むか~し昔、ホリデイマタギっていうズサマおったっけど。このズサマ、へやみこぎで畑仕事も田んぼ仕事もさっぱりすっだぐなくて、
「おらあ、まだるっこしいごどはすね。食べるいぐなった物ば、食べだいだげ採って食うんだ。」
って言い張るもんだがら、周りの者も諦めで、
「んだら、勝手に採って勝手に食って生ぎでみろ。」
って言ってほったらがしにしったっけど。
そんなある日、マタギ言ったっけど。
「ピザ食いでえ。」
そしたら、周りの人達言ったっけど。
「ほうら見ろ。山さ行ったって海さ行ったって、ピザな落ちでるわげねえ。やっぱり畑耕して、小麦育てて、食いだいもの作るもんだ。」
そしたら今度は、マタギ言い返したど。
「さすかえねえ!おら、n●nakoカード持ってっから、スーパーさ行って買ってくる。」
そうして、マタギは、スーパーがらホットケーキミックス買ってきてピザ作ってしまったっけど。
周りの人達、そのピザ食ってみたら旨くて旨くてほっぺた落ちそうになったっけど。そうして、言ったっけど。
「やっぱり、マタギみたいに欲しいもの採ってきたり買ってきたりするのもいいがもなあ。」
それからというもの、村ではスーパーやコンビニ、ファストフードが大流行。汗水流して働く人いなぐなったっけど。
・・・ってそりゃまずいでしょう。
と、思いますよね、読んで下さっている方々も。
でもねえ、今回買ってきた『ホットケーキミックス』には、それぐらいの簡単さと用途の広さがあることを思い知らされてしまったんですよ。つまり、『今までの苦労は、なんだったんだ!』ってこと。
その辺のいきさつを書きとどめておきます。
今回作ったのは、≪肉饅≫です。
半月ほど前に、ピザ生地を作るために買ってきたんですけど、一袋残っていたんです。それをどう使おうかと考えてみたんですけど、この料理に決まりました。何てったって、あったまり料理の定番じゃありませんか。しかも、レシピを見ると簡単そう。これは、試してみる価値ありと判断しました。
下ごしらえの部
まずは生地から
・ホットケーキミックス一袋(200g)にサラダ油少々を回しかけて、水80gを少しずつ加えながら捏ねていきます
出来てしまった魔法の生地
・暫く寝かせておきます
その間に、餡を作ります
材料は、この3つ
・豚挽肉を100gぐらいにネギの白っぽいところを刻んで混ぜます
・白菜100gも刻んでレンジで加熱(600w3分)
※白菜のあら熱が取れたらしっかり絞って、ひき肉とネギと合流
ここに下味を付けます
・餡に中華出汁ゴマ油砂糖片栗粉各大さじ1に醤油大さじ1.5を混ぜます
・打ち粉を敷いたところで、生地の1/5を伸ばして
こんな感じ(包丁は意味なし。一応刃渡り20㎝ほど)
・餡を包んで、蒸し器へ
※クッキングシートに並べて、強火1分。その後弱火で18分
※蓋には、ちょっと隙間を空けてみた
疑心暗鬼のマタギは、先ず1個だけ蒸してみた
食べてみたら、「旨いじゃないの!」
喜んで続きも作りました
だけど、ここからは無我夢中で食べて、写真撮るの忘れた。
言えることは、旨かった!ということ。そして、『ホットケーキミックス』恐るべし!!ということです。
先月のピザといい、今回の肉饅といい、非常に簡単で、しかも美味しい。
これだと、最初の昔話みたいに、わざわざ面倒な手間をかけずに、買って作って食べる方に傾いていきそうです。
ありがたいことなんだけど、要警戒。基本は忘れないようにしなければ。その辺の所は、わきまえていきたいと思うマタギなのであります。
・・・それにしても、やっぱりホットケーキミックスの実力は凄い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます