日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

夫の声

2019年12月31日 12時29分20秒 | 思うがままに

大晦日になりました。

 

今日はのんびり過ごしています。

 

昨年は2人で都内のホテルでした。今年はひとりで自宅です。

 

狭い狭いと思っていた3LDKのマンションはこんなに広かったのですね。

 

限られた命を夫は最後まで自分らしく生き切ってくれました。

一青窈さんのハナミズキという歌の中に「君とすきな人が百年続きますように」とありますが、人はなかなかこの世で100年は続かないものです。

 

今ごろどうしているのかな?

 

夫の存命中はほとんどお話したことがなかった彼の実弟夫妻とは信じられないくらいの深い絆で結ばれました。どんなに勇気づけられたことでしょう。

 

お一人様大先輩の玲子先生にはたくさんの励ましをいただきました。経験されている方の言葉には力があります。

心の整理ができないころ、そっと見守ってくださった皆様。

 私にもう少し表現力があったならともどかしい思いがありますが、やはりこの言葉しか思い浮かびません。

 感謝、感謝です。

だから私はこのご恩をお返ししなくてはなりません。

 

まだ十分な睡眠が取れませんが、昨夜は夫の声がしました。

 

夢か現かわかりません。

 

「いいね、いいね」と。

 

彼の口癖でした。

 

新しい年が、皆様にとって安らぎに満ちた年でありますようにお祈りしています。

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何のために生きるのか

2019年12月30日 11時23分25秒 | 思うがままに

「人間は何のために生きているの?」

 

こんな重い質問を甥の満男君は寅さんに投げかけます。

 

「あぁ、生まれてきて良かったなぁって思うことが、何べんかあるじゃない。ねっ、そのために人間生きているんじゃないのか」

 

何べんかあるじゃないというところがポイントですね。

 

今年はあまり気になる部屋の汚れも感じませんでしたが、普段なかなか手を入れられない窓や網戸など簡単にお掃除しました。

 

いよいよ明日は大晦日。

 

皆さま、改めまして今年も温かいお心をお寄せいただきありがとうございました。

 

何が何だかわからないうち、過ぎ去った一年でしたが、寅さんの台詞を心に留めて令和元年の幕を閉じようと思います。

 

 

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お帰り寅さん

2019年12月29日 18時07分46秒 | 思うがままに

 映画「お帰り寅さん」を観ました。

 

私たちが結婚する前から欠かさず観てきた寅さん。

 

だから寅さんの歴史は私たち夫婦の個人的歴史を辿るようなものです。

 

夫は、寅さんのように自由奔放でもなく、破天荒でもなく、変わり者でもなかったですが、どこかひょうきんで、温かくて優しいところが、私にとって寅さんだったのです。

 

寅さんの思い出が私たちの昔日の思い出と重なり笑いと涙でぐしゃぐしゃになりました。

 

寅さんファンとしては山田洋次監督に感謝です。

 

美空ひばりさんのAIを駆使してできた「あれから」という曲に

 

♬生きるというのは別れを知ること

愛しい人よ

あれから どうしていましたか?

私も歳を取りました

今でも 昔の歌を

気づくと 口ずさんでいます

振り向けば幸せな時代でしたね♬

 

というフレーズがあります。

 

寅さんの甥、満男君も赤ちゃんから大人になり人の親になっていました。

 

寅さんを懐かしむ人々は皆、歳をとり、寅さんだけが若いまま生き生きと蘇ります。

 

寅さんの妹夫妻も名実共におじいちゃんとおばあちゃんになりました。人生の悲哀を感じると同時にすべては順調に巡っていくと感じます。

 

寅さんは永遠です。

そして、我が夫も永遠です。

 

泣きすぎて瞼が腫れています。

 

冒頭に「この作品を敬愛する渥美清さんに捧ぐ」とあるように山田洋次監督の愛が詰まった集大成と言えます。

 

 

 

 

 

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胸キュン

2019年12月28日 17時15分24秒 | 思うがままに

帰宅して、窓を開けたら夕焼け。

星と月も出ていました。

 あっ、昨年の大晦日に夫と都内のホテルで食事をした時と同じ。

 

キレイな夕焼けね〜

と、2人でしゃぶしゃぶを食べながら乾杯しましたね。

今年もありがとう!と言って。

あの時と、同じ風景です。

こんな美しい夕焼けを見せつけるなんて、神さまはどこまで意地悪?

