島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

早春の植物 矢岳登山会

2017-04-03 09:28:48 | イベント
「4月2日に再開」と言いながら4月3日になった事を平にご容赦くださ〜い。
昨日、雲仙は“山開き式”でてんやわんやでした。
自分以外の全員が屋外に出ていましたし、私は私で3日分の留守中に机の上に溜まった書類の後片付けで追われていました。(閉館間際には雪は降るし)
月末の報告書はあるし、年度末の報告書も・・・以下同文。
今日は今日で、駐車場勤務になっているので事務所勤務よりは少し時間に余裕があります。

さて、本題に入りましょう。
順番が前後しますが、手元に資料が無くても報告出来る「早春の植物 矢岳登山会」からアップしたいと思います。
去る3月26日(日)開催でした。
予約は10名でしたが、2名キャンセルになり、計8名での開催です。
最初、情報館の立体模型を使って、今日歩くコースの説明をしたかったのですが、皆さんやる気満々で開始前から玄関前に集合していらっしゃいました。
そこで事前にお配りしたガイドパンフを用いてコースの案内を行い、準備体操をして出発しました。
始めは地獄で咲いていた「ヒサカキ」と「シキミ」の解説です。
他に「アオモジ」なども解説しながら地獄の中をゆっくりと進みました。
矢岳園地での休憩を挟んで、矢岳登山を開始しました。
誤算だったのは下見では蕾だった「ツクシショウジョウバカマ」がまだ蕾だった事です。
内心「咲いてないのかよ〜」と悔やみました。
おまけに「ウンゼンカンアオイ」も花を見つけられない。
桜の開花も遅れているように他の植物も開花が遅れているようです。
山頂で昼食を摂った後は、宝原方面へ下山して行くのですが、こちらには最初から観察できる植物はありません。
宝原から小地獄へ下る舗装された道路で、色々な植物が観察できます。
「タチツボスミレ」、「オオイヌノフグリ」や「フキノトウ」。
「フキノトウ」はすでに花が開いており、山菜としてはもう使える状態ではありませんでした。
小地獄から雲仙温泉街へ帰ってくる九州自然歩道で、待望の「ツクシショウジョウバカマ」がたくさん咲いていました。
正直、ホッとしました。w
他にちょっと前に聞いた岡山先生の小地獄の古写真を使った解説を行いました。
予定では14時終了でしたが、少し早く13時30分に観察会を終えました。
ところが観察会終了後、参加者の方々と談笑をしていると暗雲が垂れ込め、夕方には雨が降り始めました。
こんな所で力の弱い晴れ男パワー発揮!?
何はともあれ、平成27年度最後の観察会は雨に濡れる事無く終わりました。
ところで表紙の写真なのですが、後輩に頼んで私のカメラで撮影してもらった山頂記念写真です。
一番右のお客様が切れています。
後輩曰く「(カメラに)慣れなかった」そうです。
使い道がないので、せめて私のブログで使いました。
コメント
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