今週は温かくなるという予報の通り、午前9時に始まるボランティア活動は、温もりを感じる空気の中でしょしとりをした。コウゾの枝からむいた皮から、黒皮と甘皮をそいで、白皮を取り出す作業。
温かいといっても、太陽が出ている時の話。室内はもちろん、戸外でも太陽が雲に隠れたり、山の陰に沈む、冷え冷えした空気が広がる。
それでも、大寒前後の寒さ厳しき頃から比べると、はるかに温もりを感じる。
活動の場となる遠野和紙工房「学舎」の周辺には、オオイヌノフグリが青い花を咲かせ、カラシナも芽を出し、葉を広げている。上空には青空を巻雲が飾っているが、空の色が淡い青になっているのは、空気中に水蒸気が多い証だろう。
遠野では、ワラ製の台を使ってしょしとりをしてきた。台は前部のワラは丸太のように丸められ、後方はワラを5束ほどに分け、それぞれをお下げ髪のように編み込んだものを平たく縛り上げた形になっている。
アプリケーションソフト・ペイント3Dで、マウスを使ってイメージ画を描いてみた。うーん、何とか雰囲気だけはお伝えできるか。
ワラの平たい部分は座布団代わりで、ここに座る。丸太の先端は斜めに切り落とされており、ここに皮を置く。置いた皮に包丁をあて、皮を引き抜く形で不用な皮を剥ぎ取っていく。
長年の使用で台の部分のワラが荒れえきたため皮がきれいにはげないなど、作業がやりにくくなっていると感じていた。個人的には、この作業で力みすぎる関係からか、ボランティア参加後、肘に痛みを抱え続けてきた。以前から板の上の方が作業しやすいのではないかと考えていたこともあり、試しにワラ製台の形をまねた木製台を作って作業をしてみると、力みがなく作業をできるなどなかなか使い心地が良い。
ボランティアのリクエストに応え、試作品をベースに改善し、この間10数台を作った。
材料は、自宅や学舎にある板の切れ端等を使っているので、新たな投資はほぼゼロ。ただし、これまでに作った分でほぼ使える材料はなくなった。
おおむね好評で、作業環境改善に少しは役だったものと思う。
2月の始め頃から毎週数台を作り、1ヶ月立ったわけだが、ある意見があった。
作業をしているとお尻が痛いというのだ。
実は木製台を作る当初から、尻が痛くなる懸念はあった。私の場合、尻の下に敷かず、左太ももの下に敷いて、斜めに構えて台を使ってきた。その方が作業をしやすいのだ。ところがボランティアの大半は尻の下に敷いて使っている。ワラ製の台は、事実上の座布団付きなのでその点では安心だ。同時に、冷えの対策にもなる。
木製台を構想するにあたって、尻の部分を広くした形、いわば角形のうちわ型にして、板の上に座布団を敷いて使えば良いかと考えた。しかし、この形ではしょしとり台が大きくなる上、大きな材料もなかった。そこで、写真のような、長方形の板の上に斜面を設置する構造にしたのだが、やはり懸念は間違っていなかったのだ。
さて、これをどう改善するか。木製台を板で挟み込む形の台を作ってお尻のあたる面を平らにし,、座布団などの柔らかい素材を敷いて使えば何とかなる。こう思いついた。さっそく試作してみよう。さてうまくいくのだろうか。
ボランティアの作業では、しょしとり後の白皮の点検とハサミを使った汚れた皮の処理をしているのだが、みなさんのしょしとりの作業が早くて、白皮がどんどんたまっていく。昼食前、総出でたまった白皮を干す作業に取りかかってもらった。
乾燥した白皮は束ねて、和紙をすく時まで保管する。
学舎の前面は田んぼが広がり、なかなか見通しが良い。空を流れる雲もよく見える。
大きな高積雲がぽっかり浮かんだ。なかなか雄大・・。良い景色を味わえた。
温かいといっても、太陽が出ている時の話。室内はもちろん、戸外でも太陽が雲に隠れたり、山の陰に沈む、冷え冷えした空気が広がる。
それでも、大寒前後の寒さ厳しき頃から比べると、はるかに温もりを感じる。
活動の場となる遠野和紙工房「学舎」の周辺には、オオイヌノフグリが青い花を咲かせ、カラシナも芽を出し、葉を広げている。上空には青空を巻雲が飾っているが、空の色が淡い青になっているのは、空気中に水蒸気が多い証だろう。
遠野では、ワラ製の台を使ってしょしとりをしてきた。台は前部のワラは丸太のように丸められ、後方はワラを5束ほどに分け、それぞれをお下げ髪のように編み込んだものを平たく縛り上げた形になっている。
アプリケーションソフト・ペイント3Dで、マウスを使ってイメージ画を描いてみた。うーん、何とか雰囲気だけはお伝えできるか。
ワラの平たい部分は座布団代わりで、ここに座る。丸太の先端は斜めに切り落とされており、ここに皮を置く。置いた皮に包丁をあて、皮を引き抜く形で不用な皮を剥ぎ取っていく。
長年の使用で台の部分のワラが荒れえきたため皮がきれいにはげないなど、作業がやりにくくなっていると感じていた。個人的には、この作業で力みすぎる関係からか、ボランティア参加後、肘に痛みを抱え続けてきた。以前から板の上の方が作業しやすいのではないかと考えていたこともあり、試しにワラ製台の形をまねた木製台を作って作業をしてみると、力みがなく作業をできるなどなかなか使い心地が良い。
ボランティアのリクエストに応え、試作品をベースに改善し、この間10数台を作った。
材料は、自宅や学舎にある板の切れ端等を使っているので、新たな投資はほぼゼロ。ただし、これまでに作った分でほぼ使える材料はなくなった。
おおむね好評で、作業環境改善に少しは役だったものと思う。
2月の始め頃から毎週数台を作り、1ヶ月立ったわけだが、ある意見があった。
作業をしているとお尻が痛いというのだ。
実は木製台を作る当初から、尻が痛くなる懸念はあった。私の場合、尻の下に敷かず、左太ももの下に敷いて、斜めに構えて台を使ってきた。その方が作業をしやすいのだ。ところがボランティアの大半は尻の下に敷いて使っている。ワラ製の台は、事実上の座布団付きなのでその点では安心だ。同時に、冷えの対策にもなる。
木製台を構想するにあたって、尻の部分を広くした形、いわば角形のうちわ型にして、板の上に座布団を敷いて使えば良いかと考えた。しかし、この形ではしょしとり台が大きくなる上、大きな材料もなかった。そこで、写真のような、長方形の板の上に斜面を設置する構造にしたのだが、やはり懸念は間違っていなかったのだ。
さて、これをどう改善するか。木製台を板で挟み込む形の台を作ってお尻のあたる面を平らにし,、座布団などの柔らかい素材を敷いて使えば何とかなる。こう思いついた。さっそく試作してみよう。さてうまくいくのだろうか。
ボランティアの作業では、しょしとり後の白皮の点検とハサミを使った汚れた皮の処理をしているのだが、みなさんのしょしとりの作業が早くて、白皮がどんどんたまっていく。昼食前、総出でたまった白皮を干す作業に取りかかってもらった。
乾燥した白皮は束ねて、和紙をすく時まで保管する。
学舎の前面は田んぼが広がり、なかなか見通しが良い。空を流れる雲もよく見える。
大きな高積雲がぽっかり浮かんだ。なかなか雄大・・。良い景色を味わえた。
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