今年の9月1日は、関東大震災の100年目。
大震災の混乱の中で、流言・デマで、多くの虐殺があった。
「放火して、日本を攻めてくる」「井戸に毒物を投げ入れた」など、中国人、朝鮮人の人達に、根拠のない
流言・デマが飛びカイ、自警団、警察、群衆が、中国、朝鮮の人、数千人を、竹やりや日本刀などで、虐殺
したのです。
同じ事件が、大震災後、千葉県でも起きていたのです。
昨日28日の日経「風紋」で、「大震災の狂気、今に教訓」、「行商9人惨殺、福田村事件」と紹介されて
いました。大震災の6日後、9月6日に、千葉県福田村(現在は野田市)で起きた事件。
香川県からの行商者15人が、朝鮮人と間違えられ、地元自警団や民衆の手で、9人が虐殺され、利根川
に放り込まれた、のです。2歳、9歳の子供、妊婦も事件に巻き込まれ、虐殺されたとのことです。
「見知らぬ人たちがいる」との知らせに、自警団など、「スワ、朝鮮人が毒を撒いているのでは」
と、事実確認をすることなく、凶行に及んだ、ようです。
大震災という、苛酷な被害の中で、生きるために必死、命を守るためには、と、誰もが、加害者になる
可能性があります。
あれから100年、情報化時代、事実確認はしやすい筈が、情報は氾濫、逆に、ウソの情報が氾濫、SNS
で、流言・デマが、アッと言う間に広がってしまう。
100年経っても、デマ悲劇を、繰り返しそうで、心が痛みます。
他人に対する思いやり、絆が試されます。100年後に、「こんなに進歩した」、と、胸を張りたいものです。
ウォーキング中に出会った花、秋の雲
8月29日「今日は何の日カレンダー」より 焼き肉の日、秋田県の記念日、文化財保護法施行記念日
▲ファラデーの電力実験(1831)▲韓国併合で朝鮮に改名(1910)▲初のケーブルカー、奈良に登場(1918)
▲ドイツの飛行船ツェッペリン号が22日間の世界一周に成功(1929)▲プロ野球、テレビ本放送開始(1951)
▲宝塚歌劇「ベルサイユのばら」初演(1974)▲電電公社は、電話加入数が3千万を越えたことを発表。
アメリカ合衆国に次いで世界第2位(1975) ▲HIIAロケット成功(2001)▲米を襲った、巨大ハリケーン
・カトリーナで死者1836人(2005)