日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

笑いで吹き飛ばす

2019年07月31日 12時31分53秒 | 思うがままに

一昨日、皆さんとお別れしてエレベーターが着いたところは魚売り場でした。

 

アワビがありました。主人が好きだったなぁ!なんて横目にしながら通り過ぎました。

 

食いしん坊で好き嫌いのない人でした。それに比べて私は世の中の7割くらいは食べられない。特に魚介類がダメでしたが、彼のために作ったんです。

 

何を食べても「君の作ったものは美味しい!」と言ってくれました。

 

スパゲティやうどんやソーメンは全粒粉。勿論玄米。野菜は無農薬。

 

塩分にも気をつけて工夫しましたが、今は全部解禁しました。

 

玄米だけは黒ごまを入れたおむすびが美味しいので残します。

 

基本的に、私はたまごとヨーグルト、

少しの野菜と果物とお菓子で生きていける。

 

 

もともと食べ物に執着がないんです。

 

ヤケをおこしているわけではありません。

 

鈴木由美子さんご推薦の本を読んでいます。岸恵子さんの「孤独という道づれ」です。

 

万が一長生きしてしまったときのために読んでおきます。なかなか面白い。

 

主人が夢で6年と言っていましたから6年でお迎えが来るかもしれないと、言ったら6年で再婚するんじゃないですか?なんて、からかわれました。今は、笑いで吹き飛ばします。(笑)

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大きな宝物

2019年07月29日 22時45分42秒 | 思うがままに

こんばんは。

今日は、主人が亡くなってからはじめての授業「ヨーガまんだら」でした。

 

皆さんの包み込むような優しさに本当に心打たれ元気が出ました。

 

懇親会はいつもの場所がお休みでバラバラになりましたが、次回は是非ご一緒しましょう。

 

明日で主人が亡くなって3週間経ちます。

 

つくづく私は素晴らしい人を伴侶に選んだと思っています。

 

元部下の方からも友人からもお手紙やお電話をいただき、誰にでも優しく、気配りの人であったことを再確認しています。

 

私の結婚は最高でした。

 

それだけでも大きな宝物です。

 

「明るくて元気な君が好きだ!」と言ってくれていた主人です。

 

はやく立ち直らなくてはいけませんね。

 

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灯籠流し

2019年07月28日 12時45分37秒 | 思うがままに

「お茶飲む?」

「うん、飲む飲む」

「果物食べる?」

「うん、食べる食べる」

主人と私のいつもの日常的な会話でした。

 

亡くなる3日前も聞きました。

「桃食べる?」

「うん、食べる食べる」

 

小さく切って食べさせてあげました。

 

「上手い!」

 

それが最後に聞いた言葉でした。

 

人間は生まれる時はひとりですが、召される時はひとりではないように思います。

 

4月の入院の時、彼は「亡くなった親父とおふくろの夢を見た!」と、ポツリと言いました。私は不吉な予感がしました。

 

亡くなる一週間前は盛んに左手を空中にあげていました。まるで誰かに呼ばれているようでした。遮るように私はしっかり彼の手を握りました。

 

人は召される時は何かに導かれると確信しました。だからひとりじゃない!と。

 

この3カ月私はテレビを観ていません。時間があれば本を読んでいます。ニュースも見たくない。一緒に感動したり笑ったりできないですから

 

私の言うことは何でも叶えてくれた人でもこればかりは無理なお願いですね。

 

何で私を置いていっちゃったの?

 

私の弟からLINEがありました。

 

「石神井池で灯籠流しがあるのだけど来ない?先に逝った人達に感謝と祝福を。見送ってあげましよう」と。

 

弟は東日本大震災の年に16歳の息子を亡くしました。

 

彼の岸で大好きな博おじちゃんに会っているかな?それとも、甥はもう生まれ変わっているかな?

灯籠流し、勿論いきますとも。(荻山貴美子)

 

 

 

 

 

 

 

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人生最大のイベント

2019年07月27日 18時32分42秒 | 思うがままに

主人が救急搬送されてから、最後の76日中、59日は入院でした。17日間は在宅看護。

 

彼がいつのまにか入っていたガン保険は発症する3年前。60日間入院保障の保険でした。まるで計算していたみたいな入院でした。

 

人は年齢に関係なく残された者はすべてその死を悼みます。

 

若くして亡くなれば早すぎると言い、壮年で亡くなったら、まだまだ計画途中だと思い、100歳まで生きた人でもやはりまだまだ生きて欲しいと思います。

 

愛する人の死を悼むのに、一体どのくらいの時間がかかるのでしょう。

 

