<株式日記より記事転載>
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「日本人の留学生は増え続けているが、アメリカへの留学生が減っている
のは何故か? アメリカは歴史も文化も無い薄っぺらな国だからだ。」
◆ハーバード大学長「日本人生徒の減少懸念」 1年生わずか1人 3月15日 日経新聞
今年の1年生で日本人は1人だけだ――。米ハーバード大学のドルー・ファウスト学長は都内での日本の大学関係者との懇談で、日本人留学生の減少に懸念を表明した。中国や韓国からの留学が増えるなか、日本人留学生の減少には「大学も注目している」と指摘。日本の学生に「内向き志向」からの転換を勧めた。
学長は「日本の学生は留学するより日本の大学に通ったほうが将来的に有利だと考えているようだ」と発言。「気候変動や感染症といった問題は世界中を見なければ答えは見つからない」と訴えた。その後、学長は鳩山由紀夫首相と会談し、海外留学を増やす必要があると強調した。
◆草食化?学生、米留学に尻込み 10年で1.3万人減 2009年12月20日 朝日新聞
留学といえばアメリカ――が通り相場だったのは今は昔。日本からの米国留学生は1997年の4万7千人をピークに減り続け、2007年は3万4千人にまで落ち込んでいる。国際化で学生が様々な国に興味を示すようになったことが大きいが、「活気あふれる国」という米国のイメージに尻込みし、「マイペースで過ごせる国がいい」と口にする草食系の学生も増えているという。
毎年秋、東京で実施される「アメリカ大学留学フェア」。米国の教育団体が主催し、米国大使館が後援する恒例行事だ。しかし、ここでも学生の反応はいま一つ。来場者は一昨年は千人を超えたが、昨年は700人弱。秋葉原で9月26日に実施した今年は米国の約20の大学がブースを構えたが、来場者は約450人にとどまった。
日本からの留学生の減少には、米国大使館も危機感をもっている。
「アメリカ留学エキスポ」。今年5月には、東京・赤坂の人気スポット「赤坂サカス」で、こう銘打ったイベントを開催した。留学体験者の講演、大学紹介といった「定番」にとどまらず、アメリカ文化の魅力を感じてもらおうとドーナツ、ピザといったアメリカンフードの店を並べ、ブルースやロックのライブコンサートも催した。
ジェームス・ズムワルト首席公使は「将来の日米関係を考えると、アメリカで生活した経験がある日本人が多ければ多いほど良い。しかし、今はそうなっていない……」と心配する。
文部科学省などによると、日本を出て海外で学ぶ留学生自体は増えており、05年の総数は約8万人と10年前の1.3倍になっている。
◆米国留学生減少の記事を読んで思うこと。 2009年12月29日 アメリカ留学日記
今の日本人学生の気質や考え方については一切わからないので何も語りませんが、
私が思ったのは、
アメリカという国の魅力が減ってきているのではということです。
私は2005年にこちらに来ました。
私はスポーツビジネスを学びたいのでスポーツ先進国のアメリカで学ぶしかないと思ってきたのですが、
同時にいい意味でも悪い意味でも世界の中心であるアメリカという国を知っておく必要があるとも思ってました。
ところがここ最近のアメリカは世界の中心ではなくなってきているように思うのです。
アフガニスタン、イラクへの「テロ撲滅」名義での戦争、
昨年のサブプライム問題に端を発する金融危機、
地中温暖化対策の非協力的な姿勢など
アメリカは世界からひんしゅくを買うことが多くなっているように思われます。
アメリカという国はアジア、ヨーロッパの国々から比べると歴史の短い国です。
それゆえに古い仕来りがなく新しいことに挑戦することが出来る国でした。
アメリカンドリームという言葉がまさにそれを表していると思います。
しかし、
アメリカは現在ではかなり保守的な国になっています。
アメリカンドリームはほとんど死語になってます。
富を持つものはますます富を持ち、持たざるものはますます貧を増していきます。
アメリカで上の世界を目指そうとするとかなり激しい生存競争に参加しなければなりません。
大学はキャリアを積むための最初の一歩です。
他人を蹴落としてという事はないですが、常にふるいに掛けられているような感じはあります。
少しでも気を抜くと遅れそうな気がするし、学期が終われば生き残ったという気になります。
