島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

吾妻岳放浪記その2

2017-04-17 10:02:13 | 雑談・その他
吹越トンネルを抜けた。
10時くらいには田代原に着いているかと思っていたが、出発から2時間でまだここだ。
予想よりだいぶ遅れている。
このまま舗装された国道389号線に沿って田代原まで歩く。

見た事のある植物だ。
ええーと、名前はなんだったけなー?
一度このブログでも紹介したことのある植物なんだけどな〜。
鳥甲山に登った時だったんだけどなー、確かコブシとかなんとか、漢字に五倍って書いて読みが全然違ってたー・・・。
ここまでヒントが出ていても名前が思い出せない、最近の物覚えの悪さが歳を取った事を痛いほど感じさせる。
(後日「キブシ;木五倍子」と判明。)
そんなこんなで歩いていると、路上駐車の車があった。
『車寄せもない、こんな場所に路駐するなんて迷惑な奴だ!・・・あれ!?』

吹越トンネルの手前に停まってた車じゃん!
やっぱり運転手は近くにいたのか。
いつの間に私は追い抜かれていたのだろう?
そしてまた、近くに運転手の姿が見つからない。
一体ドライバーは山の中で何をしているのだろう、悪い事じゃなきゃ良いが・・・。(←この辺が職業病の悪い所)

運転手を探している時間も詮索する時間もないので、とっとと先へ進む。
国道389号線と島原市内への分かれ道を過ぎると、すぐに田代原の入口だ。

田代原の入口。
当初の予定よりもだいぶ遅れた時間になっている。
思ったよりも雲仙ー田代原間遠いな。
何度も歩いてるはずなのだが、未だに距離感や時間感覚が掴めない。

ようやく吾妻岳の登山口がある田代原トレイルセンターに着いた。
10時30分はとっくに過ぎて、そろそろ10時45分だ。
吾妻岳は1時間かかるから、11時45分くらいの着時間か。

吾妻岳の登山口。
ちょっと前に観察会で来たばかりなので、懐かしくも何ともない。w
言っておくが、今回の目的は吾妻岳から弘法原に抜ける道を探す事であって、この時点ではまだスタート地点にも立っていない。
とりあえず、ここから1時間登りが続く事になるが、そこは割愛させていただく。w

登山道途中にヤマルリソウが咲いていたり、カナヘビと遭遇したりしたが、すっ飛ばす。
予定通り1時間ほどで吾妻岳山頂分かれに着いたが、今回は山頂に用は無い。
横をスルーして吾妻観音に向う。

吾妻観音に到着した。
11時45分、お昼を摂って休憩しよう、さすがに疲れた。
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吾妻岳放浪記その1

2017-04-16 15:40:32 | 雑談・その他
一昨日、急に思い立ち吾妻岳へ行ってみる事にした。
隠しても仕方ないので、最初から今回の目的をはっきりしておくが、吾妻岳の山頂から少し下った吾妻観音の辺りから弘法原へ下る道がある筈なのだ。
その道を確認し、あわよくば観察会に使えないかと考えたのだ。
結論は後回しにするが、とにかく思ったよりも長い行程になってしまった。
朝一で出発したかったのだが、こちらにも都合というものがあり、8時頃雲仙を出発した(表紙写真;温泉神社前)。
帰りはバスで雲仙まで帰ってくるつもりなので、吾妻岳の出発地点でもある田代原までは歩きだ。
舗装道路を歩いてもよいのだが、そろそろ春の植物が出始めた時期だ。
自然観察も楽しみながら歩きたいので、自然歩道を行くことにする。

温泉街にある「河野稲荷神社」だ。
裏手にあるので、観光で訪れた人でもあまり知らないと思う。
写真では分かり難いが桜が綺麗だった。

自然歩道を歩いて池の原へ抜ける。
ツクシショウジョウバカマくらいはあったが、他の植物は見つけられなかった。

池の原園地を抜けて、田代原方面へ向う。
ミツバツツジやミヤマキリシマはまだ全然見られない(当たり前)。

ゼンマイだ。
池の原にはゼンマイがたくさん出ていた。

池の原園地の一番上にある妙見駐車場に着いた。
ココから先は舗装道路を歩くしか無い。

仁田峠循環道路の出口を過ぎると九千部岳が見える。
吾妻岳は丁度、九千部岳の向こう側だ。

吹越トンネルの手前、退避スペースに車が1台停まっている。
妙だ。
ドライバーの姿がどこにも見えない。
車をココに置いて、どこか山の中に入っているのだろうか?
証拠写真を撮っておく。

吹越トンネルの中も歩いて行く。
このトンネルは両側に歩くスペースが取ってあるので、非常に良心的だ。w
車は飛ばしてくるが、一段高くなっているので、よほどの大事故でも無い限り歩行者は巻き込まれないハズ。
吾妻岳の登山口にも着いていないが、写真枚数や文字数が多くなるので次回へ続く。
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イベント写真展終了〜写真無料配布

2017-04-16 10:01:33 | イベント
昨年度末から開催していた「イベント写真展〜2016年度の雲仙お山の情報館〜」ですが、昨日で終了しました。
今日からは展示していた写真の無料配布を行っています。
朝早くから数名の方が写真を取りに来て下さっています。
まだ写真は残っていますが、早い者勝ちになっていますので、雲仙の桜見物のついでにでも是非立ち寄って頂けたらと思います。
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行ったついでに