そそっかしい私はしょっちゅうコップを割って血だらけになっていました。そんな時、主人はすぐに傷テープを出して手当てをしてくれました。

 

私が危なっかしくて見ていられなかったのです。

 

その心配してくれた人はもういない。

 

涙は涸れるまで流しました。しかし、不意に襲ってくる寂寥感、不安、恐怖。一体どこからこの感情が湧いてくるのかわかりません。

 

毎日のように私を心配してくれて電話をくださる方とは、元気に話せるのに不意にやってくるんです。

 

喪失の苦悩と愛の深さは比例します。だから喪失から逃げることはどうしてもできないんです。

 

私は幸せ過ぎたんです。だから今の苦悩は過去の幸せの一部に過ぎないんですね。

 

私たちはいつも予定をたてます。明後日は、ヨーガまんだら講座。プリントの用意をして備えました。

 

たとえば明日、映画に行くとしたらそれなりの準備をします。

 

それなのに、人生最大のイベントである死だけは準備なし計画なしです。

 

だからなかなか受け入れられない。

 

悲嘆は避けることができません。癒すことも困難極まりない。

 

悲しむことにタップリ時間をとることによってしか、最悪の状態から立ち上がることはできないような気がします。だからもう少しお時間をくださいね。

 

何しろ、生まれてはじめて味わっている最大の苦悩なんですから。(荻山貴美子)

 

 

 

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おひとりさま

2019年07月25日 07時46分15秒 | 思うがままに

年配の奥様がベランダから手を振っていました。それに気がついたご主人が手を振って返していました。とても仲がよいご夫婦のようです。

 

でも、いつかは別れの日が来るんですね。だれでも遅かれ早かれ

 

♫そうだ この心と体が朽ち果て

そして限りある命が止むとき

私はベールに包まれ

喜びと安らぎの時を手に入れるのだ♫

 

アメージンググレイスの一節です。

 

死は喜びと安らぎ

 

たしかに主人を見ていてそう思いました。

 

終活という言葉は嫌いでした。でも一番身近な人との別れに直面すると否が応でも考えざるを得ません。

 

看取ってくれる相手がいるのは幸せです。しかし、私のように「おひとりさま」になってしまうと、一番怖いのは孤独死。

 

あー。また暗い話になってしまいました。

 

とにかくこの夏の間に断捨離を始めます。

 

「おひとりさま」は、近々50パーセントになるそうです。

 

主人のように潔くカッコ良く人生の幕を閉じるのにはどうしたらよいのか考えます。

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だんな様

2019年07月22日 20時54分52秒 | 思うがままに

片山昌代さんが歌う「だんな様」

いつもリクエストするんです。特に二番が好きです。

 

♫がまんしている背中をみれば

男らしさに涙が出ます

私の大事なだんな様

あなたの心が痛む時

同じ痛みが私も欲しい♫

 

私のだんな様も腰の痛みを我慢していたんですね。

 

「ねぇ、激痛なの?」と聞けば「激痛というほどではないんだ」と言う会話を何回したでしょう。

 

でも痛かったんですね。代ってあげたいと何度も思いました。

 

今日も一日役所まわり。

 

家に帰ると彼の微笑んだ写真が迎えてくれます。

 

私が今回の死別の悲しみから学んだこと。

 

それは、いかに精神的自立をしていなかったかという反省。

 

そしてまわりの人々の温かさ。

 

今は姿は見えなくなってしまった私のだんな様。でもいつも一緒にいてくれるんですね。そしていつか光の世界に導いてくれるんですね。

 

先週の木曜日だったと思います。夢で、姿は見えないけれど主人の声がしました。「あけましておめでとう」「6」といったのか「6年」といったのか定かではありませんがそういうメッセージでした。何を意味するのかわかりません。

 

今度は姿を見たい!

 

主人は私のヒーロー。最後まで潔くカッコよかった!

 

 

 

 

 

 

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尊厳

2019年07月20日 22時28分48秒 | 思うがままに

明るく前向きなブログ更新でなくてごめんなさい。

今月いっぱいは堪忍してくださいね。

 

ある看護師さんが、私を抱きしめておっしゃいました。「気持ちがよくわかるんです」と。

 

「あまり言ってはいけないことだけど昨年婚約者が亡くなった」と。

 

患者やその家族に寄り添う美しい看護師さんに、私は人知れず感動していました。

 

私の弟は16歳の息子を亡くしました。立ち上がるまでに2年かかったそうです。

 

近しい人との別れに直面したときの喪失感は体験なさっていないかたの想像をはるかに超えています。

 

その死は信じたくないし、どうしても受け入れられない。

 