記事の中で日米教育委員会が「アメリカ留学完全サバイバルセミナー」を開いているとありましたが、
アメリカのでの学生生活はまさにサバイバルです。
上を目指すならそれでもがんばれますが、
ただ単にに英語を学びたいというならアメリカ留学は向かないかもしれません。
他の国でも出来ます。
では英語以外に何を学ぶかということなんですが、これがまた問題でして、
先に書いたようにアメリカは歴史の短い国なので文化といえるものが少ないです。
アメリカ独自の文化を言えるものは
・スポーツ(野球、バスケットボール、アメフト等)
・ブルースを発端とするジャス、ロックなどの音楽
・ミュージカル(NYブロードウェー)
・映画(ハリウッド)
ぐらいではないでしょうか。
4つともエンターテイメントです。
生活スタイルどかはほとんどヨーロッパ文化の延長上にあるようなものですし、
食文化だってハンバーガーとかBBQとかありますが、どう考えてもフランス、中華、日本料理にはかないません。
上の4つだって今や日本に居ても十分に楽しめます。
かなり長々と書きましたが、まとめると、
かつては繁栄の象徴と思われていたアメリカ文化は現在では日本でも当たり前のものとなり、開拓者精神を忘れ保守的となったアメリカに新しい文化を生み出す余地は少なくなり、結果として日本人をひきつける魅力が薄れてきているというのが私の感想です。
今の私から見ると、奥深く歴史のある日本文化(東洋文化)と西洋文化の入り混じった日本のほうが新しいものが生まれてくるような気がするし、遥に魅力的です。
(私のコメント)
最初の日経新聞の記事ですが、ハーバード大学に留学する日本人学生が1人というのは驚きです。全体的にみても海外への留学生は増えているのですが、アメリカへの留学生は10年余りで47000人から34000人まで減っている。中国人や韓国人の留学生が増え続けているのに日本からの留学生が減っているのは目立ちます。
政治的外交的な結びつきから考えれば、もっと多くても不思議ではないのでしょうが、なぜ減って来ているのでしょうか? 大雑把に考えればそれだけのメリットが無いからでしょう。アメリカの有名大学を出れば一流企業に就職ができて出世コース間違い無しなら、アメリカ留学生はほっといても増え続けるはずだ。
少子化や経済不況の影響なら留学生総数が減ってもおかしくはありませんが、総数は増えている。考えられる事はアメリカの大学を出ても外資系の会社に就職するのならいいが、日本企業に就職するにはアメリカの大学を出てもプラスにはならず、たとえ入社しても海外駐在要員として本社勤務にはなれないからだろう。
頼みの外資系企業もリーマンショック以降の就職は厳しく、これではアメリカに留学する日本人学生は減ってしまうのが当然だ。一時期のMBAなどに対する信仰的な評価も最近ではがた落ちだ。分かりやすく書けばアメリカ的市場原理主義的経済学は間違いなのであり、オバマ政権でも社会主義的政策を取り入れているくらいだから、わざわざアメリカに留学して、おかしな経済学を学ぶ必要も無い。
アメリカは多民族国家であり英語を話さないアメリカ人も多く、発音もおかしなアメリカ人も多い。だから英語を学ぶ為の語学留学もアメリカは向かないようだ。第一わざわざアメリカに留学しても英語がぺらぺらになるれわけでもなく、大学を出てMBAをとっても就職にも役に立たないとなれば時間と費用の無駄使いだ。
60年代や70年代ならアメリカで学んだ事が即日本でも役に立つ事もあっただろう。アメリカで起きていた事は数年後には日本でも起きることが良くあった。しかし最近のアメリカは日本の10年後を追っかけているように見える。08年にアメリカで起きたバブル崩壊は日本で91年に起きたバブル崩壊の後を追っている。
だから最新の経済学を学ぼうと思ったら日本の経済状況を学んだ方が役に立つだろう。時価会計も粉飾決算も飛ばしも何でもありのアメリカのやり方は日本がかつてやっていたことだ。つまりアメリカの会計方式やり方が間違っていたのだ。株式資本主義も短期的な業績に偏る経営方式はハゲタカファンドに食い尽くされてしまった。
アメリカの誇ってきた投資銀行も金融工学も化けの皮が剥がれてみれば単なるバクチに過ぎなかった。リスクを数百に分割すれば安全性が高まるとしていましたが、破綻した債券をどうやって回収するか考えてもいなかったのだろう。アメリカの金融工学といってもこの程度なのであり、証券化ビジネスも単なる「飛ばし」に過ぎなかった。
