日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

極端は時として偏狭に…

2017年09月21日 15時29分55秒 | 思うがままに
7月にインドから戻ってから雨ばかり。
でも今日は秋晴れです。

はやいもので、来年のスケジュールのお尋ねを各地からいただいています。
もう少しお待ちくださいね。

来週の月曜日から東京瑜伽大学ゼミナールの先行受付がはじまります。たくさんのかたにお出かけいただきたいのですが会場の都合上せいぜい70人〜75人です。
ご了承ください。

さて、世の中にはゲルソン療法やマクロビオティック療法など徹底した玄米菜食に取り組むかたも多いようです。徹底できるだけでもスゴイです。

昔と違ってネットで情報が氾濫する今、何を選び、何を信じたら良いか困惑することも多いです。

もう直観しかないですね。

私はベジタリアンに徹底できるほどストイックではありませんので、何でもほどほど…というよりいい加減なのです。
つまりいいとこ取り。(笑)

20代の頃、徹底的なベジタリアンの友人がいました。

でも何となく元気がなく、少しだけ偏ったモノの考え方をするかたでした。

4〜5年、お付き合いしましたが、いつの間にか疎遠になりました。

兎に角ものすごいこだわりを持ちすぎていたようです。

ベジタリアンでもスヴァーミー・ヨーガスヴァルーパーナンダ師は元気ハツラツでエネルギッシュです。

それは寛容なお心の持ち主だから…。

いつだったかダライ・ラマ法王が菜食主義者でないことについて、「不殺生を説く仏教指導者としての示しがつかないのではないか?」と質問した人がいました。

ドキッとしました。

法王さまは穏やかにチベットの自然条件を説かれました。

チベットは野菜が取れず、肉食を抜きには生きられない地方もあるそうです。

ダライ・ラマ法王も例外ではなく、肉を召し上がりながら成長したとか。

実は、仏教の経典には肉食を禁じる戒律はなかったそうです。

菜食主義が戒律として登場したのは時代を経てからだそうですが、法王さまは菜食主義は素晴らしい習慣だと思い、2年ほど経験されたそうです。でも身体を壊し医師の勧めで菜食主義を断念したそうです。

人それぞれ生まれた土地に根づいた伝統的な食べ物を食すのがベストなのでしょう。

問題は乱れた食生活や生活習慣なのです。それを正せば、3ヶ月で結果は出る…というのは私も目の前で見ました。

日本人には和食。

野菜中心に、お魚もお肉もほどほどにいただくのが一番だと思っています。

それにしても玄米の素晴らしさには感動します。何よりも腸内環境が整います。(荻山貴美子)
コメント
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