伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

感動です。小学校卒業式

2014年03月20日 | 学校教育
 3月20日は、県内の公立小学校がいっせいに卒業式を行い、私はいわき市立上遠野小学校の卒業式におじゃましました。



 「たくさんの人に支えながら生きています。ありがとうという感謝の気持ち、あきらめない気持ちを持ち続けてください」という校長先生の式辞などの後、27名の卒業生は、「明日への希望でいっぱいです」と呼びかけながら巣立ちを宣言し、「旅立ちの日に」を歌いあげました。担任の先生が感極まりながら聞いています。在校生は学校生活を導いてくれた先輩に感謝しながら、「もっと良い学校にするためがんばりたい」と先輩達に言葉を送りながら「大空がむかえる朝」をうたい上げました。

 式の進行を追いながら、卒業式って感動的と、つくづく思いました。

 PTA会長の祝辞といっしょに私も祝辞をさせていただきました。中学校の卒業式と同じような内容ですが、少し洗練されたかも・・。




  祝 辞

 卒業式を迎えたみなさん。ご卒業おめでとうございます。

 みなさんはこの学校で6年間を過ごして来ました。そしてみなさんが、この六年間のうちに体験した東日本大震災と原発事故という災害は、おそらく生涯忘れることができない記憶を刻んだのではないでしょうか。

 相次ぐ余震がありました。校庭での活動を制限されたり、プールを使用できなかったり。いつもとは違う日常を体験しながら、不安や苦しみを覚えたこともあったかと思います。

 みなさんはその時期に中堅の学年として先輩を支え、あるいは、後輩たちをリードする役割を担いながら、今日の卒業式を迎えました。この間のみなさんの頑張りや、努力を重ねて、今日、卒業の日を迎えたことに、心からのお祝いを伝えたいと思います。

 そして、今日までみなさんを優しく励まし、時にきびしく指導してこられた校長先生をはじめ、教職員のみなさんの熱心なご努力に深く敬意を表したいと思います。

 また、惜しみなく愛情を注いで見守って来られた保護者のみなさん。6年前、座った椅子から足がやっと床に届いて入学した子ども達が、体も心もこんなに大きくなって卒業を迎えられたことに、お慶びもさぞかしと思います。改めてお祝い申し上げます。

 さて、卒業生のみなさん。
 先日の冬季オリンピックが開かれました。各国選手たちの活躍は、多くの人に感動をもたらしました。女子フィギアの浅田真央選手の姿を、記憶に刻まれた方も多くいらっしゃると思います。

 彼女は十代で、女子ではまれなトリプル・アクセルを武器に世界で活躍しました。この技を自分らしさの表現と考えてこだわり、体が大きくなったがために、成功が難しくなったのに挑戦を続けました。

 そして最後に演じたフリーで成功させ自己記録を更新、誰をも感動させる素晴らしい演技を見せてくれました。自らが納得する演技をできた達成感に涙を浮かべる姿には美しさを感じました。挑戦、努力こそが自らの成長の糧であることを、浅田選手は教えてくれたものと思います。

 「置かれた場所で咲きなさい」という言葉があります。この言葉は、今咲けない時は、その値を深く、深く下ろしして大きな花を咲かせる時に備えなさい、と続きます。努力を積み重ねれば、いつか大きな花を咲かせることができると教えています。

 この言葉を胸に、みなさんの生活の中で、みなさんの夢を、そして仲間との夢を大きく花開かせることを期待して、お祝いとさせて頂きます。本日はまことにおめでとうございます。

  2014年3月20日           
                いわき市議会議員 伊藤浩之



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