アメリカが文化的にも衰退している事は、ハリウッド映画や音楽産業を見ても明らかであり、70年代のポップスターが未だに元気で第一線で活躍している姿は、新しいサウンドを生み出す力がなくなっている証拠だ。テレビ番組でもかつてはアメリカの番組がそのまま放送されていましたが、今ではほとんどなく放送しても深夜の時間帯だ。
つまり日本からアメリカへの留学生が減ったのは、経済的にも文化的にも魅力がなくなってきたからだろう。私自身がアメリカ留学に批判的なのは、アメリカは留学生をスパイとして送り返しているからだ。中央官庁ではアメリカ留学組みでないと出世できなくしているし、竹中平蔵や川口順子のようなアメリカ留学帰りが日本の政治経済をメチャクチャにしている。だからわざわざ馬鹿になるためにアメリカ留学しているようなものであり、単なる英語屋さんに過ぎない。
日本の中央官庁も戦後間もない頃はヨーロッパ留学組みが多かったのですが、今ではアメリカ留学組みが多くなった事が政治をおかしくしているのではないだろうか? アメリカには歴史が無いから日本で応用しようとしても役に立たない。モータリゼーションによるアメリカ文化も石油の高騰で車に頼ったライフスタイルは時代遅れになりつつある。だからアメリカに留学しても時間と費用の無駄使いだ。
<転載終わり>
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概ね副島隆彦氏と同じことを言われてます。現代のアメリカに留学しても、アメリカからはあまり得るものがないということのようです。それにしてもハーバード大学に日本人が今年は1人しか入らないというのも驚きました。
『しかし最近のアメリカは日本の10年後を追っかけているように見える。08年にアメリカで起きたバブル崩壊は日本で91年に起きたバブル崩壊の後を追っている。
だから最新の経済学を学ぼうと思ったら日本の経済状況を学んだ方が役に立つだろう。時価会計も粉飾決算も飛ばしも何でもありのアメリカのやり方は日本がかつてやっていたことだ。つまりアメリカの会計方式やり方が間違っていたのだ。株式資本主義も短期的な業績に偏る経営方式はハゲタカファンドに食い尽くされてしまった。』
日月神示の「日本は世界の型の国」ということを思い出しました。日本で起こったことが、その後世界でも起こるだろうと日月神示には書いてあります。
確かに日本のバブルが崩壊したのは1990年ころでしたが、アメリカは2008年にバブルがはじけてしまいました。ドバイのバブルがはじけたのも記憶に新しいところです。そして今年か来年には中国の巨大バブルがはじけると予測されています。
先日購入した伊達巌氏の「聖書の暗号は知っていた」を読むと、イルミナティのボスであるロスチャイルドの常套手段が、わざとバブルを作って、それを破裂させることで、その後に大きな利益を得るということだそうです。
1929年の世界恐慌もロスチャイルドの計画通りにバブルを作り、破裂させて、その後に大きな利益を独り占めしたとのことです。
そして、今回のデリバティブという空前のバブルの画策と、破裂もロスチャイルドやロックフェラーの計画と言われています。シオンの議定書に書いてある通りに、ロスチャイルドは真面目にその計画を実行しているようです。ヘブライ語で書かれた聖書をバイブルコードに沿って解読すると、はっきりとそのことが表示されることは驚異です。
そしてアメリカが中国にケンカを売ったように、いよいよバブル崩壊第2幕へ向けてシナリオが動き始めたようです。副島隆彦氏は、3月に世界的な事件があるが、一時的には落ち着き、7月に本格的な事件が起きると予測されています。コルマンインデックスも6月には大きな出来事が起こると予測しています。いずれにしても今年は、資本主義崩壊へ向けて大きな事件が起きるようです。つまりリーマンよりも大きな事件が起こり、それを機に一機に恐慌へ突き進んでいくようです。それもミロクの世を実現するには、致し方ないことのようです。ただ、大難は少難にまつり変えさせたいと思います。
●株式日記
http://blog.goo.ne.jp/2005tora
●聖書の暗号はお見通しだった
http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=201002004
