<森の星より転載>
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除菌・抗菌マニアの方に…
私たちの身体には、沢山の菌が住み着いています。中には良い菌もいれば、悪い菌もいます。
腸の中にはご存じの「乳酸菌」をはじめとする「腸内細菌」。ここにも良い菌(善玉菌:有用菌)と悪い菌(悪玉菌:腐敗菌)がいます。
一口に悪玉菌と言っても、この悪玉菌が居なくなると善玉菌は生きてはいけません。そして、腸内細菌がいなくなると免疫(自然治癒力)は低下し、病気になりやがて死に至るというわけです。
手にも、足にも、顔にも体中のあちこちに善玉菌と悪玉菌がうようよしています。ただし、バランスがあって腸の中では善玉菌が6割:悪玉菌4割が最も良いとされています。
それを、除菌だ!抗菌だ!と言って全て排除してしまうことは決して良ことではありません。
しかも、抗菌処理などというものは、多くは環境ホルモンによって処理されている物が多く、それらを川へ流すなどとはもってのほかです。あなた自身の大切な菌たちを殺してしまう事はあなたの勝手で自業自得ですが、自然の中の大切な菌(バクテリア)を殺してしまう事は犯罪とも言える行為です。
食中毒を起こすような極悪な菌も居ることは確かですが、あなた自身の免疫が高ければそれらの菌にも負けないのです。
もっと恐ろしいことは、これら抗菌グッズを使用することによって、よりパワーアップした菌(耐性菌)が出現してくるという事実です。例えば、現在流行っている抗生物質より強い(抗生物質が効かない)結核菌などがそうです。
えてして、これらパワーアップした菌は悪玉菌がほとんどなのです。
某洗剤メーカーでは、「除菌効果は、パスツール研究所のお墨付き!」などとのたまっているが、他の良識ある学者達は「現代医学が崩壊したのは、パスツールの責任である。」と言っています。
抗菌グッズは買ってはいけません!
*パスツール:フランスの細菌学者で、悪玉菌によって病気が発生することを突き止め、その悪玉菌を殺せば病気が治ると考えた。結果、悪玉菌だけでなく善玉菌さえも殺し、一旦治ったかのように見えて再発するケースが多く、そればかりか耐性菌(薬に負けない菌)を作りだし、我々を恐怖に陥れることになった。この子供じみた発想のおかげで「悪いところは取ってしまえ!」と無駄な手術をしたがる医者や高額な抗ガン剤を勧める医者が増えたことは間違い無い。完全に否定する訳にはいかないと思うが、パスツールの功罪は計り知れないものがある。
<転載終わり>
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人間の腸の中には、そもそも善玉菌と悪玉菌が同等に住んでいるというのが面白いと思います。悪玉菌が居ないと善玉菌が生きていけないというのも面白いです。善玉、悪玉という区分け自体も人間が表面だけ見て決めていることで、単純に善だの悪だの決められるものではないのではないでしょうか。相関関係の上で活動していますから、善だ悪だとは明確には言いにくいように思います。
一昨年の春日部でのひふみ農園実習会で、佐々木了雲先生が言われたことには、善玉菌2割、悪玉菌2割、残りの6割が日和見菌だと言われていました。日和見菌は、腸内の環境が良いと善玉菌として活動し、環境が悪くなると、悪玉菌として活動するそうです。なので、腸内環境を良くしておきなさいと言われていました。何だか人間社会のようで、可笑しかったです。
田んぼや畑の土も腸内と同じです。善玉菌と悪玉菌がいてくれるので、野菜が上手く育つのです。野菜が生長するための養分を実は土壌菌が分解して、作ってくれています。それを野菜の根っこが吸い上げるのです。野菜は土壌菌がいないと生長できません。人間も同じで、腸内細菌がいないと栄養が吸収できません。人間だけでは全ての食物を分解できないので、人間は腸内に、細菌に共生してもらって、食物を分解しているそうです。腸内と土中は同じだということになります。
ですから、土壌菌が豊かな土はフカフカです。窒素、リン酸、カリなどを散布しても土壌はフカフカになりません。更に除草剤や消毒、農薬などで、土壌菌は相当死滅しています。農業は先ず土作りからといわれますが、土作りとは土壌菌を増やすということと同じです。ひふみ農法は地球(テラ)サイエンスの技術を使っていますので、土壌菌を増やすためにスーパー活緑というゼオライトの石の粒を使っています。また、さとうきびを醗酵して作られたライフグリーンという液体も使います。ひふみ農園オーナーズクラブの実習会では、地球(テラ)サイエンスの技術を学ぶことができます。また、プランターキットや土壌改良キットでも、同様の技術が学べます。今日はこれから赤城でジャガイモを植え付けます。明日から新月ですので、野菜の種蒔きもしたいと思います。まさに今が種蒔きの時期です。人参や小松菜、春大根、二十日大根などの種を植えてみませんか。