そうすると、どんどん哀しみの底に沈みこんでしまいます。

 

運命だとか天命だとかでは簡単には片付けられませんが、やはりそれはあると思います。

 

人の命は長さではなく、どんな一生でも輝いていたはず。

 

主人が病気とわかったのは22か月前でした。人生の中でわずか2年ちょっとだけ。つまり彼の人生を代表する出来事は病気ではなかったということです。

 

子どもの時から利発で常に成績はトップ。しかし、家庭の事情で単身上京して働きながら大学を出た主人。

 

それに比べて、私は、比較的に贅沢な暮らしをしていました。しかし、精神的には何か満たされないものがあったのです。伸び伸びしていなかった。

 

主人のお見舞いに奈良から弟さんが一週間に3回も来てくれました。「貧しかったけど楽しかったね」と、元校長先生をしていた弟さんが語りかけているのを聞いて羨ましくもありました。

 

心が豊か

 

そんな主人に私は惹かれたのかもしれません。

 

病気とわかってからの方が11日を大切に生きて来たような気がします。

 

考えてみたらガンと言われても私たちの日常の楽しみ方は変わりませんでした。よく笑い、よく喜び、少なくとも泣いたことはありませんでした。

 

私たちは、随分前に尊厳死協会に入っていました。果たして尊厳とはなんでしょう。

 

尊く厳かなこと。

 

今朝、636分に瞑想をしました。少しずつ心がほぐれてきているようです。

 

あのお茶目な笑顔を思い出すことにします。楽しかったことを思い出すことにします。

 

それが私たち二人の尊厳だと気がつきました。

 

「君は元気だね。その声、その笑顔をみるとこっちまで元気になるよ」と言っていた主人。

 

この喪失感は私を成長させてくれているはずです。

 

喪失感はたとえて言うならばポッカリ穴があいた感じです。

 

その穴に、皆さんの愛が注ぎ込まれています。

 

たくさんのメール。たくさんのお手紙ありがとうございます。

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朝の恐怖

2019年07月19日 10時37分07秒 | 思うがままに

毎朝、4時30分から7時まで身悶えするような苦しさがあります。

我が家の掛け時計のひとつが636分で止まっています。

主人が亡くなった時刻なんです。電池を入れ替えても動きません。

いよいよ頭がおかしくなったと思わないでくださいね。

 

「兄が貴美子さんに知らせようとしてたんですね。私の家でも似たようことが何回かありました。兄は貴美子さんの傍で、いつも見守っているんですね。」

 

優しい主人の弟さんからのメッセージです。

 

事務手続きに忙殺されていますが、今のうちにやっておかなくてはなりません。

 

書類の死亡、死亡の字にいちいちドキッとしています。

 

私の弟からは毎日安否確認のLINEが入ります。()

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ツナグ

2019年07月18日 20時51分26秒 | 思うがままに

2ヶ月半ぶりにテレビをつけました。

 

久しぶりに、映画「ツナグ」をDVDで観ています。

 

【目に見えているものだけが真実じゃない。

大切なことは心で見る

そうすれば、本当に大切なことが見えてくる】

 

いい台詞です。

 

どういう訳かお笑い系のものは観る気がしません。

 

この後は、ブラザーサンシスタームーンでも観ましょう。

 

今日は、築地本願寺に行ってきました。何だか落ち着くんです。

 

まだまだ元気回復せずごめんなさい。

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抗わない

2019年07月16日 22時24分12秒 | 思うがままに

主人が救急搬送された425日から、2ヶ月半、私の夜中の2時、3時に寝る悪い習慣はなくなりましたが、夜中の2時と4時には必ず目が覚めました。

 

大抵主人は目を覚ましていました。

「喉乾いていない?」

「乾いた!」

この習慣がまだ抜け切らず、いまでも必ず2時と4時には目が覚めます。

 

不思議ですね。毎朝涙がでるのです。とめどなく

 

バガヴァット・ギーターにあります。肉体は生きている間はまとっている衣。  死とは古い衣を脱ぎ捨てることと。死から不死へ。

死後の生。

 

死後の生をどう考えるかは自由ですが、亡き人がそばにいるように感じたら、それは確かにそうだと思います。

 

今、私は喪失体験の真っ只中ですが、抗うことはやめます。

 

今日は、お世話になった豊島病院にお礼に行きました。

 

先生をはじめ皆さんが温かく迎えてくださいました。

 

そのあとは、区役所や法務局に事務的手続きに

 

お香典やお花料などご心配をいただいているようですが、型破りなわがままをお許しください。すべてご遠慮させていただきます。お気持ちだけありがたく頂戴します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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