<Nevadaより記事転載>
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「悪化が続く中国経済」
中国経済の悪化が統計でも明確になってきており世界経済は牽引役がいない状態になりつつあります。
【中国製造業購買担当者景気指数】 52.0(-3.8)
これで2ケ月連続のマイナスになっていますがこの2ケ月は中国の旧正月前であり本来ならもっと良くて良い筈なのです。
先日の香港でもそうでしたが中国人の消費へのマインドは我々がマスコミを通じて聞かされている内容とはかなりかけ離れています。
今や中国人は我々が『期待する』消費をしなくなりつつあるのです。
中国消費景気を当て込んで製造され中国に溜め込まれた製品在庫・原材料が日本をはじめ世界中に流れ込めば世界の経済はガタガタになります。
金融市場はこの変化を未だ読み取っていませんがいずれものすごい歪みとして表面化する筈です。
<転載終わり>
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中国人が秋葉で、家電やパソコンを買い漁っている様子が、テレビで放映されることが最近多くなっているように思います。確かに秋葉でも、新宿でも中国人(もしかしたら台湾人かもしれませんが)をよく見かけますので、爆買いをしているのかも知れません。
しかしながら、このNevadaの数字が示すように、中国人の購買力は少しづつ減速しているようにも思えます。下記の朝倉慶氏の分析の通り、アメリカの余った金が中国でバブルを引き起こし、最後は爆裂するという見方が正しいように思えます。
一方、副島隆彦氏は中国はあと5年でアメリカを追い抜き、世界の覇権を握るだろうと言われています。
私個人としては、朝倉氏の予測通り中国はインフレに陥り、農民工などの低所得者は食料の購入も満足にできない可能性が高いと考えています。今年1年を見れば、結果は明らかになると思います。(7月には大きな動きがあるとも言われています。)
また、中国では1日に300回もの暴動が起こっています。1年間で10万回という考えられない回数です。1994年は1万回(日本人は毎年0回)でしたが、毎年どんどん回数が増えてくるとのことです。このことを見ても、中国が世界の覇権を握る前に、内乱で分裂してしまうのではないかと予測しています。
アメリカがダメになったので、日本は中国しか頼れる国はないように報道されますが、肝心の中国はアメリカよりも危ういかも知れません。
<朝倉慶の記事>
インフレの波は中国から?
FRBのバーナンキ議長はマネーを有り余るほどに印刷しましたが、まだアメリカ本土ではインフレは起きていません。というのも有り余ったマネーは中国やブラジルへの投資という形になって新興国にバブルを輸出している形となっているからです。ですからこの流れの延長上にインフレがあり、今回世界中を覆うことになるであろう激しいインフレの波はまず、その発展の一番手の中国から火が上がるというわけです。そして仮に中国の物価が制御できないようになると、いよいよ世界経済のコントロールが難しくなる、と考えているのです。13億人の人口は巨大な力の源泉ですが、反面、一度歯車が狂った場合はコントロールが効かなくなるのです。物価が急騰して食べられなくなる人達が溢れる事態を想像してみてください。それが中国全土で発生したら? 中国で景気を冷やすための金融緩和はできません。8%成長を義務づけられているのです。失業者の氾濫は許容できません。いざ物価が上昇したら舵取りが極めて難しいのです。そしてシンクタンクAEIはそのことを予見しているのです。
それだけではありません。米当局とも近い情報サービス会社、ユーラシア・グループは「2010年の最大のリスクは米中関係」と報告したのです。もう完全にシュミレーションはできていると言っていいでしょう。アメリカはこれから来る世界的な未曽有のインフレが襲う混乱を意識し始めているのです。それが中国から発生すること、そのことが世界経済の方向性を不確実にかつ難しくすると思っているのです。今、世界は新興国の爆発的な需要に助けられ、景気回復の足取りを歩もうとしているように見えます。その機関車の中国についにインフレの波が押し寄せ、結果、経済政策に支障を来たし、収集不能の状態に陥ると思っていることでしょう。ですからそれをみて、今、対中国政策の舵を切り替えたのです。そろそろ喧嘩を始める時、これから大混乱になって中国が弱ったときにアメリカは中国に対して牙を剥くでしょう。その時の役者はオバマかヒラリーかはわかりません。「肉を切らして骨を絶つ」、アメリカは自らの犠牲が伴うのはわかりきっています。戦うということは自らも傷つくのです。アメリカは覚悟を決めたのです。そして準備を始めました。勇ましいグーグルの姿はアメリカ国家そのものです。ついに、米中、生き残りをかけた覇権争いの幕は開いたのです。
<中国の暴動>
【鄭州/中国 24日 AFP】中国中部河南省(Henan province)鄭州(Zhengzhou)で23日、警察車両がバンに衝突、バンの運転手が死亡した。怒った人々がこの警察官を襲撃した。中国はかつて、独裁による秩序や監視で有名であったが、徐々に共産党の容赦の無い管理は影をひそめ、近年は社会構造が悪化しつつある。最近公開されたデータによると、民衆暴動の件数が2004年の7万4000件から2005年は8万7000件に増加した。1994年には僅か1万件程であった。写真は、私服の警察官を襲う群衆。(c)AFP
●Nevada
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
●朝倉慶氏の記事(船井幸雄.com)
http://www.funaiyukio.com/money2/
●中国の暴動
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2038947/423151
●民主主義にはほど遠い中国
http://keywalker.afpbb.com/headline/search?q=%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%80%80%E6%9A%B4%E5%8B%95&type=text&sort=date
