<記事転載>
学校で被爆の苦しみを教わらなかった……
米国で広がる『はだしのゲン』
広島での被爆体験を基に漫画家、中沢啓治さん(70)が描いたベストセラー漫画「はだしのゲン」全10巻の英訳版が完成、ほかにも十数カ国語に翻訳され、世界各国で幅広く読まれ始めている。「学校では被爆の苦しみを教わらなかった」
「ゲンは核兵器の恐ろしさを伝える生き証人だ」。米国で読んだ人々は、初めて知る被爆者の苦難に衝撃を受けた様子だった。
ニュージャージー州で夫と保険代理業を営むメリー・キャロルさん(50)は漫画を読んで、愕然(がくぜん)とした。「学校では日本の一般市民の苦しみは何一つ学んでこなかった」からだ。米で活動するジャズバンド「ヒロシマ」の演奏などを通して原爆に興味を持った。「われわれ米国人は、恐るべき核の破壊力を教えられていない。
ヒロシマ、ナガサキの惨劇がまた繰り返されるかも、と思うと恐ろしい」米国での出版を引き受けたサンフランシスコの出版社ラスト・ギャスプによると、最近は「はだしのゲン」を教材に取り入れる高校や大学が出てきている。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0908/05/news015.html
このニュースを率直に喜べない保守派の人も多いと思います。その理由に関しては先ずは下記のサイトを紹介しますのでご覧下さい。
自由主義史観研究会(特集:原爆をいかに語り継ぐべきか)
『はだしのゲン』は『週刊少年ジャンプ』(集英社)昭和48年6月より連載がはじまり、その連載が終了したのち、『市民』 ... だが、連載の後期になるほど反日自虐史観に著者が染まり、ついには再三にわたり天皇や、天皇制度を侮辱、否定し、 ...
しかし、又違ったというか、下記のような意見もあります。「真保守市民の会」のメンバーの一人の方のブログ記事も紹介しておきましょう。
Flight to Freedom/神の国へ... : はだしのゲン ...
はだしのゲンは私が小学生の時にクラスの本棚に並べて置いてあったので休み時間に一生懸命読んでいた記憶がある。 ... 私は、はだしのゲンを読んだことがなかったので分からなかったのですが、この漫画後期になると反日自虐史観に染まっていったようですよ。 ...
日本人にとっては必ずしも適切な表現をしていないからこそ、今回米国で取り上げられることになったのかも知れません。しかし、この事に関して言うならば、日本人の被爆の苦しみを米国人が分かってくれれば、それは有意義なことであると思います。
ただし、原爆投下による日本人の苦しみが、天皇陛下への批判に結びつくなどと言った、誤った認識が米国社会に伝わることを懸念しないわけには行きません。
米国大使館やその周辺で毎年夏には活動していますが、日本人が心の底からこの問題に怒りを表明しているようには思えなくなってきました。確かに東京大空襲や原爆投下の惨劇を知る人は少なくなっています。
私は今年84歳になる母に聞いています。八王子の爆弾工場で働いていた、まだ若いときに経験したそうですが、焼夷弾で焼き尽くされた東京を実際に見たそうです。それは将に地獄絵図だったと語っています。
原爆にしても東京大空襲にしても、民間人を殺戮したわけですから、米国は少なくとも「同盟国」という認識を持つなら、日本人に大統領が謝罪くらいすべきです。
オバマ大統領はそのことに関して、どうなのでしょう?やはり歴代の大統領と同じ考えなのでしょうか。私にはどうしても忘れられないことがあります。
日米経済戦争とまで称された平成4年頃のことですが、この頃日本人は自信を持っていました。日本人は少々傲慢さを見せ付けていたときでもありました。そのときに経済界や政界ではあからさまに米国を批判する言葉が出ました。
「怠情で読み書きができない米国人」というものです。
その当否はともかく、この言葉に即座に反応した当時の民主党のホリングス上院議員の言葉は痛烈でした。私はこの言葉を今でも忘れません。