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「日本人の留学生は増え続けているが、アメリカへの留学生が減っている
のは何故か? アメリカは歴史も文化も無い薄っぺらな国だからだ。」
◆ハーバード大学長「日本人生徒の減少懸念」 1年生わずか1人 3月15日 日経新聞
今年の1年生で日本人は1人だけだ――。米ハーバード大学のドルー・ファウスト学長は都内での日本の大学関係者との懇談で、日本人留学生の減少に懸念を表明した。中国や韓国からの留学が増えるなか、日本人留学生の減少には「大学も注目している」と指摘。日本の学生に「内向き志向」からの転換を勧めた。
学長は「日本の学生は留学するより日本の大学に通ったほうが将来的に有利だと考えているようだ」と発言。「気候変動や感染症といった問題は世界中を見なければ答えは見つからない」と訴えた。その後、学長は鳩山由紀夫首相と会談し、海外留学を増やす必要があると強調した。
◆草食化?学生、米留学に尻込み 10年で1.3万人減 2009年12月20日 朝日新聞
留学といえばアメリカ――が通り相場だったのは今は昔。日本からの米国留学生は1997年の4万7千人をピークに減り続け、2007年は3万4千人にまで落ち込んでいる。国際化で学生が様々な国に興味を示すようになったことが大きいが、「活気あふれる国」という米国のイメージに尻込みし、「マイペースで過ごせる国がいい」と口にする草食系の学生も増えているという。
毎年秋、東京で実施される「アメリカ大学留学フェア」。米国の教育団体が主催し、米国大使館が後援する恒例行事だ。しかし、ここでも学生の反応はいま一つ。来場者は一昨年は千人を超えたが、昨年は700人弱。秋葉原で9月26日に実施した今年は米国の約20の大学がブースを構えたが、来場者は約450人にとどまった。
日本からの留学生の減少には、米国大使館も危機感をもっている。
「アメリカ留学エキスポ」。今年5月には、東京・赤坂の人気スポット「赤坂サカス」で、こう銘打ったイベントを開催した。留学体験者の講演、大学紹介といった「定番」にとどまらず、アメリカ文化の魅力を感じてもらおうとドーナツ、ピザといったアメリカンフードの店を並べ、ブルースやロックのライブコンサートも催した。
ジェームス・ズムワルト首席公使は「将来の日米関係を考えると、アメリカで生活した経験がある日本人が多ければ多いほど良い。しかし、今はそうなっていない……」と心配する。
文部科学省などによると、日本を出て海外で学ぶ留学生自体は増えており、05年の総数は約8万人と10年前の1.3倍になっている。
◆米国留学生減少の記事を読んで思うこと。 2009年12月29日 アメリカ留学日記
今の日本人学生の気質や考え方については一切わからないので何も語りませんが、
私が思ったのは、
アメリカという国の魅力が減ってきているのではということです。
私は2005年にこちらに来ました。
私はスポーツビジネスを学びたいのでスポーツ先進国のアメリカで学ぶしかないと思ってきたのですが、
同時にいい意味でも悪い意味でも世界の中心であるアメリカという国を知っておく必要があるとも思ってました。
ところがここ最近のアメリカは世界の中心ではなくなってきているように思うのです。
アフガニスタン、イラクへの「テロ撲滅」名義での戦争、
昨年のサブプライム問題に端を発する金融危機、
地中温暖化対策の非協力的な姿勢など
アメリカは世界からひんしゅくを買うことが多くなっているように思われます。
アメリカという国はアジア、ヨーロッパの国々から比べると歴史の短い国です。
それゆえに古い仕来りがなく新しいことに挑戦することが出来る国でした。
アメリカンドリームという言葉がまさにそれを表していると思います。
しかし、
アメリカは現在ではかなり保守的な国になっています。
アメリカンドリームはほとんど死語になってます。
富を持つものはますます富を持ち、持たざるものはますます貧を増していきます。
アメリカで上の世界を目指そうとするとかなり激しい生存競争に参加しなければなりません。
大学はキャリアを積むための最初の一歩です。
他人を蹴落としてという事はないですが、常にふるいに掛けられているような感じはあります。
少しでも気を抜くと遅れそうな気がするし、学期が終われば生き残ったという気になります。