2017-04-15 12:37:56 | 野鳥
昨日、休みを利用して自然情報収集に出掛けたのですが、今朝サクラの情報ついでに撮影してきた野鳥の写真をアップしておきます。
久しぶりにオシドリの池(別所ダム)に行きましたが、まだカモもいるものですね。
表紙のキンクロハジロ以外にもコガモの姿が見えました。
他にオオバン。

カイツブリも見えました。
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雲仙の桜2017

2017-04-15 10:06:42 | 植物
島原城や橘公園では散り始めている桜ですが、雲仙では見頃を迎えています。
(昨日橘公園に立ち寄りましたが、出店は撤収し桜吹雪に巻かれていました。)
桜の開花がどこも例年より遅れていると言われていますが、昨年の記録を調べてみると雲仙では12日ごろに見頃を迎えているので、そんなに遅れているわけではありません。
ちなみに表紙の写真は別所入口です。

こちらは雲仙ゴルフ場から宝原園地へ向う道途中です。
個人的には昨年に比べると「あまりパッとしないな」と思っていた所ですが、ひとつの仮説を立ててみました。
昨年は気候も温暖で安定していたので、桜が一斉に見頃を迎えたのではないか。
一方今年は天気も安定せず、日の差し方に一本一本の個体差が出たのではないか、そのため一斉に咲きそろわず、バラバラな咲き具合になりパッとしないんじゃないかなあ〜。
と、勝手に想像しています。(証拠も確証もありません。)
満開を迎えている桜の一方、情報館前の桜はようやく咲き始めです。
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新入社員研修

2017-04-12 14:39:30 | 雲仙
この春から雲仙の旅館ホテルで働く、新入社員の研修を受け入れました。
と言っても、15分づつの2班の30分程度ですが。
1班約20人弱ってところだったので、40人満たない人数です。
雲仙地内や観光については、私たち以外の方が受け持つので、私は情報館の存在意義と雲仙の歴史、火山と温泉の関係について簡単に(15分しかなかったので)説明させて頂きました。
雲仙に来仙されたお客様と直に接客する皆さんが、雲仙に興味を持って、雲仙の良い所をアピールできるようになればと思います。
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菜種梅雨

2017-04-11 10:40:34 | 気象
今日は駐車場勤務のため画像はありません。
昨日、「梅雨かってくらい雨が降ります。」と書きましたが、春先の連続して降る雨を「菜種梅雨」って言うのですね。
知らなかった〜。
丁度、菜の花の咲いている時期だから「菜種梅雨」か。
同じく色々な花が咲く時期でもあるので「催花雨(さいかう)」とも呼ぶそうですね。
ひとつ賢くなりました。w
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梅雨?

2017-04-10 12:38:05 | 気象
ここ最近、梅雨か!?ってくらい雨が降ります。
今日も雨です。(表紙写真)
それも結構激しく降っています。
午前中開通していた仁田峠循環道路も、お昼から大雨のため通行止めになってしまいました。
こんな事なら、やはり昨日自然情報収集に出掛けるべきだった・・・。
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千客万来2017

2017-04-09 16:04:22 | Weblog
午前中のうちに大体の仕事を終えてしまい、午後からどうしようかと思っていると、そんな時に限ってお客様が訪れます。
いや〜ありがたい事です。^^
表紙の写真は、お昼前にイベント写真展を見に来た観察会常連参加者のみなさんですが、午後からも重ねてお客様が来られました。
丁度私がゴミ拾いを兼ねて地獄の自然情報を探しに行こうとした所に現れました。
お聞きしたい事もあったので、ゴミ拾いは中止、即座に踵を返しました。w
お話を聞いているうちにあっという間に時間が過ぎ、気付けばこんな時間。
今日も一日充実した日でした。
あっ、ちなみに今日から予約受付開始だった4月23日(日)開催予定の「野岳・あざみ谷植物観察会」は、定員いっぱいとなりました。
たくさんのお問い合わせ ありがとうございました。
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金山(結城)城址

2017-04-08 10:18:59 | 歴史・史跡
少し余裕が出来たので、更新しておく。
3月末に行ってきたキリシタン関係の実地研修のお話です。
と言っても、初めて訪れた場所はここのみですし、内容もうろ覚えです。
その時は「ほぉ〜」とか「へぇ〜」とか感心しているのですが、さっぱり覚えられないものですね。(笑)
ここは国見町の金山(結城)城址です。(表紙写真)

「築城の時期は戦国期のはじめ島原半島における北辺の守りとして、この地に金山城を築城したと伝えられている。永禄の頃、有馬氏から土豪古賀越後は金山城・東古閑城(有明上町)の二城を与えられたが、天正二年(1579年)には龍造寺氏の侵攻にあい、一族ことごとく戦死したという記録が古賀氏末裔系譜に記されている。」
※上の写真は敷地内にある石碑だが、それとは何ら関係ないらしい。たぶん土地造成時の記念碑かと・・・。
「慶長七年(1602年)に切支丹武士結城弥平次(ゆうき やへいじ)が肥後の愛藤寺城(あいとうじじょう;矢部町)から有馬晴信の招聘で知行三千石を与えられて入城しキリスト教の布教活動が続けられた。
 その後、慶長十四年(1609年)には、突如晴信の命を受け、マカオ船マードレ・デ・デウス号攻撃に参戦し勝利を得たが、晴信は慶長十七年(1612年)、岡本大八事件で処刑された。
 晴信の子直純の時代になってから切支丹信徒一掃が激しくなり、結城弥平次も慶長十八年(1613年)2月には金山教会の鐘を聞きながら数名の家来と共に城を後にして消息を絶った。その後、廃城となっている。」(国見町教育委員会)
キリシタンゆかりの地ということで、地内には十字架が建っています。
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