島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

シマカンギク

2007-11-16 11:25:09 | 植物
山麓の日当たりの良いところに生えるキク科の多年草「シマカンギク」です。
眉山ロードを水無川側から登ってくる道の斜面に写真のようにたくさん咲いています。
セイタカアワダチソウとは明らかに違いますが、去年はあまり興味を抱いていませんでした。
しかし、今年はこのブログもあり、話のネタになる植物は逃しません。
江戸時代に花を油にひたしたものを傷薬などに用いたことから「アブラギク」とも呼ばれています。
他にも「ハマカンギク」といった別名もあり、呼び名の多い植物です。
ただ、山地に多い「シマカンギク」が、なぜ「シマ」の名前を冠しているのかは謎のようです。
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ツワブキ

2007-11-15 10:53:10 | 植物
海岸や海辺の山などに生えるキク科の多年草「ツワブキ」です。
「艶(つや)のあるフキに似た葉っぱ」から「艶葉蕗(つやはふき)」となり、「ツワブキ」に変化したと言うのが通説です。
葉や花が美しいのでよく庭などに植えられ、葉っぱに黄色い班のあるものなど園芸品種も豊富です。
以前、雲仙にある白雲の池にたくさんのアサギマダラが集まり、この花の蜜を吸っているのを見て覚えました。
白雲の池ではたくさんの群落を作っていましたが、垂木台地ではこの1輪(株?)を見つけるのがやっとでした。
綿毛をかぶった若い葉柄をフキと同じようにキャラブキにして食べることができます。
・・・すみません、食べることばかりで・・・。
魚介類や山菜などを食してきた日本人のサガですかね。
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眉山

2007-11-14 14:36:42 | 眉山
センターの背後に見えるのが、眉山です。
ですが、眉山というひとつの山は存在しません。
「七面山(標高819m)」と「天狗山(標高695m)」の2つの山の総称を「眉山」と呼んでいます。
写真に写っているのは「七面山」の方です。
眉山登山会でいつも登っているのも「七面山」の方です。
眉山は約3000年~4000年前にできた溶岩ドームです。
島原市から見ると雲仙岳の主峰である普賢岳を奥山と呼び、その前にあるので「前山(まえやま)」と呼んでいたものが変化したと言われています。
島原の温暖な気候に適した豊かな森を形成しています。
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マユミ

2007-11-13 11:02:08 | 植物
なんだか女性の名前のようですね。
名前の由来は「昔、この木で弓を作ったことから」きています。(漢字で「真弓」と書きます。)
ニシキギ科の落葉低木に分類されますが、大きなものでは15メートルにも達するそうです。
園内のマユミは3メートルくらいですかね、それほど大きくなっていません。
他の樹木に紛れてピンク色のキレイな実をつけています。
実が熟すと4つに割れて、赤い皮に包まれた種子を見ることが出来ます。
先日、実を見つけてからしばらく時間が経ったので「もう熟しているかな?」と撮影しに行ったのですが、まだでした。
実が割れて、赤い種子が見られるようになったら、また掲載したいと思います。
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第二十回眉山登山会

2007-11-11 14:11:05 | 眉山
本日「第二十回眉山登山会」を実施しました。
今回の写真は山頂での記念写真ではありません。
下山した後、眉山の紅葉を見上げている風景です。
今年の紅葉はキレイです。
普賢岳や仁田峠はもちろんのこと眉山の西側斜面も非常に美しく色づいています。
赤や黄色、常緑の緑の三色のコントラストが見頃をむかえています。
麓付近のアオモジの黄葉はまだ始まったばかりなので、見頃はこれからです。
ここでひと雨降るとさらに美しく色づくのですが、さてどうでしょう?
コメント (3)
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植物標本展示会

2007-11-10 15:35:51 | イベント
本日11月10日より11月30日まで、当センター研修室にて「植物標本展示会~垂木台地に復元する植物たち~」を開催致します。
春、夏、秋に開催している「季節の植物観察と標本作り」に参加した皆さんが作成した植物標本を展示しています。
入場無料ですので、是非この機会に来館して、垂木台地にどのような植物が復元しているのかご覧ください。
また、「平成新山の初冠雪日を予想しよう!」を始めました。
今冬、平成新山に初めて雪が積もる日を予想して、メールを送信してください。
メールを使った、ネット上から参加できる新企画です。
詳しくは当センターのホームページをご覧ください。(http://www12.ocn.ne.jp/~hnc)
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眉山ロードにて

2007-11-08 15:59:28 | 雑談・その他
当センターの建つ垂木台地へ至る道「眉山ロード」から今朝撮影しました。
つい先日このような立て看板が設置されていることに気付きました。
タバコのポイ捨ては絶対にダメです!
垂木台地周辺は噴火災害後の植生復元の途上段階であるため、ススキなどの草が多いです。
これからの時期、空気が乾燥し、ススキも枯れ始めます。
枯れススキはよく燃えます。
・・・。
タバコのポイ捨ては絶対にダメです!
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大野木場砂防みらい館

2007-11-07 12:12:32 | 観光・施設
最近、平成新山か植物の写真ばかりだったので、趣向を変えてみました。
南島原市深江町にある「大野木場砂防みらい館」と背後にひかえる平成新山です。
朝から所用のため、立ち寄った際に撮影してきました。
大野木場砂防みらい館は、平成新山フィールドミュージアム構想の一拠点として建てられた国土交通省の施設です。
火山を監視し、噴火災害の脅威や砂防事業の必要性を火山・砂防の本物を見て体験し学習できるミュージアムです。
垂木台地とは水無川を挟んだ反対側にあるので、平成新山の見える角度が違います。
また目の前に巨岩が転がる水無川と砂防現場が見えるため、迫力も違います。
平成新山を取り巻く様々な施設から見る平成新山もそれぞれ違った意味や見え方をするので、比較しながらお山を見ると非常に楽しいです。
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秋の一休み

2007-11-05 14:35:05 | Weblog
朝から雨となりました。
雨が降りだす少し前にジョウビタキの鳴き声を聞きました。
ススキの白い穂に覆われた垂木台地が雨に濡れ、一気に枯れ草色に変化しました。
雨の重みでススキが下を向いてしまっています。
この雨も長くは続かないようです。
秋の一休みといったところでしょうか。
晴天の日が続いたので、丁度良い湿り気になり、紅葉もますます美しくなることでしょう。
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赤い実

2007-11-04 13:45:47 | 植物
先日「フユイチゴ」の実をご紹介しました。
実りの季節をむかえ、赤い実が園内のあちこちに見られるようになってきました。
今日の赤い実は、イバラの園の代表種「ノイバラ」です。
春先に(ブログを立ち上げてすぐに)白い花を紹介した「ノイバラ」が今、赤い実をつけています。
他にもシロダモやヤブニッケイの実があります。
順次紹介していこうと思っていますが、実は今心待ちにしている植物があります。
それはピンクの「マユミ」の実です。
非常にきれいなピンク色をしているので、是非カラー写真で皆さんに見ていただきたいのです。
もう少しで掲載できると思いますので、もう少々お待ちください。
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