記事の中で日米教育委員会が「アメリカ留学完全サバイバルセミナー」を開いているとありましたが、
アメリカのでの学生生活はまさにサバイバルです。
上を目指すならそれでもがんばれますが、
ただ単にに英語を学びたいというならアメリカ留学は向かないかもしれません。
他の国でも出来ます。
では英語以外に何を学ぶかということなんですが、これがまた問題でして、
先に書いたようにアメリカは歴史の短い国なので文化といえるものが少ないです。
アメリカ独自の文化を言えるものは
・スポーツ(野球、バスケットボール、アメフト等)
・ブルースを発端とするジャス、ロックなどの音楽
・ミュージカル(NYブロードウェー)
・映画(ハリウッド)
ぐらいではないでしょうか。
4つともエンターテイメントです。
生活スタイルどかはほとんどヨーロッパ文化の延長上にあるようなものですし、
食文化だってハンバーガーとかBBQとかありますが、どう考えてもフランス、中華、日本料理にはかないません。
上の4つだって今や日本に居ても十分に楽しめます。
かなり長々と書きましたが、まとめると、
かつては繁栄の象徴と思われていたアメリカ文化は現在では日本でも当たり前のものとなり、開拓者精神を忘れ保守的となったアメリカに新しい文化を生み出す余地は少なくなり、結果として日本人をひきつける魅力が薄れてきているというのが私の感想です。
今の私から見ると、奥深く歴史のある日本文化(東洋文化)と西洋文化の入り混じった日本のほうが新しいものが生まれてくるような気がするし、遥に魅力的です。
(私のコメント)
最初の日経新聞の記事ですが、ハーバード大学に留学する日本人学生が1人というのは驚きです。全体的にみても海外への留学生は増えているのですが、アメリカへの留学生は10年余りで47000人から34000人まで減っている。中国人や韓国人の留学生が増え続けているのに日本からの留学生が減っているのは目立ちます。
政治的外交的な結びつきから考えれば、もっと多くても不思議ではないのでしょうが、なぜ減って来ているのでしょうか? 大雑把に考えればそれだけのメリットが無いからでしょう。アメリカの有名大学を出れば一流企業に就職ができて出世コース間違い無しなら、アメリカ留学生はほっといても増え続けるはずだ。
少子化や経済不況の影響なら留学生総数が減ってもおかしくはありませんが、総数は増えている。考えられる事はアメリカの大学を出ても外資系の会社に就職するのならいいが、日本企業に就職するにはアメリカの大学を出てもプラスにはならず、たとえ入社しても海外駐在要員として本社勤務にはなれないからだろう。
頼みの外資系企業もリーマンショック以降の就職は厳しく、これではアメリカに留学する日本人学生は減ってしまうのが当然だ。一時期のMBAなどに対する信仰的な評価も最近ではがた落ちだ。分かりやすく書けばアメリカ的市場原理主義的経済学は間違いなのであり、オバマ政権でも社会主義的政策を取り入れているくらいだから、わざわざアメリカに留学して、おかしな経済学を学ぶ必要も無い。
アメリカは多民族国家であり英語を話さないアメリカ人も多く、発音もおかしなアメリカ人も多い。だから英語を学ぶ為の語学留学もアメリカは向かないようだ。第一わざわざアメリカに留学しても英語がぺらぺらになるれわけでもなく、大学を出てMBAをとっても就職にも役に立たないとなれば時間と費用の無駄使いだ。
60年代や70年代ならアメリカで学んだ事が即日本でも役に立つ事もあっただろう。アメリカで起きていた事は数年後には日本でも起きることが良くあった。しかし最近のアメリカは日本の10年後を追っかけているように見える。08年にアメリカで起きたバブル崩壊は日本で91年に起きたバブル崩壊の後を追っている。
だから最新の経済学を学ぼうと思ったら日本の経済状況を学んだ方が役に立つだろう。時価会計も粉飾決算も飛ばしも何でもありのアメリカのやり方は日本がかつてやっていたことだ。つまりアメリカの会計方式やり方が間違っていたのだ。株式資本主義も短期的な業績に偏る経営方式はハゲタカファンドに食い尽くされてしまった。
アメリカの誇ってきた投資銀行も金融工学も化けの皮が剥がれてみれば単なるバクチに過ぎなかった。リスクを数百に分割すれば安全性が高まるとしていましたが、破綻した債券をどうやって回収するか考えてもいなかったのだろう。アメリカの金融工学といってもこの程度なのであり、証券化ビジネスも単なる「飛ばし」に過ぎなかった。
