今年も、猛暑の8月は、あと数日で終わりです。
朝から、蝉が、一生懸命と言うより、「必死」に、鳴いています。
何年も土の中で生き抜いて、やっと、地上に出ることが出来た。ホンの、数週間ほどで、命が終わる。
地上に出たら、早くパートナーと出会って、子孫を残すことが使命、使命を無事果たせたら、命は尽きる。
もうすぐ、夏も終わってしまう、早くパートナーを探さないと、子孫を残せないまま、死ななければなら
ない。だから、この時期、オスの蝉は必死に、鳴いて、パートナーになるメスにアピールしているのです。
7月から8月半ばごろ、鳴いている蝉だって、残り少ない命の中で、同じように、必死にパートナー探しに
鳴いているのですが、聞いているこちらの勝手で、暮れゆく夏の頃の蝉の鳴き声に「必死さ」を強く感じて
しまうのは、我が「人生の秋」とダブっている気がするから、かも。
考えてみれば、子供の頃は、蝉の必死さなんて知らずに、昆虫採集の宿題のために、トンボ・蝶々などと
一緒に採り、蝉は、格好の「エモノ」だった。(「昆虫採集は、昭和で終わりですよ」との先生も)
おしっこをひっかけられて、逃げられたり、オスメス合体中の2匹を捕まえて、「ラッキー」なんて、蝉の
都合なんて、考えたことがなかった。
鳴いて、パートナーを探している最中に、ツカマッテしまい、子孫を残せないまま、死ななければならな
かった蝉の無念を、今更ながら知って、ごめんなさい。
蝉は、樹液を吸って命をつなぐ。メスが樹木に卵管を差し込み、産卵し、孵化した幼虫が、木から落ち、
自力で、地中に潜り込み、数年間、木の根っこから樹液を吸って成長する。
成長期は、年に2回あって、中には、成長期に、たまたま、樹液を吸い損ねたか、他の事情があってか、
「まあ来年でいいか」と、地中生活が長くなる、のんびり屋さんもいるらしい。
昆虫採集は、カラスやスズメバチなど天敵に遭ったと思って、許してもらいたいけれど、
せっかく、地中から出て来ても、人間が起こした戦争や自然破壊で、木が無くなってしまったら、鳴くに
鳴けない蝉は、人間を許せない、と怒るでしょう。
ウクライナ侵略戦争をしている、プーチンは、ウクライナの人達ばかりではなく、生ける動植物の「ウラミ」
も背負っているのです。バカゲタ戦争を、すぐにでも止めることです。
ウォーキング中に出会った花。この花、アピオス、北米原産、和名は「アメリカホドイモ」、根がイモ状になり
食べられるようです。
8月27日「今日は何の日カレンダー」より 「男はつらいよ」の日
▲明治天皇即位式(1868)▲エジソン、世界初の音と映像の同時収録を実現(1910)▲日本短波放送開局(1954)
▲茨城県東海村の原子炉に原子の火が灯る(1957)▲ユニバーシアード東京大会で日本は21種目優勝(1967)
▲初のコンテナ船、「箱根丸」完成(1968)▲映画・寅さんシリーズ第1回、封切り(1969)
▲開会式入場の時のナチス式行進をやめるよう体協が指導(1990)▲金丸元総裁は東京佐川からの5億円献金を
認め辞任。略式起訴で罰金20万円(1992) ▲蚊が媒介するデング熱日本に。代々木公園など立ち入り禁止
(2014)▲奥原希望バトミントン世界選手権で優勝(2017)