[智者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ、智者は動き、仁者は静かなり。
智者は、楽しみ、仁者は寿(いのち)ながし。]
論語の雍也篇にこうあります。
移ろいの中で楽しむのが智者。
移ろわないものを楽しむのが仁者。
動と静。
智者は日々を楽しみ、仁者は悠々自適で寿命もながい。
梅原猛氏の文章の中にこうありました。
聖徳太子は論語を暗記していたに違いない…とも。
この聖徳太子の17条憲法は論語と仏教の真髄を同時に身につけることであり、それはヨーガの教えと何の矛盾もありません。
「ホームヨーガ」に取り入れた田原豊道先生の洞察力には敬服するばかりです。
仁は平たく言えば、他人に対する思いやり、他人の立場で考える。
仁は最高の道徳なんですね。
そして、孔子が仁とともに尊んだ「礼」。
礼には2つあり。
一つは制度であり規則のことで、客観的に定まったもの。
もうひとつは、人間の礼にかなった行為のしかた。
孔子さまは主観的な人間の愛情を第一に重きをおき、礼をも重んじました。
親子の礼
師弟の礼
夫婦の礼
職場の礼
親しき中にも礼儀あり。
越権行為というのがあります。非礼の最たるもの。
踏み越えてはいけないところまで入り込むこと。やってはいけないところまでやってしまうこと。
職場においては、仕事を任されると、ついついその辺が麻痺します。
大事にいたらないうちに心しなくてはいけないのかもしれません。
ほう(報告)れん(連絡)そう(相談)が組織を強くする。
礼に反する行為行動がありはしないか?と、自分自身に問いかけている私です。
そうだ!今日はほうれん草のおひたしにしよう。(笑)
この写真は岐阜の由美子さんです。
昨日は見事な環水平アークが全国で見られたそうですね。(荻山貴美子)