今日は、「世界蚊の日」。
英国の医師、ロナルド・ロス医師が、1897年8月20日に、メスのハマダラカに刺されるとマラリアに感染
することを発見したので、「世界蚊の日」となったのです。
何年か前の新聞で、世界保健機構(WHO)などのデータによる、
最も多くの人間を殺す生き物は、1位:蚊 2位:人間 3位:蛇 という報道がありました。
今も、アフリカでは、新型コロナによる死者をはるかに上回っているのが「マラリア」。
2021年度のWHOの報告では、
蚊が媒介する、マラリア熱感染者数は2億4700万人、殆どは、アフリカ。
マラリアによる死者数は、61万9千人、死者数の96%は、アフリカの皆さん。
現在、遺伝子工学を駆使して、蚊に不妊になる遺伝子を組み込んで野外に放ち、何代にも渡って「不妊」の遺伝子
が受け継がれ、子供が生まれなくなって、蚊は撲滅される、というシナリオを実現するために、研究が進み、実験
で成功している例もあり、「蚊」がいなくなる日も、夢ではないらしい。
問題は、最も多くの人間を殺す生き物の、2番目「人間」。
人間が人間を殺す数は、戦争、テロ、弾圧などによる「殺し」が殆どを占めている。
第二次世界大戦での犠牲者は、6000~7000万人という調査発表もある。日本人は、310万人。
新型コロナやマラリアなどは、天災みたいなものですが、戦争、テロ、弾圧などは、人間がその気になれば止める
ことが出来る、「人災」なのです。
蚊の退治も必要ですが、戦争好きの政治家を退治することも大事なことです。
退治の決め手は、なかなか難しいけれど、国民1人1人が、戦争好きの政治家を、選挙で選ばないことです。
抑止力なんて言って、防衛費を増やすことを主張したり、敵基地攻撃できる武力を、なんて言っている政治家は、
国民を戦争に巻き込んで、「人間を殺す生きもの」、であることは間違いありません。
ウォーキング中に出会った花、雲。
8月20日「今日は何の日カレンダー」より 交通信号の日、蚊の日、NHK創立記念日
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(1976)▲世界最高峰エベレストの無酸素登頂に単独登頂成功(1980)▲NHKはテレビ・ラジオにおける韓国・
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