グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
指揮:ジェイムズ・レヴァイン、演出・振付:マーク・モリス
ステファニー・ブライズ(オルフェオ)、ダニエル・ドゥ・ニース(エウリディーチェ)、ハイディ・グラント・マーフィー(愛の神アモーレ)
2009年1月24日 ニューヨーク・メトロポリタン
3年ほど前にシャンゼリゼ劇場の斬新な公演についてアップしたが、今回のメトロポリタンはそれより10年近く前、どちらかというと見やすい演出、といっても凡庸なのではなく、カラフルな衣装で楽しめるダンス、コーラスは後方、劇場バルコニー(3階くらい)のようなものに並べ、臨場感を出している。
オルフェオはカウンターテナーではなく、ここではメゾ・ソプラノ、いわゆるズボン役としてブライズが演じる。この形はよくあるようで、違和感はない。
前記の公演で本質的なところは気づかされたから、今回はグルックの優れたオーケストレーションを楽しみながら聴くことができた。はっきりした役は上記3人だけだから、追っていくのはやさしい。
ブライズは説得力ある表現だったし、ドゥ・ニースは声も容姿もふさわしかった。マーフィーのアモーレはもう少し不思議な(妖精というか)感じがあったらとさらによかった。
モリスの振付は退屈せずに楽しく見たが、もう少し大胆であってもよかったか。
この曲でレヴァイン?と思ったが、聴いているとやはり西洋音楽のオペラはここからという感じがして、聴いた甲斐があったと思う。
前記の公演についで、やはり男と女は、振り向く、振り向かないといや、ということが本質だろう。
指揮:ジェイムズ・レヴァイン、演出・振付:マーク・モリス
ステファニー・ブライズ(オルフェオ)、ダニエル・ドゥ・ニース(エウリディーチェ)、ハイディ・グラント・マーフィー(愛の神アモーレ)
2009年1月24日 ニューヨーク・メトロポリタン
3年ほど前にシャンゼリゼ劇場の斬新な公演についてアップしたが、今回のメトロポリタンはそれより10年近く前、どちらかというと見やすい演出、といっても凡庸なのではなく、カラフルな衣装で楽しめるダンス、コーラスは後方、劇場バルコニー(3階くらい)のようなものに並べ、臨場感を出している。
オルフェオはカウンターテナーではなく、ここではメゾ・ソプラノ、いわゆるズボン役としてブライズが演じる。この形はよくあるようで、違和感はない。
前記の公演で本質的なところは気づかされたから、今回はグルックの優れたオーケストレーションを楽しみながら聴くことができた。はっきりした役は上記3人だけだから、追っていくのはやさしい。
ブライズは説得力ある表現だったし、ドゥ・ニースは声も容姿もふさわしかった。マーフィーのアモーレはもう少し不思議な(妖精というか)感じがあったらとさらによかった。
モリスの振付は退屈せずに楽しく見たが、もう少し大胆であってもよかったか。
この曲でレヴァイン?と思ったが、聴いているとやはり西洋音楽のオペラはここからという感じがして、聴いた甲斐があったと思う。
前記の公演についで、やはり男と女は、振り向く、振り向かないといや、ということが本質だろう。