
上瀬谷の林の傍を歩いていると木の上から大きな葉と白い花(後)が枝垂れていた。
カラスウリの仲間だろうか。

それなら花が咲いているのを見てやろうと7時頃に訪れたが咲いていない。
カラスウリだとやや明るい内から咲いているのを前に見たことがあるのだが・・・

翌日の朝、どうなっているのか見に行く。
かなり高いところから木を半分以上覆いながら枝垂れている。

夜に咲いて、朝まで咲き残っていたのはキカラスウリの雄花だ。
カラスウリの雄花はスッキリした星形だが、キカラスウリはモジャモジャだ。
カラスウリの仲間は雌雄異株で、このキカラスウリは雄株だった。
キカラスウリは朝まで花が残り午後も萎み切らないので冒頭の写真のようになった。

キカラスウリとカラスウリは花も違うが蕾の様子も違う
キカラスウリの蕾は5枚の萼片の先に花弁が尖った形で集まっている。

カラスウリの蕾は花弁が丸く(球状に)集まってスッキリしている。

キカラスウリを観察していると蛾の幼虫らしきものが目に入った。
ウリキンウワバの幼虫らしい。名前通りウリ科の植物が食草だ。

蕾の部分を美味しく頂きました、というところだろうか。