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藤田家住宅
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写真は、西棟の主座敷。
藤田家住宅は西陣で帯製造業を営んでいた町屋で、国の登録有形文化財に指定されています。
アクセス
京都駅から市バスの9系統に乗り、堀川今出川で下車します。
堀川通をさらに北上すると、左手にガソリンスタンドのエネオスが見えます。
この北側の上立売通を左折します。
左折してすぐ先の右手に藤田家住宅があります。
この辺は山名町で、かつて山名宗全の屋敷があったそうです。
2016年7/9~9/30の京の夏の旅で、内部が公開されました。
また事前に4名以上で予約しておくと、1人3,000円で見学出来ます。
東棟の主屋から入り、拝観料600円を納めます。
東棟の外観は虫籠窓や格子窓がある町屋建築であり、正面の走り庭の一部が見学出来ました。
左手のギャラリースペースもしくは奥の玄関を経て奥に進むと、手前に東棟が、奥に西棟があります。
東棟の手前は次の間で板の間になっています。
サラのその奥は8畳の広間、この2間の右隣にはベッドが2つあるベッドルームと6畳間があり、この辺りは宿泊用のスペースです。
さらに左手奥に進むと西棟です。
廊下を進んだ突き当りの板の間は、三層吹き抜けで明るくなっています。
明かり取りでもありかつ、帯の色を自然光で確認するためでもあったようです。
板の間の左手(通り側)は洋間になっています。
暖炉があり、天井は網代の格天井です。
板の間の右手(奥側)は、手前から6畳の数寄屋の座敷、8畳の書院造りの座敷、そして奥庭があります。
奥庭を挟んでお茶室の養心亭がありました。
養心亭は4畳半で網代天井。
左手は書院からの廊下でつながり、正面には躙口、右手には貴人口があります。
2階に上がると、8畳の座敷が2つありました。
当時の帯製造に使われた道具や、所有されていた蓄音機などが展示されていました。
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