<重たい気持ちで書く掲示板より記事転載>
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緊急です。福島第一原発の20キロ圏の住民までも立ち入り禁止(罰則付き)にする急な動きがある。阻止しなければならない(報告文 11)。副島隆彦
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投稿者:副島隆彦
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投稿日:2011-04-04 10:36:34 | ||
副島隆彦です。 今は、2011年4月4日 午前9時半です。
緊急で書きます。 福島第一原発から、20キロ圏内に、住民たち でさえ立ち入れなくする 法律を、政府(枝野官房長官)が、急に作ると言い出し ている。 原発推進をしてきた、今の福島県知事の佐藤雄平(ふくしまゆうへい) が、急に、国に要請して、 20キロ圏以内の、浪江町(なみえまち)、双葉町(ふたばまち)、大熊町(おおくままち)、富岡町(とみおかまち)、楢葉町(ならはまち)の 住民たちを、永遠に、自分の家に、帰ることが出来なくする気だ。この動きを、皆で阻止しなければいけない。 私、副島隆彦は、どういう目に遭ってもいい。扇動罪ででも逮捕してくれ。 上記の町の住民の皆さん。急いで、この法律が出来る前に、車の運転のできる人に頼んで、自分の家に、数時間でいいから、今すぐ、帰って来なさい。 福島の 原発からの避難者たちの考えと、現状が、たくさん寄せられて、私にも真実がどんどん分かってきました。 避難者たちは、自分の家と、残してきた動物たち(今、餓死しつつある)のことが気がかりで気がかりで、ならない。だから、私、副島隆彦の現地調査の文章 をあちこちの避難所で皆が回し読みして、少し安心して、ほっとしてくれた。このことが、私にとっても一番うれしいことだ。 津波で家と家族を失った、一番、悲惨で不幸な皆さまには、私は、今は、敢えて言いません。 それ以外の、原発避難者に皆さん。以下の 福島民報 の記事を読んでください。自分のことなのだから、真剣に、読んで皆で考えてください。そして、一刻も早く、動き出して、自分の家を見に帰ってください。 検察の検問なんか恐(こわ)くないです。今なら、「住民です。家に帰って、荷物を取って来たい」と言えば、通してくれます。必ずすぐに、通します。 今すぐならまだ間に合いますから、すぐに動いてください。 地元の警察官も、消防も、東電 の巡回の職員たちも、皆、優しい。どこの国でも、どんな時でも、下っ端の、現場で働く、人間たちは、優しいのだ。皆、同じ被災者なのだ。 それに対して、官僚組織を上に登ってゆくほど、残酷な人間になってゆく。 第一原発の中で必死で、働いている東電の現場の人間や、作業員や、協力会社の社員たちは、皆、いい人たちだ。彼らは、既に死も恐れない。それに対して、人間は、「組織の上の方の人」ほど悪くなって、自己保身になる。 「原発から20キロ圏内は 立ち入り禁止の 法律で『警戒区域』に指定」になったらもう入れなくなります。以下の記事だと、数日以内で、この法律を通す、と枝野官房長官が言っている。 そんなことになったら、本当に、原発避難民は、悲惨だ。私は、たくさんの住民たちと直接、話をしている。彼らの願いと、声を代弁しているのです。皆、自分の家のことが心配で心配でならないのです。 それから、置き去りにしてきた動物たちが可哀想だ。 放射能のことは、問題ない。そのように、私、副島隆彦が、何の権限も資格もないのに、書きました。私が、3月21日と、4月1日に、この学問道場のサイトの、「今日のぼやき 1207番」に載せた文章の通りです。 以下の新聞記事の、 「避難指示地区に入ると、被曝の危険がある」というのは、ウソだ。 もうそういう危険は無いのです。高濃度の放射能が大気中に漏れ出る、という問題は、解決したのです。私が、国に代わって安全宣言を出した。 ですから、上記の5つの町の住民は、急いで、自分の家を見に行ってください。 枝野官房長官に告ぐ。 その「20キロ圏への立ち入りの『警戒区域』指定。罰則有り(すなわち、入ろうとすると誰でも逮捕される)」の緊急の法律を作るのをやめてください。 現状のまま、住民が、自分の家に帰るのを許してほしい。 以下の新聞記事にある通り、「枝野幸男官房長官は27日、20キロ圏内への一時帰宅を検討する方針を示し、県内外の避難者から歓迎の声が上がった。」 のままにしておいて欲しい。それが、住民たちの強い強い願いだ。 それから、日本の大新聞、テレビ局、週刊誌、雑誌の記者、カメラマンたちに告ぐ。どうして、皆さんは、地震、津波、原発事故の発生から3週間も経(た)つのに、まだ30キロ圏内の、現場に入らないのか。入って、住民たちにインタヴューしないのか。彼らの本当の声を聞かないのか。 それが報道、ジャーナリズムの仕事だろう。 それとも、広告、宣伝 からの収入が大きいから、東電や電通(でんつう)から睨まれたくないから、それで、記者やカメラマンを現地に入れないのか。なんという卑劣な連中だ。 以上、緊急で書きました。以下の新聞記事を読んで、政府の危ない動きを、国民は、しっかりと見つめましょう。避難民 を、各所に 散り散りバラバラにして、彼らに声を挙げさせず、責任追及の動きを鈍(にぶ)らせ、この巨大な凶事の人災の 証拠隠滅(しょうこいんめつ)を図ろうとしているのはないか。 福島県の人たちは、会津若松市も、福島市も、郡山市の人たちも、今度の原発巨大事故に至る大きな真実を、皆、知っている。ボソボソと話している。そして、20キロ圏の住民たちは、今も原発の中で働いている職員たちが、友人であり、仲間たちだ。東電の幹部たちが、地元でどのように傲慢(ごうまん)に振る舞っていたかも全部、何でも知っている。 日本政府は、原発避難民を、これ以上、苛(いじ)めることをするな! 断じてするな! <転載終わり> ----------------------------
副島氏は自分で福島原発のすぐ近くまで行き、ガイガーカウンターを使って放射線を計測されたそうです。それらの計測値から判断すると、避難されている方が一時的に自宅に
戻るくらいなら問題はないといわれています。ただ、副島氏は放射線の専門家ではありません。副島氏の独自の見解であるということです。多分広瀬隆氏に言わせれば、あまりに無謀すぎると言われると思いますし、実際無理があるかと思います。
原発事故が発生して今日で26日経ちましたが、原発20Km圏内には、副島氏以外に誰も報道機関は入って取材していないそうです。確かに20Km圏内は立ち入り禁止になっていますので、一般の人々は入ってはいけないことになっていますが、だからこそ報道機関はできる範囲で、住民や国民に対して情報を発する責任があると思います。ところが、新聞もテレビも雑誌も全く来ていないということです。私たちは副島氏が撮影した写真を見て、状況の一部を知るだけです。
原発事故が発生して26日も経てば、残してきた犬や猫、牛、豚、鶏たちも餓えているはずです。自分が26日も何も食べなければ、多分衰弱して動けないか、餓死しているかだと
思います。避難している飼い主にとっては、動物たちのことがわが子のように心配なことでしょう。かといって、副島氏が言われるように、大丈夫だといって、自宅に戻ることもできない状態だと思います。
政府の対応が、動物まで廻らないことは致し方ないと思います。原発の危機を取り除くことが、今の最大目的ですから。
ただ、あまりに動物が不敏ですので、何らかの手伝いができないかと、ずっと考えています。
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