私のPC自作部屋

これまで作ったPCの苦労や失敗談、今取り組んでいるアイテム等を綴っていく予定です。

Windows Server 2012R2 で ”記憶域容量が少なくなっている" とのアラームがでてきました。

2017-08-08 11:55:35 | サーバー
以下、ダッシュボードに出ていたアラームです。





サーバーマネジャーで実際の使用量を見てみると、






まだ「59.1%」しか使っていないことが分かります。

このサーバーでは、記憶域として 2TB×5台= 10TB の HDD を Raid5 で構成しています。

また、このアラームは、ボリューム全体に対してではなく、個々の HDD容量 に対して出るようですが、以下のように同一メーカー・容量の HDD をRaid5 構成しているので、一部の HDD の容量だけ多く使われている、ということは無いと思われます。






そこで、現在(デフォルト)のアラーム閾値がどうなっているのか? を調べてみました。

やり方ですが、powershell を管理者権限で起動し、以下のコマンド(赤線部 : get-storagepool | ft friendlyname.ThinProvisioningAlertThresholds)を入力します。





Pool1 が今回アラームの出ている記憶域プールですが、 「70%」となっていました。


なんで「59%」でアラームがでてしまうのか、まだ10%も余裕があるはずなのに、原因が分かりません。


考えられるのは、同じサイズの HDD 5台で構成しているものの、一部の HDD容量 を多く使用している(70%を越えている?)可能性がある、ということでしょうか???


そこで、対策として(トータル容量は十分にあるので、HDDを増設するのではなく)アラームの閾値を 75% に引き上げてみました。

やり方は、同じくpowershell を管理者権限で起動し、以下のコマンド(赤線部 : Set-storagepool -FriendlyNeme "pool1" -ThinProvisioningAlertThresholds 75)を入力します。
(以下の画面では、変更後の値を確認するため、上記の閾値確認コマンドを続けて入力してあります)






以上の設定を行ったところ、アラームが消えてくれました。

今後、どこまで使ったら再度アラームがでるのか、よく注視していこうと思います。
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