すでに何度か書いているかも知れないが、平成新山の水蒸気について説明しておく。
平成新山からは今現在も水蒸気が上がっている。
水蒸気を見て「まだ噴火しているんですか?」とよく聞かれるが、噴火していたらこんな所(垂木台地)に私はいない。
溶岩ドームの中にはまだ熱がこもっている。
その熱が水蒸気となって逃げている途中なのだ。
水蒸気となるからには水が必要だ。
以前、平成新山の調査に同行した際に九州大学の先生に質問した。
「水蒸気の水はどこからきているんですか?」
溶岩ドームの上に水なんかあるわけない。
空気中の水分か雨水か、と予想していたら外れた。
溶岩(マグマ)の成分の中に水が含まれており、それらが分解(?)して出てきているそうだ。
だが、今日の(水蒸気)は明らかに雪が溶けて蒸発したものだな。
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