<日本弥栄の会より記事転載>
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子が天国で親が地獄ということもある
中学生アイドルの藤波心という女の子が、自身のブログで、原子力発電所と今回の
原発関連報道を批判したことがツイッターなどで拡散され、かなり話題になって
いるそうです。
★中学生アイドル藤波心の主張が話題に(リアルライブ)
http://npn.co.jp/article/detail/05817106/
★藤波心「オフィシャルブログ」
http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html
12000件以上もコメントがついたこのブログを、私も見ました。
確かに短絡的な部分もあるようにも思いますが、中学生のブログなんですから。
むしろこんなことを中学2年生の女の子が書くなんて驚きです。はっきりとした自己主張があるし、
その見解は正しいし、文章も上手です。
私が中学2年の頃なんか、こんなことに全然関心がなかったばかりか、世の中に対する
自分の考えさえロクになかったと思います。この心ちゃんという子は、
アイドルなのか何なのか知りませんが、その考えの深さに、私は感心しました。
それと驚いたのは、コメント欄に「賛否両論」がたくさん書き込まれているわけですが、
この子に対するバッシングがひどい。
こんな大事故が起きても、まだ原発が必要だと思っている、いい年をした(?)大人たちから、
子供とて容赦しないような、エゴ剥き出しの個人攻撃を受けています。しかも攻撃する側は
みんな匿名です。
反論コメントを見ても、「原発が嫌なら電気を使うな」とか「日本から出ていけ」とか。
あまりに支離滅裂で、理屈にも何もなっていないものばかりです。
なんでこんなブログ程度でそんなに激昂したり、不快感をあらわにするのか。
どうも何か、心情的な理由があるような気がします。
原発には国や東電ばかりでなく、日本を代表する大手企業や下請け企業、地方自治体などが
関わっています。実際にいま直接・間接に原発事業に関わっている人の数はどれくらいいるのか
わかりませんが、数百万人にはなるのではないでしょうか。
原発を誘致した自治体では推進派と反対派が丁々発止のつばぜり合いをやって来た
経緯がありますから、推進派の中には反対派に対して憎しみにも似た感情を抱いてしまって
いる人もいるでしょう。そんな人からすれば、世間知らずの中学生アイドルごときが、
無責任にも反原発の意見を滔々と述べるなんて、頭にくるに違いありません。
要するに、年端もいかぬ中学生のブログに噛みつくようなこんな人たちは、どこかで
原発ビジネスに絡んでいるか、絡んでいる人が身内にいるのでしょう。
心ちゃんは気にすることはないと思います。日本の原発事業はもう終わりです。終わらせないと
いけません。原発推進派が力を持つことはもうありません。それこそ「心」を入れ替えるか、
入れ替えられないなら、自ら奈落に落ちるだけです。
日月神示には、
「誠申すと耳に逆らうであろが、その耳取り替えてしまうぞ、
我(われ)にわからんメグリあるぞ、
今度は親子でも夫婦でも同じように裁くわけにはいかんのぞ、
子が天国で親地獄ということにならんようにしてくれよ、
一家揃(そろ)うて天国身魂となってくれよ、
国皆揃うて神国となるようつとめてくれよ、
メグリは一家分け合って、国中分け合って、
借銭なしにしてくだされよ」(『キの巻』第15帖)
とあります。
親だから、大人だから何もかもわかっているわけではない。むしろ大人より子供の方が、
時代の流れをよくつかんでいたり、道理がわかっていたりすることも出てくるのです。
原発をやめて火力発電に依存するだけでいいのかという意見もありますが、原発よりは
火力の方が危険度から言えばまだマシというだけで、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料に
頼る時代も終わらせないといけません。
もうあと数年で、まったく新しい、革命的なエネルギーが表に出るでしょう。そうなれば
火力も終わりです。誰もが生きていくのに必要な「エネルギー」を売って金を取るという
考えそのものが終わるのです。
ところで、3月28日付の「今週の一言」を読まれた多くの方から、賛同のメールを頂きました
(意外?なことに、こちらには批判や反論は一件もありませんでした)。
その中で、複数の方から「平井憲夫」さんという方の「原発がどんなものか知ってほしい」という
告発文について、お知らせ頂きました。
この方はすでに故人ですが、20年間、原子力発電所の現場監督として働いていた技術者で、
原発事故調査国民会議の顧問も務めていらしたそうです。
原発とはどういうものか、生々しい証言が記されていますので参考にされてください。
長文ですが、下記にリンク先を記しておきます。
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
この文章の最後の、心ちゃんと同じ中学2年生の女の子の言葉のところだけでも、
ぜひお読み頂ければと思います。
<転載終わり>
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「原発というのは、人々を幸せにする新しいエネルギーかも知れない」という淡い期待を20年くらい前には持ったこともありましたが、今となってはとんでもなく厄介なものを作ったものだと思っています。今回の福島原発事故で、さぞや国民は懲りて、全ての原発は廃止すべきだと、心底思ったに違いないと考えていましたが、実際は全然違っていました。
先日の読売新聞のアンケートでは、「原発は現状のまま継続すべきだと考える」と答えた人が、何と56%もいたのです!これにはたまげました。今回の福島原発事故で「原発」の真相を知ったため、90%以上の人は「即刻廃止」と回答すると予測していたのですが、56%の人が継続を望んでいたのです。こんなに予測と反した結果は初めてです。びっくりです。
福島の方々だけでなく、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉の人たちに、今でも壊滅的な被害を出し続けている(進行中)原発に対して、何故56%もの人が容認しているのか、よく判りません。中矢代表が言われるように、原発関係に従事している人なのか、親戚にいるのか分かりませんが、ここまで原発の危険がはっきりとしたのに、まだ継続を望んでいるのは、よく判りません。単に軽く考えているのかも知れませんが。自分には、直接影響がないので、関係ないと思っているのか。東電や政府が頑張っているので、そろそろ解決するだろうと軽く考えているのかも知れませんが。ただ、福島原発は納まってはいませんので、危機は継続中なのです。
一昨日ヤスさんからガイガーカウンターをお借りするため、立川でお会いしました。ヤスさんはお忙しいにもかかわらず、お茶を誘っていただき、1時間ほどお話しをしました。「ヤスの備忘録」や昨日配信された有料メルマガにも詳細が書かれていますが、まだまだ福島原発は解決のメドが立っていないのが現状とのことです。今週の初めには、窒素ガスを注入していましたが、水素と混合して、危うく大爆発する危険があったと言われていました。間一髪、回避できたようですが、まだまだ、危機的な状況は回避できていないようです。それに加えて、今後現れて来るであろうガンなどの病気の問題もあります。まだまだこれからも、色々な問題が現れて来るのです。
やはり、自分と直接関係がない限り、「関係の無いこと」と考えてしまうのかも知れません。3月11日の巨大地震のあとに、大石先生が言われた、「今回は、序の口。明日はわが身」という言葉が重く響いています。
*中矢代表から教わって、『完訳 日月神示』をぱっと、開く読み方をしていますが、先ほど行いましたところ、以下のように書いてありました。
『世界の片端、浜辺からいよいよが起こって来たぞ、夜明け近づいたぞ。』
『今までの逃れ場所は山であったが、今度は山に逃げても駄目、神の御旨の中であるぞ、』
浜辺とは三陸海岸でしょうか。「夜明け前は一番暗い」と言いいますが、大石先生が言われるこれからの3年間に、集約されるのでしょうか。
・日本弥栄の会