磯山城見学会の御案内Ⅱ
このご案内は令和5年の2月18日に
対応した投稿になっております。
ウッデイパル余呉は火曜日定休日
◆城見学者
東海近畿北陸の交通の要衝
米原の近辺にこの様な高度
な縄張を持つ城「磯山城」
が存在する事を知りません
でした!磯山城チヤント出
来た城として再認識です!
◆反論者
ふん何が出来た城じやショボイ
城だろう磯山城は俺の眼中の外
◆対談者
貧困な発想は貴方の感性ですよ!
私は女性です城の事は詳しくは
解らないのですが今長谷川先生
の城郭ビイスタ論動画は5700回
の視聴を超えましたこれは学術
論として高く評価されいるから
だと私は個人的に考えています。
◆反論者
ふん何が城郭ビイスタ論じやい!
ふんそんなもんは存在せんわい!
シヨボイ磯山城にビイスタあるか?
◆対談者
もしビイスタが磯山城本丸にも
存在したら反論者さん3流の人!
磯山城は藤堂高虎の父虎高の城
とも伝承される「虎ケ城」です
磯山城「虎が城」は一流の城!
◆以下藤堂虎高ウイッキペデイア
藤堂 虎高(とうどう とらたか)は、戦国時代から
安土桃山時代の武将。近江犬上郡藤堂村の土豪。
子に藤堂高虎など。愛智氏を称したこともある。
永正13年(1516年)、近江鯰江城主・三井乗綱の
次男として生まれた。藤原姓三井氏にあたり、
江戸時代の豪商・三井家や江戸時代の大名家・
藤原姓毛利氏(鯰江氏)らも近縁とされる。
16歳頃から若くして近江を離れて甲斐の武田氏
に仕え、才を寵愛されて主君の武田信虎より
「虎」の偏諱を授かるほどになったが、2,3年後
故あって武田家を離れた(巷説では若い他国者の
出世に対する同僚の嫉妬とされる)。また越後の
長尾為景に一時期仕えたともいう。近江に帰国後
、藤堂忠高の婿養子となった。 婿養子先の藤堂家
は在地の有力土豪といえども、虎高の代には犬上郡
数村を支配する程度に没落していた。はじめ京極氏、
後に浅井氏に仕えた。長男の高則は早くに戦死した。
次男の高虎が出世していく過程で、自然とその家中
に編入された。豊臣秀長の家臣になったか食客なの
かは資料が無く不詳となっている。家督を高虎に譲
った後、故郷の白雲山を偲んで白雲斎と号した。
慶長4年(1599年)、高虎の領地である伊予宇和島城
で死去した。享年84。
◆長谷川
私城郭研究家として4流です
城郭を繊細に詳細に考察する
人は磯山城北城にビイスタの
工法を読み取れると思います。
私の見学会ではビイスタ解説
は現地では控えておりますが
◆長谷川
天正11年1583年の
余呉城塞群佐久間玄番
盛政の行市山城なども
同等のビイスタ工法を
使った縄張技巧ですよ。
▼行市山城
◆みんな
すげえ城郭ビイスタ論は本物だ!
◆長谷川 磯山城 城域解説
私は磯山城を南城北城にセパーレートとした
一城別郭のような認識は現地遺構を観察する
限り妥当と思われない。何故なら中世城郭の
輪郭を形成する重要な部位遺構たる犬走は
磯山の南北のピークを犬走延々と築き南北
約1キロにも及ぶ巨大な陣営の跡を連結して
形成している。磯山の北峰から琵琶湖側に延
びる尾根上「聖山方面」にも大小4郭以上の
曲輪を構成し西端磯崎神社は後世の掘削の跡を
残すも琵琶湖東岸の浜街道を監視する交通の
要衝に存在し万葉詩歌にも「磯崎」が登場して
その交通の要衝としての履歴は古く磯崎古墳等
も存在する。北峰山頂から北に向けて「向山」に
堀切を掘削し「北鼻山」の山尾根には切岸犬走を
伴う歴然とした城郭遺構が連続し近江国伊香郡から
進駐した兵団の宿所と考えられる「小字伊香小屋」
の存在は見落とせない。この北尾根の西山麓竹下
にもクリークとして水堀の痕跡を今に伝えており
磯山城のその城域を再考せざるを得ない壮大な規模
と考えられ磯山向山から更に山尾根が派生する石ケ鼻
の山尾にも削平面が続いている。北峰から東に視点を
転じると数々の削平面をともなう郭群が展開しており
特にその遺構の白眉とも思われる二重割切遺構は
中畝を観察する事が可能で南に降り下る巨大な竪堀
遺構にも圧倒される。更にその南独立尾根の円山にも
削平と犬走を伴う出丸が存在し城域の大きさに改めて
驚かされる。南峰に向かう山尾根にも無数の段築削平、
犬走、一部古墳丘が連続して続き北峰と南峰は実質削平
面や段築や城郭遺構で連結している。南城「岩ケ鼻」に
至るや既に一城址として遜色なき切岸、犬走、削平面、
基壇遺構と充実した遺構群を確認出来る。礒山城の
遺構はこれで終わらず松ケ脇、差合、男山の出丸も1城
塞として歴然と残されており近江国の戦国期南北境目取
り合いの城として巨大な全貌が見えてくる。見学会に
参加される皆様は小字名や遺構番号を参考にされなから
順次磯山城の遺構見学を十二分に堪能される事をお勧め
致します。遺構の番号は全てにおいて45箇所に及ぶ遺構
群と言えます。