夏の大磯・照ヶ崎海岸。
何十年も前、大磯へは投げ釣りに通った。
もっとも釣果は芳しくなかったが、それなりに楽しんだものだ。
砂浜に続く岩礁が目立つ場所の近くではカメラマン達が何かを狙っている。
毎年この時期の恒例・アオバトを撮ろうとしているのだ。
群れがやって来た。伝えられる話に寄れば丹沢山系からやって来るという。
飛び回っているときは撮りにくい。
岩礁周りでスピードを落としたり、岩の上に降りたときがチャンスだ。
波を警戒しながら海水を飲むのだ。そのためにはるばる飛んできた。
短い間に岩の窪みに溜まった水を飲む。
見ていると飲まないうちに飛び立ってしまうこともある。
はるばる飛んできて目的は十分果たしているのだろうか。
ちょっと心配になるほど波にせかされる。
1時間近く楽しんで真鶴へ向かった。