日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

高野山 全国大会を終えて…

2014年06月30日 22時12分27秒 | 思うがままに
こんばんは。

2時間ほど前に帰宅しました。着替えもせず、荷物の整理もせず、パソコンに直行。メールのチェックをして、今一息ついています。

日本ヨーガ学会の全国の皆さんが高野山に集合。215人の熱気と感動と霊山の格別のお力をいただき、皆さんご無事にご帰宅されたことと思います。

ひろさちや先生のお久しぶりのご登壇、そして、田原豊道先生の穏やかなオーラに満たされ、皆さんのお顔は美しく輝き、満面の笑み。
ヨーガ・スートラの第3章は私のヨチヨチ歩きの音頭にも関わらず、皆さんの堂々たる復誦に私はもう感動して目がウルッとしました。

毎年、全国大会の前後はグループごとにいろいろなご計画を立て、旅行を楽しんでいらっしゃるかたも多いようです。一方で、全国大会に出席されるのが精一杯という状況のかたもおいでのようです。

いずれにしても、たくさんのご参加をいただき心よりお礼申し上げます。

今年の会場は普賢院さんでしたが、申込みが殺到したためお隣の普門院さんに分宿となりました。男性を含め40人ほどの方にはご不自由をおかけしましたが、不平不満を漏らすかたはいらっしゃず、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ご協力ありがとうございました。

『ヨーガの四季』『記念号』の編集と全国大会の準備、役員会、はたまた来年の全国大会との同時進行に目はグルグルとまわっておりましたが、とにかく今年の大きな行事の第一段階、第2段階、第3段階は突破しました。今、虚脱感に襲われています。

さて、大会終了後、私たちは40人ほど(主に東京や横浜の師範科に通われているかたです)で勝浦温泉から那智の滝、熊野速玉大社、徐福公園に行き、さらにパワーアップしてまいりました。ガイドさんにも恵まれお天気にも恵まれ何てツイていたのでしょう。

   これは那智の滝です

メールチェックをしていましたら嬉しいご連絡がありました。
来年の全国大会(平成27年6月27日~28日)は平泉ですが、早池峰神楽のご公演が決定しました。

楽しみになさっていてくださいね。

明日は時事コント劇団「ザ・ニュースペーパー」で、いっぱいいっぱい笑ってきます。その前にインド旅行の打ち合わせです。勿論「ザ・ニュースペーパー」に大陸旅遊の谷奥徹男さんもインド人のマルカスさんもご一緒します。

それではおやすみなさい。(荻山貴美子)



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『ヨーガの四季67号』『記念号Vol3』発売

2014年06月26日 10時42分50秒 | 思うがままに
おはようございます。
『ヨーガの四季67号』と『記念号Vol3』は6月28日に発売になります。

特別会員の皆さんにはひと足先にお手元にとどいていることと思います。

中村元博士のご長女三木純子先生の目を通して世界的な哲学者としての博士のお姿はどう映っていらしたのか?そして、家庭人としての博士のお姿は…?


惜しげもなく貴重な写真を提供してくださった純子先生のお気持ちに今もって感動しています。

それも、日本ヨーガ学会ひいては田原豊道先生のご人徳にほかなりません。

私は編集という大役の中でいつもたくさんの目に見えない尊いものを頂戴しています。

表紙のシヴァ神は全国大会開催地、高野山普賢院蔵。これも惜しげもなくご提供いただきました。

サンライズの木村健一郎さん、改めてありがとうございました。今度お食事でもご一緒したいですね。とか言っているうちに次の編集が始まってしまいそうです(笑)

編集している当事者には死角になってしまい見えなくなっている部分は否めません。それは9人の校正者のお力をお借りしています。

たくさんのお力に支えられ発刊できることに感謝申し上げます。(荻山貴美子)

         
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大阪から戻りました

2014年06月24日 19時37分52秒 | 思うがままに
大阪から戻りました。まだ山手線ですが...。

明日は大会と役員会に向けて最終チェック。
明後日は雲隠れさせてください。

平和な数日間でありますように。(荻山貴美子)
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玉三郎さん語録

2014年06月23日 23時36分24秒 | 思うがままに
大阪にいます。
少なくとも全国大会が終わるまでは楽しくない話や、ややこしいお話は避けたいものです。
なぜならば...
良いコンディションで臨みたいからです。

最近、昔々の映画をDVDで観ました。
「何がジェーンに起こったか」

ヒロインは2人の年老いた姉妹。
2人とも女優として最高に輝いていた頃があり、その過去の栄光にいつまでもしがみつき、美しく老いることができません。
往年の美人女優が身体を張った映画だそうです。
とにかくコワイ!のひと言。誰の心にも潜む醜い心の奥を覗くからでしょうか?

