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長徳寺 上京区


写真は、本堂

長徳寺は上京区、ブライトンホテルの西側にある浄土真宗の寺院で、吉良邸討ち入りの際にお茶会の日程を浪士に教えた茶人 山田宗徧の実家だそうです

アクセス
堀川中立売の交差点で堀川を渡り、1番細い東に進みます。
約270m先の4つ目の交差点を右折します。
ここから約120m進んだ右手に長徳寺の表門があります。

表門の左手には山田宗徧出生の寺の石碑が、右手には会津藩洋学所跡の石碑と案内板があります。
表門を入ると、正面に本堂、左手前に鐘楼があります。

2016年7/23~7/26の10:00~17:00に、こちらの本堂と書院で「原爆と戦争展」が開催されました。

正面から本堂に入ります。
本堂の外陣には日中戦争、太平洋戦争、そして原爆投下に至る経過が写真付きでパネル展示されていました。
内陣の扉は最初閉まっていましたが、お願いすると開けて下さりました。
内陣中央には本尊の阿弥陀如来像がお祀りされていました。

本堂に向かって右手に書院があります。
書院は21畳の座敷で、奥に如煎庵というお茶室のある前庭がありました。
書院にもパネル展示と、動画が放映されていました。
動画の内容は、広島の原爆投下以前の街並みを聞き取りでCG再現したものや、もちろん被爆体験もありました。

長徳寺茶会
宗徧流の全国流祖忌のある4月第3週の日曜日の前日に、流祖の実家である長徳寺でお茶会が行われます。
流派内でのお茶会ですので一般での参加は難しく、私は流派の方に呼んで頂きました。

まず本堂に入り、参加受付をして参加費1000円を納めます。
そして右手の書院で待ちますが、その際に庭園のお茶室 如煎庵を見学させて下さいます。
1畳台目中板のお茶室で、床の間には流祖 山田宗徧のお軸が掛かっていました。
愛知県岡崎市 明願寺にある唯一の遺構茶室 淇篆庵(きろくあん)の写しだそうです。

お呼びがかかると、本堂を横切り、本堂左手の4畳半の間で茶会記をみながら待ちます。
先の席が終わると、さらに奥の8畳間でお薄を16名ほどで頂きました。

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