリカのオッペンハイマーも、広島・長崎の惨禍に、「こんな筈じゃなかった」と責任を感じ

て、苦悩していたようです。

今朝の、日経「春秋」で、映画「オッペンハイマー」のことを取り上げていました。

第2次世界大戦中に、米・マンハッタン計画のリーダーとして、原爆を完成、終戦直前の、1945年7月に、

実験に成功、その1か月後に、広島、長崎に、実戦で投下されたのです。

春秋氏は、

「一度テクノロジーを手にした科学者は、可能性を追及せずにはいられない。当時、原爆を作ろうとしていた

物理学者は、世界中にいた。日本初のノーベル賞受賞の湯川秀樹も研究に携わっていた」と。

「映画の中で、クライマックスは、原爆実験成功の場面ですが、それ以上に、(原爆投下を指揮した)米・

トルーマン大統領とオッペンハイマー博士の対面シーンだった。

広島・長崎の惨劇に責任を感じ、苦悩する博士を、大統領は、鼻で笑って言う。『君がやったんじゃない、

私がやったんだ』。原爆投下を手柄と誇る政治家とナイーブな科学者の見事なコントラスト。映画の核心を

表していた」と。

「政治が科学を、科学もまた政治を利用し、人類を滅ぼすほどの破壊を求めて、憑かれたように突き進んだ」

結果が、現在の世界に散在する、核兵器13000発に繋がっているのです。

プーチンは、自己欲の妄想に憑りつかれ、起こしたウクライナ侵略戦争で、核兵器使用を仄めかし、威嚇する。

政治家が、起こす、最大最悪の「人災」である戦争は、プーチンのような、狂気の政治屋が出てくると、核兵器

がある現在、人類滅亡の危機になるのです。

「こんなハズじゃなかった」では済まないのです。

世界中の国は、「核兵器禁止条約」に参加して、核兵器を人類の世界から無くすことです。

唯一、被爆した日本は、率先して、「核兵器禁止条約」を米中ロなど、大国にも認めさせる責任があります。

ウォーキング中に出会った花や雲。

                           

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