それはもう狂気の世界。己を知らないとはこういうことなんでしょうか?
何にでも、誰にでも旬はありますが、旬を過ぎてからどう生きて行くか...が課題ですね。

坂東玉三郎さんが、インタビューで語っておられました。
「いつまでも私たちが舞台にいられるわけじゃない。次の世代に期待したい。若い人たちのそばにいて、ひと言声をかけてあげる演出家的な役割が大切と強く感じている」と。

玉三郎さんのいつまでも美しいワケが分かりました。
人を育てながら自分も輝く...。

そして、次の言葉がまたまた素晴らしい。

「作家を尊敬しなければ芝居はできない。尊敬するからには書いた方の気持ちをできる限りそのまま演じたい」

玉三郎さんにとって泉鏡花という作家がまるでグル(師匠)のようです。

これはヨーガの師弟関係にも当てはまります。

グルを尊敬しなければヨーガは歩めません。尊敬するからにはグルの教えをできるだけそのまま伝えたい...。これなんですね。

一流の人は、さりげない言葉がキラッと光る。
玉三郎さん、益々好きになりました。(荻山貴美子)
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アーサナとは

2014年06月22日 09時17分02秒 | 思うがままに
昨夜、定例役員会の準備がまとまり、これから岐阜に行ってまいります。
大阪の師範科を終えたら一度戻り金曜日から再び大阪です。

いよいよ全国大会目前で、緊張感の高まる一週間となります。

でも、ヨーガ・スートラによると「安定した快適なものがアーサナ」で「そのようなアーサナに成功するためには緊張を緩め、アナンタ(偉大なる何ものか)と合一すること」とあります。

アーサナの語源はアス。アスとは存在だから、自分が自分らしく存在するには安定していて快適なこと。安定して快適...ということはギクシャクせず、自然に流れていくということ...。

つまり、美しく 流れるように 気持ちよく

実はこれがホームヨーガのモットーなんです。

そうあるために、どうしたらこの緊張感を緩めることができるのでしょうか?

行為の結果に執着しない...

バガヴァッド・ギーター的にはそうでしょうけど、私が自然発生的に身につけた方法は...

皆さんが「来てよかった!」と、晴れ晴れとした表情で語られているヴィジョンがイメージできること。だからたとえマイナスのことをいう人がいてもあまり気にならない。

と、実は自分自身に言い聞かせながら過ごす日々です。(笑)

今日も雨模様ですね。ステキな日曜日を...(荻山貴美子)



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水戸にて

2014年06月21日 17時15分48秒 | 思うがままに
朝早く自宅を出発し、水戸の師範科に出かけました。
もう少しで上野に戻ります。水戸も震災で駅前が大きく変わりました。今はそんなこと信じられないほど綺麗になっています。
茨城も大変広いのですね。水戸に出るより上野に出た方が実ははやい...というくらい遠方からも通ってくださっています。

筑波からみえているK.Wさんが素敵なお話をしてくださいました。
私には再現できませんので、よかったら、ぜひ皆さんにもご披露してくださいね。お待ちしています。
明日から岐阜、大阪です。(荻山貴美子)
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神様の使者?

2014年06月20日 18時36分07秒 | 思うがままに
水曜日から一ノ関、盛岡、青森にいました。
今、新幹線で東京に戻っています。

今回は来年の全国大会の視察も兼ねていました。

とてもとても不可思議な体験をしました。

震災後、できるだけ早めに東北で全国大会を企画したい…と考えていました。

先日、足利で震災の復興のために開催された早池峰神楽を、強行スケジュールの中で観に行った理由はそこにありました。

しかし、日本ヨーガ学会の全国大会となれば大人数を収容でき、皆さんが満足していただける場所の確保に苦労します。

やっと辿り着いたホテル2つ。まずは、下見に…と、授業の合間に訪ねて行きました。

どこのホテルとは言えませんが2つとも有名ホテル。共通点は年季が入っているということ。はやい話が、かなり古いということ。

接客は両極端。

満面の笑みで歓迎してくれるホテルは値段は会費で収まりそうだけれど、皆さんの喜ばれる顔がイメージできない。

もう1つのホテルは従業員の教育に問題あり。大浴場は遠い。それなのに高い。まあ、我慢できないほどではない。

さぁ!どちらを選ぶ?

四面楚歌?
八方塞がり?

妥協するにはあまりに折り合わない!

