島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

この1年、度々長崎市内に出掛けていた理由

2018-11-16 12:35:57 | Weblog
もう1年前の事です。
2017年の今頃、1週間程度ブログの更新をお休みしました。
それは長崎の大学病院で眼の手術を受けたからです。
今まで詳しい事は書いていませんでしたが、区切りなので説明しておきましょう。
事の初めは2017年の6月くらいです。
左目の上の方に靄(もや)みたいな暗い流体が見えるようになりました。
「なんだろう、これ?」と思いながらも生活に支障がなかったので、そのうち消えるだろうと放置していました。
ところが、細かな作業で目を酷使するような仕事を行うと、その靄が広がって、まるで厚いカーテンが目の前にあるような感じで見えなくなる事に気付きました。
それだけでなく、山歩きに出掛けるとその靄がまたもや広がり、下山時には完全に右目しか見えなくなっている事がありました。
ただ、どちらも数日するとゆっくり潮が引くように直っていくのです。
問題がなければそのまま放置し続けたかも知れませんが、山歩きの際に片目が見えなくなるのは大問題です。
しかし、もう7月に入って夏休みも始まろうかという所まで時間が経過していたので、気をつけながら日常を過ごしていました。
9月になり、ようやく時間も取れるようになって眼科へ行きました。
原因は分からないが目の血管が炎症を起こしていると言われました。
結局、詳しく調べてもらう為に長崎大学病院に通うことになりました。
そこで説明されたのが、眼球の中に出血しているという事でした。
厚いカーテンのように見えていた流体は、血液だと分かりました。
なるほど、だから数日すると潮が引くように直ったんだ、あれは血液が沈殿していたのか。
問題は出血した原因です。
ちょっと話は変わりますが、「もやもや病」って知ってます?
数年前に歌手の徳永英明氏がかかってニュースにもなりました。
脳の血管に血栓ができて、本当ならその血管の先には血が流れなくなって細胞が死んでしまうのですが、人体って不思議なもので、新しく血管を作ってその先にも血液を流すのです。
血管だけを撮影できる方法で脳を撮影すると、靄がかかったようにもやもやと写るので「もやもや病」と名付けられました。
ところがその新しく出来た血管は細くてもろいので、いつ破れたり詰まったりしてもおかしくないため治療が必要なのです。
それと同じ事が私の目でも起こっていたのです。
そこで眼球内の血液と、かつ目の血管の血栓を取り除き元の血管に血が流れるように手術を受けた次第です。
昨日は術後1年の検診を受けてきました。
術後、一ヶ月、三ヶ月、半年と定期的に検診を受けていたので、私は度々長崎市内に出掛けていたのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする