伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

なぜそこに・・

2021年06月25日 | いわき市
 今日は、近くでチョウをよく見た感じがする。

 イチモンジセセリが飛んできてすぐそばの葉っぱに止まった。





 ツバメシジミもジットして動かない。だいぶ近づけた。

 さて、午前にジャガイモを掘り起こした。その時、畑に設置してある堆肥枠にチョウがいることに気がついた。アカタテハ・・。



 ちょっと近づこうとした。すると、警戒して飛び立ってしまうのだが、また、堆肥枠に戻ってくる。



 なんでだ・・?

 口吻を伸ばしているように見えるので、考えられるのは、給水。夜半に降った雨がコンパネの合板に染みていて、その水を採取しているのかもしれない。コンパネに含まれる何らかの物質が溶け込んで、アカタテハの菰野実の水になっているのが、こだわりの理由かな・・。

 近づくと逃げるので、後は基本、無視してジャガイモ掘りを続けた。

 ふと腰を伸ばした。私からわずか4m。畑と原野の境目にキジがいて、さかんに草の実をついばんでいた。体をねじった私が見ていても、知らんぷり。一心不乱に草のみをついばんでいる。我が家周辺をテリトリーとするキジに違いない。

 やがて、そこから離れ、草むらに入っていって、首を伸ばして周辺の様子をうかがっていた。何とズーズーしい奴。

 もっとズーズーしい奴が畑にいる。ウリ、トマト、ナス、キュウリ・・葉っぱがかすかすになっている。原因はニジュウヤホシテントウ。野菜につく害虫だ。ジャガイモの葉っぱが茂っていた頃は、そちらにいた。おそらくここで繁殖して、ジャガイモが終わったので、他のナス科の野菜に移動したのだろう。

 ニジュウヤホシが来る前はウリハムシが、これらの野菜の害虫だった。わずかな野菜だが、10分も見回れば30匹程度は捕獲できた。捕獲しても次々にどこからとも無く現われるので始末におえない。数日で200匹程度捕獲したのではないだろうか。

 害虫の主役がニジュウヤホシテントウに変わった。問題は、こちらの方が大食漢。あっという間に葉っぱを葉脈だけにして枯らしてしまう。これも10分もすれば30や40匹は捕獲でき、しかも、再度まわると先程採取した場所にどこからともなくやってきている。何度かまわれば1日に数百匹は捕獲できるかもしれない。



 ニジュウヤホシには天敵がいないらしい。鳥でさえ、この虫が排出する青臭い臭いがする黄色い液体を嫌ってか、捕獲しないというのだ。天敵がおらず、人間が野菜を作付けする。彼らににとっては、畑は天国ということになる。彼らの天敵は人間。できるだけ捕獲しなければ、まともな野菜を収穫できなくなりそうだ。


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