田原先生と私は肩をガックリ落とし、もはやこの地で全国大会は諦めざるを得ない…と。

だってどちらのホテルにしても心が沸き立たないのですから…。

ホテルは泊まってみないと本当に分かりません。誰が見ても外目にはキレイに見えるホテルも、化粧を落とした素顔は幻滅(笑)

ホテルから早朝、次の移動のため、駅までションボリしてタクシーに乗車。

滅多にタクシーでは会話しない私が何故かドライバーさんに困り果てていることを話しました。

すると…

それまで無口だったドライバ-さんがこうおっしゃったのです。

「実は私は昔、ホテルの番頭をしていました。事情があって随分前に辞め、今は運転手をしていますが、私が勤めていたホテルは良い環境にあり、お客さんへのおもてなしも心がこもっています。私はこちらをお勧めします」と。

しかし、次の目的地に行かなくてはなりません。

盛岡に向かう新幹線の中で心が弾みました。

すべては上手くいっている!と、根拠もないのにほくそ笑んでいたのです。

盛岡の直属クラスを終え、楽しくお食事会をして、田原先生と一ノ関にとんぼ返り。

フットワークは軽いです。(笑)

そしてタクシーのドライバ-Iさんが教えてくれたホテルに直行。

何と、美しい景観。心地よい自然音。

営業担当のかたの名刺を見て、ビックリ!

何とドライバ-さんが元同僚とおっしゃっていたTさんではありませんか!

話は弾み、トントン拍子に…。

斯くして来年の全国大会は平泉洛南の景勝地、厳美渓で大自然の恵みにひたれることになります。

平泉は世界文化遺産。

来年は少し贅沢に…。

せせらぎを間近に聞き、みちのくに花開いたお浄土を味わいましょう。

それにしてもあのタクシーのIさんは神様の使者?(荻山貴美子)
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「花子とアン」と私

2014年06月19日 19時08分31秒 | 思うがままに
雪山童子こと豊道です。

皆さん、ご存知のように「花子とアン」のモデルは村岡花子さんです。

私は村岡花子さんには何度もお目にかかりお話を伺っております。

私の立ち上げた公益財団法人日本青少年文化センターの役員をお引き受けいただいていたからです。それはそれは素敵な方でした。

今日のNHK文化センターや朝日カルチャーセンター、読売日本テレビ文化センターなどの先駆者である産経学園の創立者のひとりなんです。

思い返せば私は村岡花子さんとのご縁があったればこそ今日のカルチャー中心の活動が存在しているんですね。
しかも村岡花子さんと東洋のアンデルセンと言われた久留島武彦氏はこの頃からヨーガは哲学だ...と言及されていたのです。

と言うわけで、「花子とアン」はスケジュールの許す限り観ております。

さて、村岡花子さんは赤毛のアンの翻訳者として有名ですが、恥ずかしながらこの度初めて読みました。

巻頭言が凄いですね。

[天空の導きの星が汝の運命を定め、活気と火と露もて汝の魂を創り給いし]( ブラウニング)と。

そして最後に、同じくブラウニングの言葉で締めくくられているのですね。
[神は天にあり、世はすべてよし]と。

実は、ヨーガスートラの第三章の一節にこれがあるのです。

さあ、いよいよヨーガ・スートラ第3章がはじまります。
この半年で第2章も少しずつクラスで、とにかく一通りは唱えた...という案内者続出に感動の毎日です。
しかし、ヨーガ・スートラはどこから始めても、いつから始めても遅いということはありません。



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一ノ関へ

2014年06月18日 10時50分15秒 | 思うがままに
一昨日、ヨーガまんだら講座が終わりましたが、一息つく間もなく、昨日は高野山全国大会の部屋割りや宿坊との打ち合わせ。そして役員会の準備でアッという間に1日が終わってしまいました。

今は岩手県一ノ関に向かっています。

今日も1日皆さんにとって輝かしい日でありますように。(荻山貴美子)
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ご質問にお答えします。驥について…

2014年06月12日 11時43分12秒 | 思うがままに
雪山童子こと豊道です。
師範科でご覧いただいた大野隆司さんの版画「驥」についていくつもご質問がありましたので読み方だけお教えします。



その心は自ずからお分かりになると思います。

驥<き>は毛色の美しい駿馬。
櫪<れき>は馬屋の床に並べた敷板。つまり寝床のこと。

また「騏驥も一躍に十歩すること能わず。駑馬〈どば〉も十駕〈じゅうが〉するは、功、舎〈す〉てざるに在り」という言葉もあります。

騏驥も一飛びに十歩することはできない。だから賢者と言えども学門を成就するには、一歩一歩アビヤーサ(学習精進)しなければならないのだということの例えですね。

しかしながら、また「驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば、則ち亦これに及ぶ」とも言います。

いずれも荀子の言葉だと思いますが、調べて見てください。

ご質問ありがとうございました。
おかげで、私(駑馬)も驥馬に一歩近づくことができたかもしれません。
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