「フォンダンショコラ・伊賀の固焼き仕立て」
あれから2年。
(その恥さらし記事こちら→初めてのチョコ作り)
私はまだリベンジを果たせていない。
2年もあったのに。
しかし、お菓子を作るぞという意気込みがない。
いつかおいしくできればいいな、と思いながらも、努力がない。
成功すれば甘い香りと共に素敵な時間が待っている。
失敗すれば、時間も材料も無駄になり、焼け焦げて終わりだ。
もう私はすっかり臆病になっている。
傷つくことが怖いのだ。
私には無理なんだ。
この気持ち、恋に似ている。。。
そんなことを悟った年女のバレンタインデー。。。
まあ大体、リベンジって気持ちで作るものじゃないですよね、こういう時には。
主人のことを思いやると、あえて作らないことが愛ですよ。私の場合。
一緒に食べようね。おいしいチョコレート。
(自分の食べたいものを選んでいるわけではないですよ。)
が、そんなある日。
「お母さん、バレンタインデーにチョコレート作りたい。
お父さんとYさん(お客さん)にあげたいんだけど。」
と娘に言われてしまいました。
手作りチョコなんざ30年早いわっ!
ハハトシテノメンツヲタモテルノカ…(汗)
母は、決して裏切らない最強の友の名を呼びました。
「ホットケーキミックス~~~!」
これにバターとたまごと砂糖をまぜればクッキー生地になるらしいです。
チョコチップを混ぜればチョコチップクッキーのできあがりというわけだっ!
たとえば君がいるだけで心が強くなれること♪
どこかで聴いたような歌を歌いながら
私は娘のために材料とオーブンの準備をしてあげました。
娘は頑固に、全部自分でやる、と言いました。
ま、お手並み拝見よ。
お菓子作りは難しいんだからねー。
こねすぎてもホットケーキミックスは裏切らない。。。すてき。
そして、本当にほとんど自分で仕上げてしまいました。
キャラメルチョコチップ入り。これも娘のチョイス。
あと2年くらいで絶対に追い抜かれる…。
もうすこしがんばろう、自分。
ちなみに娘はYさんにはお手紙まで書き、大照れで渡していました。
娘は色々と頑張りすぎたのか、バレンタインデー当日は熱を出して寝込んでしまいましたが、
娘の手作りの贈り物に、主人は感激したようです。
ちなみに私は実家の父には、先日ついた餅を送っておきました。
これも手作りだから。
やはり私にお菓子作りは似合わない。
餅を丸めている姿の方がはるかに似合うと自覚する…。