 

 

 

 

 

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トラウマ

2019年12月28日 14時26分39秒 | 思うがままに

今日からおやすみに入りました。

iPhoneの電池の切れがバカにはやい。いよいよ機種変更かと思いましたが、その前にバッテリー交換しましたら蘇りました。

 

いよいよ私の波乱の令和元年が終わろうとしています。

 

3年前、夫のガン発症から毎月の血液検査に一喜一憂しながらも2人で楽しく暮らしてきました。

 

彼は痛みも苦しみもない幸せの世界にいます。

 

私はまだまだ修行が残っているようです。

 

皆さんの温かいお心に支えられながら、ややもすると溺れそうになる大波もどうやら乗り越えてきました。

 

YouTubeで、1985年の日航123便墜落事故が流れていました。34年前になるのですね。

 

人は二度死ぬ。

一度目は肉体の死。

二度目の死は、誰ひとりとして自分のことを覚えていなくなった時と語った永六輔さんが作詞した「上を向いて歩こう」を歌った坂本九さんも乗客のひとりでした。

 

520人の尊い命が奪われました。

 

残された家族は、再婚されたかたもいるそうですが、何十年もトラウマを抱え、まだまだ癒えていないかたもたくさんいらっしゃるとか

 

時は解決しないと言い切っている方もいらっしゃいました。

 

最高の特効薬、日にち薬をもってしても解決できないとしたら一生涯抱え込むものかもしれません。

 

魂レベルでは私たちは長いスパンで生きていますが、私もどこかの人生で何度かは事故死を体験しているかもしれません。

 

いずれにしてもある日突然愛する人がいなくなる

こんなショックはないでしょう。

 

奇跡的生還を遂げたかたの証言によると、墜落する前に殆どの方が気絶していたようです。

 

しかし、気絶する前の恐怖心はどんなだったでしょう?

 

風化してはいけないと思います。

 

これは事故ではない!

事件だ!

 

と言われているくらいです。

今年最後のお墓まいりです。

築地本願寺はランチも美味しいんです。食いしん坊の夫が一緒にいたらきっと喜んだでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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邪悪なものがあるときには、きまってそこにはうそがある

2019年12月26日 23時17分29秒 | 思うがままに

こんばんは。

一箇所残っていたチェストの整理。

 

スッキリしました。

 

あれだけ物で溢れていた部屋は殺風景なほど整理されました。

 

そこへ可愛い達磨さんがお嫁に来ることになっています。

 

おひとり様の玲子先輩。プレゼントありがとうございます。

 

立子さん、これからもたくさん本を教えてくださいね。そしてステキなコメントありがとうございます。

 

私が今楽しみなのは本。

 

この本『平気でうそをつく人たち』は参考になります。

 

今、私はそういう人に直撃されていますから

 

邪悪なものがあるときには、きまってそこにはうそがある。

 

虚言癖は、本人には自覚がないので恐ろしいです。

 

この本の中にこうありました。

「われわれはみな、他人との付き合いにおいて、多かれ少なかれ自己中心的になりがちなものである。ある状況に直面したとき、われわれは、まず最初に、それが自分に直接どういう影響を及ぼすかという観点から考え。そのあとで、それにかかわりを有する人にどういう影響が及ぼされるかを考える。しかし、そうは言うものの、とくにだれかに気をひかれているときには、その人がこれをどう考えているか思いやるのが普通である。

しかし、邪悪な人たちにはこれができない。邪悪な人たちのナルシシズムは、この共通の能力を全面的に、あるいは部分的に欠いていると思われるほど徹底したものである」

 

なるほど

 

夫は生き神様でした。

だから彼がいたときはうまく流れていました。

 

今は地下に埋もれていたマグマが吹き出しているようです。

 

こんなときは流れを変えなくてはいけません。

 

生き神様から本物の神様になった夫の力も借りて。これは実は事務長の松本聖美さんがおっしゃった言葉。

 

先ほどYouTubeで天国からの手紙を見ていました。

その亡くなった夫は常に愛する妻や子どもたちのそばにいる。

ただ一つだけ欲しいものがあるそうです。それはアイスクリーム。

 

そういえば夫もアイスクリームが大好きでした。

 

明日買ってきて一緒に食べましょう。

 

聖美さんとは一心同体。ツーと言えばカー。

 

今年も一年私を助けてくれてありがとうございました。

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彼は愛されキャラ

2019年12月25日 22時54分02秒 | 思うがままに

毎年あまり好きではなかったクリスマス。

 

今年はとりわけ、ジングルベルの響きが寂しく感じられました。

 

こうして確実に時は過ぎていきます。まもなく令和元年も終わります。

 