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「悪化が続く中国経済」
中国経済の悪化が統計でも明確になってきており世界経済は牽引役がいない状態になりつつあります。
【中国製造業購買担当者景気指数】 52.0(-3.8)
これで2ケ月連続のマイナスになっていますがこの2ケ月は中国の旧正月前であり本来ならもっと良くて良い筈なのです。
先日の香港でもそうでしたが中国人の消費へのマインドは我々がマスコミを通じて聞かされている内容とはかなりかけ離れています。
今や中国人は我々が『期待する』消費をしなくなりつつあるのです。
中国消費景気を当て込んで製造され中国に溜め込まれた製品在庫・原材料が日本をはじめ世界中に流れ込めば世界の経済はガタガタになります。
金融市場はこの変化を未だ読み取っていませんがいずれものすごい歪みとして表面化する筈です。
<転載終わり>
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中国人が秋葉で、家電やパソコンを買い漁っている様子が、テレビで放映されることが最近多くなっているように思います。確かに秋葉でも、新宿でも中国人(もしかしたら台湾人かもしれませんが)をよく見かけますので、爆買いをしているのかも知れません。
しかしながら、このNevadaの数字が示すように、中国人の購買力は少しづつ減速しているようにも思えます。下記の朝倉慶氏の分析の通り、アメリカの余った金が中国でバブルを引き起こし、最後は爆裂するという見方が正しいように思えます。
一方、副島隆彦氏は中国はあと5年でアメリカを追い抜き、世界の覇権を握るだろうと言われています。
私個人としては、朝倉氏の予測通り中国はインフレに陥り、農民工などの低所得者は食料の購入も満足にできない可能性が高いと考えています。今年1年を見れば、結果は明らかになると思います。(7月には大きな動きがあるとも言われています。)
また、中国では1日に300回もの暴動が起こっています。1年間で10万回という考えられない回数です。1994年は1万回(日本人は毎年0回)でしたが、毎年どんどん回数が増えてくるとのことです。このことを見ても、中国が世界の覇権を握る前に、内乱で分裂してしまうのではないかと予測しています。
アメリカがダメになったので、日本は中国しか頼れる国はないように報道されますが、肝心の中国はアメリカよりも危ういかも知れません。
<朝倉慶の記事>
インフレの波は中国から?
FRBのバーナンキ議長はマネーを有り余るほどに印刷しましたが、まだアメリカ本土ではインフレは起きていません。というのも有り余ったマネーは中国やブラジルへの投資という形になって新興国にバブルを輸出している形となっているからです。ですからこの流れの延長上にインフレがあり、今回世界中を覆うことになるであろう激しいインフレの波はまず、その発展の一番手の中国から火が上がるというわけです。そして仮に中国の物価が制御できないようになると、いよいよ世界経済のコントロールが難しくなる、と考えているのです。13億人の人口は巨大な力の源泉ですが、反面、一度歯車が狂った場合はコントロールが効かなくなるのです。物価が急騰して食べられなくなる人達が溢れる事態を想像してみてください。それが中国全土で発生したら? 中国で景気を冷やすための金融緩和はできません。8%成長を義務づけられているのです。失業者の氾濫は許容できません。いざ物価が上昇したら舵取りが極めて難しいのです。そしてシンクタンクAEIはそのことを予見しているのです。
それだけではありません。米当局とも近い情報サービス会社、ユーラシア・グループは「2010年の最大のリスクは米中関係」と報告したのです。もう完全にシュミレーションはできていると言っていいでしょう。アメリカはこれから来る世界的な未曽有のインフレが襲う混乱を意識し始めているのです。それが中国から発生すること、そのことが世界経済の方向性を不確実にかつ難しくすると思っているのです。今、世界は新興国の爆発的な需要に助けられ、景気回復の足取りを歩もうとしているように見えます。その機関車の中国についにインフレの波が押し寄せ、結果、経済政策に支障を来たし、収集不能の状態に陥ると思っていることでしょう。ですからそれをみて、今、対中国政策の舵を切り替えたのです。そろそろ喧嘩を始める時、これから大混乱になって中国が弱ったときにアメリカは中国に対して牙を剥くでしょう。その時の役者はオバマかヒラリーかはわかりません。「肉を切らして骨を絶つ」、アメリカは自らの犠牲が伴うのはわかりきっています。戦うということは自らも傷つくのです。アメリカは覚悟を決めたのです。そして準備を始めました。勇ましいグーグルの姿はアメリカ国家そのものです。ついに、米中、生き残りをかけた覇権争いの幕は開いたのです。
<中国の暴動>
【鄭州/中国 24日 AFP】中国中部河南省(Henan province)鄭州(Zhengzhou)で23日、警察車両がバンに衝突、バンの運転手が死亡した。怒った人々がこの警察官を襲撃した。中国はかつて、独裁による秩序や監視で有名であったが、徐々に共産党の容赦の無い管理は影をひそめ、近年は社会構造が悪化しつつある。最近公開されたデータによると、民衆暴動の件数が2004年の7万4000件から2005年は8万7000件に増加した。1994年には僅か1万件程であった。写真は、私服の警察官を襲う群衆。(c)AFP
●Nevada
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
●朝倉慶氏の記事(船井幸雄.com)
http://www.funaiyukio.com/money2/
●中国の暴動
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2038947/423151
●民主主義にはほど遠い中国
http://keywalker.afpbb.com/headline/search?q=%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%80%80%E6%9A%B4%E5%8B%95&type=text&sort=date