
長池公園には長池と築池があるが、どちらも水辺に降りることはできない。
しかし二つの池を結ぶあたりに流れがあって湿地の植物などを観察できる。
チダケサシが群生している場所もあった。

チダケサシ(ユキノシタ科)
仲間のアカショウマに比べてチダケサシの方が湿った場所を好むようだ。
近所の市民の森でも流れの傍で見かける。

チダケサシの近くにはクサレダマも咲いていた。
腐れ玉ではなくて草連玉だそうだ。レダマは黄色い花が咲くマメ科の低木らしい。

クサレダマ(サクラソウ科 オカトラノオ属)
オカトラノオは日当たりの良いところで見るが、クサレダマは湿地に咲く。

トモエソウ(オトギリソウ科)
同じ黄色だが花がクサレダマより少し大きいトモエソウも咲いていた。
トモエソウは乾いた草地で咲くのが多いようだが、
尾瀬でも見られるので湿地でも日当たりが良ければ大丈夫なのだろう。

オトギリソウの仲間で一日花だ。しっかりした花なのにもったいない。