俣野別邸庭園には藤沢駅からバスで行けるが、
今回は藤沢本町から旧東海道を歩いて行った。
このあたりは昔、藤澤宿だったところで、ちょうど藤澤宿まつりの日だった。
ボランティアガイドの人が説明しながら案内して歩いていた。何組も出会った。
藤澤宿には古い建物がいくつか残っている。
この旧鎌田商店蔵は明治30年(1897)に建てられた和紙問屋の蔵だ。
こちらは石曽根商店という明治34年創業の履物店で、この店は大正14年(1925)に建てられた。
現在は閉店しているが藤澤宿まつりのために店を開け履物を並べてあった。
他にもいろいろ古い店や建物が残されている。
藤沢橋のあたりに来ると道標があった。
東海道から分岐して江の島弁財天へ行くための道しるべだ。
江の島弁財天道標は何ヶ所か残っているという。
江戸時代には大山詣りをした帰り道に江の島に回る人も多かったようだ。
阿不利神社は男神で江の島弁財天は女神ということも関係していたらしい。
藤澤宿の入り口だったところには「ふじさわ宿交流館」が昨年オープンした。
藤澤宿について展示があったり説明を聞けたりする。
この場所は宿場の入り口として街道が枡形(直角に2度曲がる)になっている。