「その怠け者で文盲のアメリカ人が作った原爆でお前ら日本人は殺されたのじゃなかったのか」
そして、私が今以てこの言葉を忘れない一番の理由は、この米国人の発言に対して、当時の加藤紘一官房長官の談話でした。
「原爆を例えに使うのは、いい冗談とは言えない」
たったこのコメント一つでした。しかも、マスメディアもベタ記事扱いでした。
夏になれば日本のマスコミは大騒ぎします。戦争と平和という特集記事をこぞって取り上げる。ある種の事柄には過剰とも言える反応を示すが、ある種の事柄については、公平を装うためにか、扱いはするが小さ過ぎます。
日本人がやったとする「従軍慰安婦」「強制連行」には大騒ぎしても、原爆投下や大空襲に関しては加害者側の責任を追及しない。この歴史の歪みを我々は正さなければなりません。
米国は日本人大虐殺を謝罪しろ!【米国大使館前編】
----------------------
アメリカに原爆を投下され、多くの犠牲者を出したにもかかわらず、日本人は何故アメリカに対して好意的なのだろうと、10年前から素朴な疑問を持っていました。
従軍慰安婦や南京大虐殺には大騒ぎして、日本は韓国や中国に謝罪すべきだと言いますが、アメリカの原爆の大罪については何ら問題にしないのはおかしいと考えていました。
自分の過ちを反省して、他者を責めないという日本人の美徳もあるのでしょうが、あまりにいき過ぎだと思います。
今になって分かるのは、戦後のアメリカの占領政策が成功して、アメリカに対して日本人の原爆の反感は、ほとんどの人が持っていないのだと思います。ある意味洗脳が成功したともいえると思います。
アメリカの原爆投下の代償として、保証金をよこせなどという日本人はいないと思いますが、せめて原爆投下の非を認めて、日本に対して謝罪くらいはしてもらいたいと思います。
●せと弘幸氏のブログ
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/?p=5
学校で被爆の苦しみを教わらなかった……
米国で広がる『はだしのゲン』
広島での被爆体験を基に漫画家、中沢啓治さん(70)が描いたベストセラー漫画「はだしのゲン」全10巻の英訳版が完成、ほかにも十数カ国語に翻訳され、世界各国で幅広く読まれ始めている。「学校では被爆の苦しみを教わらなかった」
「ゲンは核兵器の恐ろしさを伝える生き証人だ」。米国で読んだ人々は、初めて知る被爆者の苦難に衝撃を受けた様子だった。
ニュージャージー州で夫と保険代理業を営むメリー・キャロルさん(50)は漫画を読んで、愕然(がくぜん)とした。「学校では日本の一般市民の苦しみは何一つ学んでこなかった」からだ。米で活動するジャズバンド「ヒロシマ」の演奏などを通して原爆に興味を持った。「われわれ米国人は、恐るべき核の破壊力を教えられていない。
ヒロシマ、ナガサキの惨劇がまた繰り返されるかも、と思うと恐ろしい」米国での出版を引き受けたサンフランシスコの出版社ラスト・ギャスプによると、最近は「はだしのゲン」を教材に取り入れる高校や大学が出てきている。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0908/05/news015.html
このニュースを率直に喜べない保守派の人も多いと思います。その理由に関しては先ずは下記のサイトを紹介しますのでご覧下さい。
自由主義史観研究会(特集:原爆をいかに語り継ぐべきか)
『はだしのゲン』は『週刊少年ジャンプ』(集英社)昭和48年6月より連載がはじまり、その連載が終了したのち、『市民』 ... だが、連載の後期になるほど反日自虐史観に著者が染まり、ついには再三にわたり天皇や、天皇制度を侮辱、否定し、 ...
しかし、又違ったというか、下記のような意見もあります。「真保守市民の会」のメンバーの一人の方のブログ記事も紹介しておきましょう。
Flight to Freedom/神の国へ... : はだしのゲン ...