アメリカが文化的にも衰退している事は、ハリウッド映画や音楽産業を見ても明らかであり、70年代のポップスターが未だに元気で第一線で活躍している姿は、新しいサウンドを生み出す力がなくなっている証拠だ。テレビ番組でもかつてはアメリカの番組がそのまま放送されていましたが、今ではほとんどなく放送しても深夜の時間帯だ。
つまり日本からアメリカへの留学生が減ったのは、経済的にも文化的にも魅力がなくなってきたからだろう。私自身がアメリカ留学に批判的なのは、アメリカは留学生をスパイとして送り返しているからだ。中央官庁ではアメリカ留学組みでないと出世できなくしているし、竹中平蔵や川口順子のようなアメリカ留学帰りが日本の政治経済をメチャクチャにしている。だからわざわざ馬鹿になるためにアメリカ留学しているようなものであり、単なる英語屋さんに過ぎない。
日本の中央官庁も戦後間もない頃はヨーロッパ留学組みが多かったのですが、今ではアメリカ留学組みが多くなった事が政治をおかしくしているのではないだろうか? アメリカには歴史が無いから日本で応用しようとしても役に立たない。モータリゼーションによるアメリカ文化も石油の高騰で車に頼ったライフスタイルは時代遅れになりつつある。だからアメリカに留学しても時間と費用の無駄使いだ。
<転載終わり>
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概ね副島隆彦氏と同じことを言われてます。現代のアメリカに留学しても、アメリカからはあまり得るものがないということのようです。それにしてもハーバード大学に日本人が今年は1人しか入らないというのも驚きました。
『しかし最近のアメリカは日本の10年後を追っかけているように見える。08年にアメリカで起きたバブル崩壊は日本で91年に起きたバブル崩壊の後を追っている。
だから最新の経済学を学ぼうと思ったら日本の経済状況を学んだ方が役に立つだろう。時価会計も粉飾決算も飛ばしも何でもありのアメリカのやり方は日本がかつてやっていたことだ。つまりアメリカの会計方式やり方が間違っていたのだ。株式資本主義も短期的な業績に偏る経営方式はハゲタカファンドに食い尽くされてしまった。』
日月神示の「日本は世界の型の国」ということを思い出しました。日本で起こったことが、その後世界でも起こるだろうと日月神示には書いてあります。
確かに日本のバブルが崩壊したのは1990年ころでしたが、アメリカは2008年にバブルがはじけてしまいました。ドバイのバブルがはじけたのも記憶に新しいところです。そして今年か来年には中国の巨大バブルがはじけると予測されています。
先日購入した伊達巌氏の「聖書の暗号は知っていた」を読むと、イルミナティのボスであるロスチャイルドの常套手段が、わざとバブルを作って、それを破裂させることで、その後に大きな利益を得るということだそうです。
1929年の世界恐慌もロスチャイルドの計画通りにバブルを作り、破裂させて、その後に大きな利益を独り占めしたとのことです。
そして、今回のデリバティブという空前のバブルの画策と、破裂もロスチャイルドやロックフェラーの計画と言われています。シオンの議定書に書いてある通りに、ロスチャイルドは真面目にその計画を実行しているようです。ヘブライ語で書かれた聖書をバイブルコードに沿って解読すると、はっきりとそのことが表示されることは驚異です。
そしてアメリカが中国にケンカを売ったように、いよいよバブル崩壊第2幕へ向けてシナリオが動き始めたようです。副島隆彦氏は、3月に世界的な事件があるが、一時的には落ち着き、7月に本格的な事件が起きると予測されています。コルマンインデックスも6月には大きな出来事が起こると予測しています。いずれにしても今年は、資本主義崩壊へ向けて大きな事件が起きるようです。つまりリーマンよりも大きな事件が起こり、それを機に一機に恐慌へ突き進んでいくようです。それもミロクの世を実現するには、致し方ないことのようです。ただ、大難は少難にまつり変えさせたいと思います。
●株式日記
http://blog.goo.ne.jp/2005tora
●聖書の暗号はお見通しだった
http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=201002004