生まれてはじめてのひとりの越年。

年が明けるとあっという間に彼のお誕生日に結婚記念日が来るのでしょう。

 

今年は両日とも入院中でした。

 

お誕生日にはお財布をプレゼントするね、と約束していたのに

 

結婚記念日には伊勢に行こうね、と約束していたのに

 

皆さん、本当に温かいお心をお寄せいただきありがとうございました。

 

毎日、彼の写真や動画を見て癒されています。

 

彼は愛されキャラ。

 

年内にお世話になった豊島病院に行ってみようかと思っています。

 

私が彼にしてあげられたことは、豊島病院を選んだこと。

 

そして、私が味わった苦しみを彼にはさせないで済んだこと。

 

今日という日は二度とこないということも実感しました。

 

年末の慌ただしい時期ですね。

私もいろいろな思いを馳せてお片づけをします。

 

 

 

 

 

 

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神田寺 修正会

2019年12月24日 13時45分04秒 | 思うがままに

ホームヨーガの発祥の地は東京の神田寺です。

 

神田寺は仏教学者、友松円諦老師が、無宗派の在家信者のために創立されました。『ヨーガの四季』の新訳般若心経は友松先生の訳です。

修正会では新訳般若心経を唱えます。そして、仏教聖歌の合唱もします。聖歌の合唱は、田原豊道先生の提案で再開したものです。その中で、「ささぐみあかし」は、全国の仏教寺院・団体で、宗派に関わらず歌われている曲だそうです。

 

80年ほど前、NHKラジオ放送の聖典講義「法句経」が反響を呼び、当時の社会に仏教復興の気運を作った偉大な師が友松円諦先生です。

 

田原豊道先生のホームヨーガはこのお寺でスタートしたのです。

 

修正会(しゅしょうえ)

 1月1日 午後2時 神田寺会堂にて 

皆さんと一緒にご参加しませんか。

 

 

 

 

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平気でうそをつく人たち

2019年12月24日 02時13分05秒 | 思うがままに

大阪から帰りました。

これで今年の地方巡業は終わりました。

あとは東京西武の集中講座を残すのみ。

 

田原豊道先生は、朝も昼もバッチリ召し上がっていました。ご安心ください。

 

今、スコット・ベック著『平気でうそをつく人たち』という本を読んでいます。

世の中には平気で人を欺いて陥れる邪悪な人間がいます。

 

そして、彼らには罪悪感というものが一切ありません。

 

その巧妙な自己正当化のための嘘の手口と強烈なナルシシズムを浮き彫りにしているこの本。

 

邪悪性を除けば、ごく普通の人、隣の人、通りの向こうに住んでいる人だから怖くて興味深い。

教えてくださった読書家の立子さん、ありがとうございました。

 

眠れない夜に

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あかんべい

2019年12月21日 23時19分05秒 | 思うがままに

岐阜にいます。

久しぶりにお弁当を作ってきました。

 

半年前には田原先生、夫、私の3人前でしたが、今は2人前。

 

のり弁、椎茸とネギ入り卵焼き、カブときうり、ナスの浅漬け、牛肉の大和煮、人参グラッセ。簡単なものです。

 

部屋で思わず夫に電話してしまいました。

 

「おかけになった電話番号は現在使われておりません」

 

そうですよね。でるわけないです。

 

もう夫はいないのですから

 

                    

もしもし、今ホテルに着いたわ

 

あー、おつかれ!

 

今何してる?

 

今、君が作ってくれた弁当食べてる。美味しいよ。

                    

 

こんな会話を思い出しています。

 

精神科医のエリザベス・キューブラ・ロスが悲しみを癒す智慧の書の中でこうおっしゃっています。

 

「死とはこの人生からべつの存在への移行にすぎない。べつの存在になれば、痛みも苦悩もなくなる。それを知っていれば、喪失や悲嘆のさなかでも、愛している人が無事であるということを知る助けになる。

  自分が死んだら、先に逝った愛する人たちに再会することもできる。

  いまこの世で愛している人たちを、べつの存在となって援助することもできる。        大声で笑いあったり、ほほえみあったりすることもできる。死後の生を信じていない人には、あかんべえをしてこういってやる。「ほら、わたしたちはここにいて、このとおり、だいしょうぷよ」って。

 ほんとうに永続するものは愛だけであることを、わたしは知っている。だからこそわたしは、自分が生きた人生と自分が失った人たちの不在を寂しく、懐かしく思うことだろう」

 

そうなんです。

私の抱く感情は、ごく普通だったのです。

 

今日は少しだけ疲れました。おやすみなさい。

 

 

 

 

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