家から大和市の泉の森方面へ行くときに鎌倉古道・上の道を通る。
道沿いにはケヤキの大木があったり旧家が並んだりしている。
その一つの大きな屋敷は瀬谷銀行跡だ。
瀬谷付近は明治時代の末頃から養蚕・製糸業が盛んになり、明治40年には瀬谷銀行が設立された。
その後約30年にわたり地域金融事業の中心となり地域の発展に寄与した。
瀬谷銀行跡から西へ、境川を渡ると長さ50mほどの銀行坂がある。
ここは大正時代に瀬谷銀行が中心となって整備した道の一部だという。
昔はちょっとした山だったのを切り開いたのだろう。
道の両側の斜面にはさまざまな野草を見ることが出来る。今の時期はイチリンソウだ。
ウラシマソウは背が低くてひっそり。見落としそうだった。
タチツボスミレもたくさん咲くが、これはアカネスミレかな。
すでに実になっているのもあった。