はだしのゲンは私が小学生の時にクラスの本棚に並べて置いてあったので休み時間に一生懸命読んでいた記憶がある。 ... 私は、はだしのゲンを読んだことがなかったので分からなかったのですが、この漫画後期になると反日自虐史観に染まっていったようですよ。 ...
日本人にとっては必ずしも適切な表現をしていないからこそ、今回米国で取り上げられることになったのかも知れません。しかし、この事に関して言うならば、日本人の被爆の苦しみを米国人が分かってくれれば、それは有意義なことであると思います。
ただし、原爆投下による日本人の苦しみが、天皇陛下への批判に結びつくなどと言った、誤った認識が米国社会に伝わることを懸念しないわけには行きません。
米国大使館やその周辺で毎年夏には活動していますが、日本人が心の底からこの問題に怒りを表明しているようには思えなくなってきました。確かに東京大空襲や原爆投下の惨劇を知る人は少なくなっています。
私は今年84歳になる母に聞いています。八王子の爆弾工場で働いていた、まだ若いときに経験したそうですが、焼夷弾で焼き尽くされた東京を実際に見たそうです。それは将に地獄絵図だったと語っています。
原爆にしても東京大空襲にしても、民間人を殺戮したわけですから、米国は少なくとも「同盟国」という認識を持つなら、日本人に大統領が謝罪くらいすべきです。
オバマ大統領はそのことに関して、どうなのでしょう?やはり歴代の大統領と同じ考えなのでしょうか。私にはどうしても忘れられないことがあります。
日米経済戦争とまで称された平成4年頃のことですが、この頃日本人は自信を持っていました。日本人は少々傲慢さを見せ付けていたときでもありました。そのときに経済界や政界ではあからさまに米国を批判する言葉が出ました。
「怠情で読み書きができない米国人」というものです。
その当否はともかく、この言葉に即座に反応した当時の民主党のホリングス上院議員の言葉は痛烈でした。私はこの言葉を今でも忘れません。
「その怠け者で文盲のアメリカ人が作った原爆でお前ら日本人は殺されたのじゃなかったのか」
そして、私が今以てこの言葉を忘れない一番の理由は、この米国人の発言に対して、当時の加藤紘一官房長官の談話でした。
「原爆を例えに使うのは、いい冗談とは言えない」
たったこのコメント一つでした。しかも、マスメディアもベタ記事扱いでした。
夏になれば日本のマスコミは大騒ぎします。戦争と平和という特集記事をこぞって取り上げる。ある種の事柄には過剰とも言える反応を示すが、ある種の事柄については、公平を装うためにか、扱いはするが小さ過ぎます。
日本人がやったとする「従軍慰安婦」「強制連行」には大騒ぎしても、原爆投下や大空襲に関しては加害者側の責任を追及しない。この歴史の歪みを我々は正さなければなりません。
米国は日本人大虐殺を謝罪しろ!【米国大使館前編】
----------------------
アメリカに原爆を投下され、多くの犠牲者を出したにもかかわらず、日本人は何故アメリカに対して好意的なのだろうと、10年前から素朴な疑問を持っていました。
従軍慰安婦や南京大虐殺には大騒ぎして、日本は韓国や中国に謝罪すべきだと言いますが、アメリカの原爆の大罪については何ら問題にしないのはおかしいと考えていました。
自分の過ちを反省して、他者を責めないという日本人の美徳もあるのでしょうが、あまりにいき過ぎだと思います。
今になって分かるのは、戦後のアメリカの占領政策が成功して、アメリカに対して日本人の原爆の反感は、ほとんどの人が持っていないのだと思います。ある意味洗脳が成功したともいえると思います。
アメリカの原爆投下の代償として、保証金をよこせなどという日本人はいないと思いますが、せめて原爆投下の非を認めて、日本に対して謝罪くらいはしてもらいたいと思います。
●せと弘幸氏のブログ
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/?p=5