長池公園の園路で白い蛾のようなものがよたよたと動いている。
いや、アリが蛾を引きずって歩いているのだ。
さすがに重いのか直線的には運べないようだ。
やはり園路でモンキアゲハが低いところを飛んでいる。
そのうち地面に下りた。ふいに飛んでまた近くに下りた。
口吻をしっかり伸ばして、吸水しているのだ。
翅裏の模様はなかなか見事なものだ。
休憩なのか葉っぱの上に止まった。この時は翅を広げている。
こういう開き方のときは後翅の紋の部分が前翅で隠れてしまうようだ。
しばらくすると近くに別のチョウがやって来て地面に止まった。
ルリタテハだ。これも吸水なのか。
冬や春の林の中で落ち葉の上などに下りて日向ぼっこのルリタテハはよく見るが、
地面の上で吸水する姿は夏ならではということだろうか。