インド出発前日から少し風邪気味で、前田専學先生の祝賀会から成田に移動する道すがらヒドイ雷雨に見舞われました。
全身ずぶ濡れのまま成田空港に...。
10数年ぶりに風邪を引いたようです。
インドで一日高熱が出ましたが、日本の疲れが全部出てデトックスできたようです。
これも神様のお計らい?
先日は山下美佐子さんお勧めの映画「マダム・イン・ニューヨーク」を観てきました。
現代インドの専業主婦の精神的自立を明るく演じる女優さんは、まるで日本人の武士の妻。気高く揺らぎがなく美しさが溢れ出ていました。
今やインドは高度成長期。貧富の差はあるとは言え、本当に豊かになりました。若い人たちはデニムのパンツにブランド品を身につけサリー離れをしています。しかし、この映画は美しいサリーにこだわっています。
さて、私たちのツアーは100%オリジナル。信じられないスケジュールで移動するからこそ他では味わえないインドに遭遇します。
インドには何回行ったかわからないくらいの回数を重ねてきましたが、今年のスーリヤ寺院とオリッサと、シャーンティ ニケタンに行けたことで、もはや行きたいところはすべて行き尽くしました。
来年は他国に行ってみたいと思っています。たとえばバリ島に言った時、インドにはなくなったものが、しっかりとバリにありました。インドに行くと日本がよく見える。ですから、他国に行くとインドが一段と見えてくる...。そんな気がします。
インドにいつか行きたい…と思っていながらついにいけなかった人もいたでしょう。いろいろな事情があったにも関わらず、最初で最後のインド...という決心のもとで参加された方もいらっしゃいました。
でも常連さんが多いのも私たちのツアーの特徴です。
インドはなくならないにしても、やはり自分が求めているインドには行きごろや旬の時期はありますね。これ実感です。全国大会もそうです。
いつ行くの!今でしょ!なんです。
インドで対極にある2人の女性に出会いました。
一人はマザーハウスでお話を伺った日本人シスター。静かに淡々と語られる一言一言は信念の人であると同時にマザーテレサへの尊崇を感じます。私たちはマザーテレサが天に召されるひと月前にお会いしたのですが、時を超えてマザーテレサのお姿がそのままそこに感じられました。
さて、オリッシー・ダンスでパフォーマーとして独自のスタイルを打ち出してインドでご活躍の日本人女性ともお会いしました。シスターとは正反対で活発で自分を前面にアピールできる方。異国の地で逞しく生きている女性でした。
随分前のことですが、ギリシアとイタリアに行った時、対極のガイドさんに出会ったことを思い出しました。
ギリシアの日本人ガイドさんは美しい日本語を持ってギリシアに永住。穏やかな慎ましやかな女性でした。私たちは日本語ってこんなに美しかったのか...とウットリ。
イタリアのガイドさんはちょっと怖いけど面白かった。初対面のマルカスさんを「マルコ!」と呼びつけたり、とにかく姿形も逞しい女性。
どんなタイプにせよ日本人女性の活躍はめざましいものがあります。
台風接近が気になるところですが、今は佐賀にいます。日曜日まで九州です。(荻山貴美子)