島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

金浜断層を歩く6-ゴールとそのあと

2015-03-21 11:24:28 | ジオパーク
垂木台地におけるツバメの初飛来を確認した、春分の日です。
薄曇りですっきりとしない天気ですが、暖かい日です。
さて、金浜断層を歩くシリーズも最終回をむかえました。

国道251号線の金浜断層が見えるジオサイトに到着しました。
ようやくゴールです。
断層に沿って流れてきた金浜川も石橋の下を潜って、海へ注いでいます。

いやいや、お疲れ様でした。
予想よりもずっと長い行程でした。
ジオツアーの企画として下見のつもりで歩いてみましたが、長過ぎるし、途中休憩する場所やトイレがないのは致命的です。
バスに先回りしてもらう事も考えましたが、バスが待機できる場所もない。
仕方ない、この企画はお蔵入りにします。
それよりもこれから私の帰る方法ですが、ここからバスで小浜まで行き、乗り換えて雲仙に帰るつもりです。
・・・さっきバス走って行ったよな。
時刻表を確認すると・・・、次のバスは1時間待ちだ。
ええーい、ならば小浜まで歩くのみ!

金浜ゆーても同じ小浜町内やし、歩いて行けない距離じゃないでしょ。

すぐに小浜温泉が見える位置に出てきました。

雲仙警察署の前を通過して、

ほっとふっと105に到着しました。
何やらイベントを開催しているらしく、人でごった返しています。
リュックを担いで、町中を歩き回っている人もたくさんいます。
違う!私は参加者じゃないですよ!
おや、道向かいにバス停を見つけました。

丁度雲仙行きのバスが来る時間でした。
ものの数分で来たバスに乗って、雲仙まで帰りました。
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金浜断層を歩く5-小休止のあとは歩く!

2015-03-21 10:29:49 | ジオパーク
天気は回復傾向にあり、この時点では雨はもう降っていなかった。
道の脇に石の鳥居を見つけた。
この奥にはきっと神社があるに違いない。
流石に歩き疲れたので、お昼にはまだ早いが境内で休息を取らせてもらうために立ち寄る。

参道のそばに建つ家からめっちゃ犬が吠えかかってくる。
そんなものは気にせず、出発前に雲仙にある有名なパン屋で買ってきたパンとコーヒーで腹拵えする。
のどかな雰囲気が、日本の原風景という感じで非常に良い。
ひと時、自分が旅のお侍さんになったような気分に浸る。
う~ん、おにぎりとお茶を持ってくるべきだった。w

一息入れたので、少し元気が出てきた。
目標にしていた広域農道の橋もはっきり見えてきた。

やっと広域農道に到着。
物凄い勢いで車が走り抜けるため、注意して信号を渡る。
道を渡ったところで後ろを振り返る。

カーブを描いていたため、スタート地点はもう見えない。
ここまで歩いてきたら、もう後戻りの選択肢はありえない。
まっすぐ前を向いて進むだけだ。

ゴールに設定している海まで、まだまだ距離はあるが行けないほどじゃない。
さあ、歩け!歩け!歩け!

さすがにここまで下ってくると民家が多くなってくる。
海が見えたことで気持ちははやるが、なかなかゴールにたどり着けない。

目の前に国道251号線が見えてきた。
路線バスが口之津方面から小浜方面へ走って行く。
とここで、お昼を知らせる12時の鐘が鳴る。
朝8時頃に雲仙を出発したので、約4時間歩きっ放しだったわけだ。

4時間かけて下ってきた道を振り返る。
雨が降っていたとは思えないほど晴れてきている。
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